食後の眠気がひどいのは血糖値が原因?対策は?病気の可能性は?

食事の後、なぜかいつもひどい眠気に襲われる…そんな症状に悩まされてはいませんか?

食後の眠気は血糖値が原因になっていることもあり、単に「お腹がいっぱいになったから眠いんだ」では収まらない場合もあります。

今回は、食後に眠くなってしまう原因や対策、そこに潜む病気のリスクといった内容を取り上げてい期待と思います。

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食後の眠気がひどいのは血糖値が原因?

食後の眠気の原因1:脳の血流の低下

よく言われている「お腹がいっぱいになると眠くなる」というのは、食べ物を消化するため血液が胃腸に集まることで脳の血流が減り、脳がぼんやりする=眠くなってしまう、というものです。

こちらは、生物として正常な働きですので、心配する必要はありません。多くの人が経験したことがある眠気だと思います。

ただし、夜の睡眠の質が低かったり、睡眠時間が少ない場合は、その影響が出やすい時間帯でもあります。

もしも睡眠の質が低い場合は、まずそちらの改善を優先させましょう。

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食後の眠気の原因2:低血糖

一方、食後に眠くなる理由はもう一つあります。それが、低血糖による眠気です。

低血糖というと、「糖尿病患者の起こす症状じゃないの?」と思う人もいるでしょう。ですがこの食後の低血糖は、糖尿病ではない普通の人であっても、食事の取り方次第で発生してしまうものなのです。

食後に低血糖になってしまう理由

なぜ、食事の後に低血糖を起こしてしまうのでしょうか?

私たちが食べているものは、体に入ると「ブドウ糖」に変化して、心身のエネルギー源となります。日本人の多くが主食としている米やパン・麺類などの炭水化物には、このブドウ糖の元になる「糖質」が沢山含まれています。

炭水化物を食べ過ぎると、体内にこのブドウ糖が大量に生み出され、急激な血糖値の上昇を招き、体はそれを抑えようと血糖値を下げる「インスリン」を大量に分泌します。

こうなると、一気に下げられた血糖値は「低血糖」に近い状態にまで落ち込み、眠気が発生するという仕組みなのです。

つまり、食後に異様に眠くなるという場合、炭水化物の食べ過ぎで血糖値を乱高下させている可能性があるということを念頭に置いておいたほうがいいと言えます。

食後の眠気を抑えるための対策

昼寝が出来る環境なら昼寝をする!

食後の眠気が辛い時は、可能であれば仮眠として昼寝をしてしまうのが一番の方法です。

昼寝をすることで仕事の効率が上がるということは科学的にも証明されていますので、職場の理解がある場合は積極的に昼寝の時間を取るようにしましょう。

食後の昼寝はどれくらいの時間が効果的?

一般的に、30分を越える睡眠時間を取ってしまうとレム睡眠が起きてしまい、睡眠の効果が薄くなると言われています。ですので、食後の眠気の対策として睡眠をする場合は、15~30分程度の仮眠にとどめておくのが一番効果的です。

そのために活用したいアイテムが、カフェインです。

お茶やコーヒーに含まれている覚醒成分のカフェインが効いてくるのがだいたい20~30分くらいですので、食後にカフェインの含まれている飲料を一杯飲んでから仮眠するとちょうど起きる時間帯に脳が覚醒してきて、スッキリ起きれますよ^^

昼寝以外の眠気対策は?

食後の眠気には短い時間の仮眠がいい!とおすすめしましたが、「寝れる環境なら苦労しないよ…」という人もいますよね^^;

「寝る」以外の対策には、以下のようなものがあります。

5分くらい目を休ませる
寝るなんて出来ないんだけど!という人でも、お昼休みに少し目を休めることぐらいはできますよね?

