脂肪肝とは?病院での治療方法と費用 禁酒の期間はどれくらい?

脂肪肝とは?病院での治療方法と費用 禁酒の期間はどれくらい?

30代~40代になると、そろそろ健康診断の結果が気になってくる方は多いと思います。

特に、アルコールの大量摂取が日常になっている方やカロリーの高いものがお好きな方は、メタボリックシンドローム脂肪肝という言葉には敏感になってきているのではないでしょうか?

実際、私の鍼灸サロンのお客さまの中にも、「同僚の飲み仲間が健康診断で肝臓の数値に異常が見られて、お医者さんから脂肪肝と診断された。俺も同じような生活を送ってるから気が気じゃないんだよね。」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

今回は、そんな脂肪肝について、

  • そもそも脂肪肝とはどんな病気なのか?
  • 病院ではどんな治療をしてどれくらい費用が掛かるものなのか?
  • 脂肪肝と診断されたら、禁酒の期間はどれくらい必要なのか?

といった点についてまとめてみました。

やみくもに脂肪肝を怖がるのではなく、まずは正しい知識をインプットしておきましょう!

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脂肪肝とは?

脂肪肝とは、肝臓の細胞が通常蓄えている脂肪量3~5%程なのに対して、異常に多く肝臓に脂肪を蓄えてしまっている状態(医学的には30%以上の脂肪を蓄えた状態)のことを表す言葉です。

原因がアルコールであるかそうでないかで、

  • アルコール性脂肪肝
  • 非アルコール性脂肪肝

の2つに大別されます。

脂肪肝の原因は?

原因は、主に

  • アルコールの大量飲酒
  • 食べ過ぎ、余計な栄養の摂りすぎ
  • 運動不足
  • 肥満
  • 誤ったダイエットなどの生活習慣の乱れ

など。そういった原因によって、肝臓に蓄えられる脂肪が多くなると脂肪肝が発生します。

※脂肪肝の原因についてはこちらの記事に詳しくまとめています。お酒が原因ではない脂肪肝もあります(非アルコール性脂肪肝)ので、気になる方はチェックしておいてください。

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自覚症状がないのが脂肪肝の怖いところ

脂肪肝には自覚症状がありません。そのため、脂肪肝の段階で「私、脂肪肝になってる!?」と認識することは不可能です。

通常は、健康診断などで肝臓の数値(代表的な数値はAST、ALT、γーGTP)に関する血液検査や肝臓への超音波検査、CTスキャンなどの画像診断によって脂肪肝と診断されます。

肝臓に対する検査を行っていないと、健康診断で血液検査を行ったとしても発見されない場合もあるので注意です!心配な方は、健康診断時に肝臓に対する検査をオプションで申し込んでおきましょう。

脂肪肝を放置するとどんな病気のリスクがあるの?

基本的に、脂肪肝には突然死亡するようなリスクは無く、患っていたとしても通常の生活を送ることができ、完治することも可能なため、危険性の少ない良性の病気と考えられています。

ただし、肝臓に付着する脂肪が増えると、徐々に不具合が発生していく場合があります。

自覚症状がないため健康診断などの機会がないと気づけなかったり、危険な病気ではないからと再検査に行かなかったりすると、知らないうちに進行していることがあるので注意が必要です。

脂肪肝から発展する可能性のある具体的な病気

具体的に脂肪肝から発展する病気の可能性としては、以下のようなことが考えられます。

  • アルコール性脂肪肝(お酒の飲みすぎによる脂肪肝)から一部がアルコール性肝炎(ASH:アッシュ)になる
  • 非アルコール性脂肪肝(お酒以外が原因でなる脂肪肝)から1~2割が非アルコール性肝炎(NASH:ナッシュ)になる

脂肪肝から進行して肝炎になると少しずつ肝臓の細胞が破壊され、2~3割の人が5年~10年という時間をかけて肝硬変肝臓がんといった、完治が難しく死亡リスクの高い危険な病気のステージに進行してしまいます。

こういった可能性を考えると、脂肪肝の放置は命取りだと言えますね。

生活習慣病との合併症にも注意

肝炎や肝硬変・肝臓がんといった命に係わる病気のリスク以外にも、生活習慣病を併発している可能性も無視できません。

実際、非アルコール性脂肪肝の患者さんの90%以上には、生活習慣病である肥満、高血圧症、脂質異常症(高脂血症)、糖尿病のいずれかが合併しています。

つまり、非アルコール性脂肪肝を発症している人は、他の生活習慣病も同時に進行している可能性があるため、脂肪肝をきっかけに他の病気も検査して治療・対策を早急に開始しなければ重大な病気に発展してしまう危険性があるということです。

脂肪肝と診断された際は「緊急性はないから大丈夫でしょ!!」と早合点するのではなく、危険の前の小さなサインと認識して早めに専門医療機関で詳しい検査を行い、早めに治療をして完治させることが得策です。