5分程度でいいので、目を閉じたり、アイマスクをしたりして休ませてあげることで、 睡眠に近い効果を得ることができます。

炭水化物や糖質を減らす
ラーメン+ライスなどのように、炭水化物を大量に摂取する昼食を取っている場合は、炭水化物を少し減らし気味にすることで、急激な血糖値の上昇を避けることができます。

食後のデザートが欠かせない!という人も、眠気がきついようなら少し控えめにしておいたほうがいいでしょう。

昼ごはんを少なめにする
上の対策にも通じますが、昼ごはんを少なめにすると眠気は多少緩和されます。

そもそもバイオリズムで昼間は眠くなるものです。お昼をプチ断食気味にすることで、バイオリズム+血糖値というダブルの眠気に襲われることを回避できます。

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こんな症状もある場合は病気かも!?食後の眠気で疑うべき病気の可能性

食後の眠気のうち、血糖値が乱高下することで起こる場合は放置しておくと病気を見逃す可能性があります。

特に、普段の健康診断で血糖値の値が高めに出ている人は要注意です。

特に過食は膵臓を疲れさせてしまい、血液がドロドロになっていきます。食後の眠気を放置していると、糖尿病だけでなく動脈硬化・心筋梗塞のような病気のリスクも出てきてしまうのです。

食後の眠気を放っておくと高まる糖尿病リスク

糖質や炭水化物が好きで、血糖値の乱高下を繰り返す食生活を長く続けていると、糖尿病のリスクは高まります

健康診断で高血糖という結果が出ていない方も、以下のチェックリストに当てはまる項目が多い場合は隠れ高血糖の可能性があるので注意です。

以下の項目は、厚生労働省が発表している糖尿病になりやすい人のチェックリストです。あなたはいくつ当てはまりますか?

  • 食べ過ぎ
  • 夕食時間が遅く、たくさん食べる
  • 脂っこいものが好き
  • 甘いものが好き
  • 太っている
  • お酒をたくさん飲む
  • おやつをかならず食べる
  • ドリンク剤に頼ることが多い
  • 野菜や海草類はあまり食べない
  • 朝食を抜く事が多い
  • 食事時間が不規則
  • 運動不足
  • ゆっくり休めない
  • ストレスがたまっている
  • 40歳以上

食後の眠気とともに上記の様な症状がある方は、高血糖糖尿病のリスクは高いです。一つの目安にしてくださいね。

動脈硬化がある場合も食後の眠気を感じやすい

また、動脈硬化がある場合も食後の眠気を感じやすくなります。特に、首の頸動脈の動脈硬化と食後の眠気には深い因果関係があると言われています。

食後は食べたものの消化のため、胃腸に血液が集まりやすいので、元々脳の血流は低くなりがちです。ここまでは誰にでも起こり得る反応。通常の場合、一定基準よりも脳の血流が少なくなると、それを首の動脈が感知して、脳にも血液を回すような命令を送る仕組みがあります。

ところが、頸動脈に動脈硬化があると、この感知する機能も低下してしまうため、一定基準を超えても脳への血流は低いまま推移してしまいます。

その結果、まるで一瞬気絶したように寝てしまっているのが、動脈硬化による食後の眠気の典型的な症状です。こんな眠気を感じる方は要注意ですよ!

そして、実は先ほどの血糖値と動脈硬化にも深い因果関係があります。というのも、血糖値が通常に比べて高い状態が続くと、血液がドロドロになって動脈硬化を誘発しやすくなるためです。

動脈硬化がすすんでくると血管がつまり、心筋梗塞になってしまう恐れもあります。

基本は食生活を改善して血糖値の乱高下を防ぐこと

いずれにしても、

  • 食後の異常な眠気を感じる
  • 食後に眠気を感じやすく糖尿病チェックリストの項目にいくつか該当している
  • すでに高血糖という診断結果が出ている

場合には、たかが眠気と侮らずにしっかりと対策をしていきましょう。

単に眠気を解消するだけであれば、先に挙げたように昼寝をしたり目を休めるという対策も効果的ですが、根本原因として高血糖が疑われる場合は、炭水化物や糖質の量を減らしたり、食事の量そのものを減らすなどして血糖値にも気を配った食生活を心がけるようにして下さい。

どうしても食事の量や内容を変えられないという方は、血糖値を下げる効果のあるサプリをうまく利用しましょう。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

一息入れてこれから頑張ろう!という午後一番につらい眠気。あまりにもひどい場合は、その眠気から潜在的な病気のリスクも見えてきます。

ドキッとした方は、普段の食生活から見直してみてくださいね。

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