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脂肪肝の病院での治療方法と費用について

病院での治療方法について

脂肪肝には自覚症状がないくらいなので、基本的に日常生活に支障はありません。ですので原則として入院や処方薬は不要で、生活習慣の改善が脂肪肝を完治させるための治療になります。

ただし、治療のための入院の必要はありませんが、脂肪肝を改善させていく過程で医療機関の検査をしっかりと受け、治療の進捗状況を確認しながら進める必要があります。

また、脂肪肝だけであれば入院は不要で処方薬もありませんが、非アルコール性脂肪肝のように糖尿病や高血圧症などの生活習慣病を合併している場合は、別途これらの病気の進行具合により入院や通院が必要となります。

薬に関しては、脂肪肝の処方薬はありませんが、肝臓へのサプリメントはいくつかあります。

タウリンやオルニチンといった成分が肝臓の働きをサポートしてくれますが、脂肪肝の発生原因や合併症の有無によっては使用を勧められない場合もありますので、注意が必要です。

具体的な脂肪肝の改善方法

具体的な改善方法は、脂肪肝の種類により異なります。主な改善方法は以下の通りです。

  • アルコール性脂肪肝は、禁酒
  • 非アルコール性脂肪肝は、生活習慣の改善

肝臓に貯められる脂肪は中性脂肪であるため、中性脂肪を体内から少なくしていくことも治療に対して効果的と考えられますね。そのためには、適度な運動過栄養・過食にならない食生活が有効になります。(合併症がない場合)

このあたりの具体的な方法に関しては、こちらの記事で詳しくまとめています。

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脂肪肝の治療と検査の流れの例

脂肪肝の治療と検査の流れは、以下の通りです。

治療⇒検査(肝臓の状態の変化を確認)⇒治療⇒検査(肝臓の改善を確認)⇒完了

脂肪肝の検査は、超音波エコー検査・肝臓の数値を調べる血液検査・問診結果で最終的な診断がなされます。

より精密な診断のために肝生検という肝臓の細胞を実際に取り出して行う精密な検査方法がありますが、時間も費用もかかるために全ての人で実施されることはありません。

脂肪肝の治療を行うにあたって、脂肪肝が診断されてから各脂肪肝の原因にあわせた治療方法を実施し、一定期間をおいて健診を行うために入院費はかかりませんが、検査費用がかかることになります。

肝臓の検査費用について

検査費用の目安はこちらになります。

腹部超音波エコー診断
  • 保険3割負担適応:1600円程度
  • 保険外:5000円前後
血液検査
  • 保険3割負担適応:2000円程度
  • 保険外:まちまちです
肝生検
  • 保険3割負担適応:4万円前後(最低1泊2日入院が必要)

検査を行う医科は 消化器科、消化器内科、一般内科など。または肝臓専門の医療機関を受診するようにしてください。

脂肪肝になったらどれくらいの禁酒期間が必要?

アルコール性脂肪肝の治療方法は、原則として自主的な健康管理・生活改善であり、絶対的な方法が禁酒です。

とはいえ、社会人として夜のお付き合いの多いみなさんにとっては、脂肪肝になった場合の禁酒期間も気になりますよね?

禁酒期間は脂肪肝の進行状況により異なりますが、概ね短い場合で1~2週間、長くて1~2か月程度で完治すると言われています。

医療機関の検査でアルコール性脂肪肝と診断された場合の流れ

まず1週間から2週間の禁酒を行ってから再び健診をして、肝臓の状況を検査・確認します。

軽度な脂肪肝であれば、2週間程度の禁酒で血液検査などの数値は格段に回復、または正常に戻ります。

正常に戻った後は、元の生活に戻さず週に2回程度休肝日を作り、1日のアルコールの摂取量も日本酒換算で1合程度に抑えるように心がけ、肝臓を労わる生活を送りましょう。

※日本酒換算の1合程度は一般的な目安であり、お酒の弱い人の場合は更に量を減らしましょう。

※うまく禁酒が出来ない、または、禁酒により禁断症状で手が震えるなどの症状が発生する人は、アルコール依存症の可能性がありますので、専門の医療機関に相談しましょう。

まとめ

脂肪肝は、病院で治療しなくても完治できる、症状の殆ど無い良性の病気です。

しかし、放置してしまうと知らない内に重症の病気に発展したり、別の病気が合併してしまう危険な病気でもあるので、脂肪肝を診断されたら早めの対策で脂肪肝を完治させるようにするのが得策です。

生活習慣の乱れや、アルコールの日常的な大量摂取の傾向がある人で健診を受けていないから分からない人、特別不調の無い人も一度健診を受けて脂肪肝のリスクを確認しておくことをおすすめします。

禁酒したくない!という人も、早めの治療で禁酒期間を短くすることが出来ますので、不安に思ったら早めに健診へ行ってくださいね。

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