前回は、ぎりぎりアラサー世代の女子会で繰り広げられた本音の脱毛談義をまとめさせていただきました。
関連記事⇒脱毛サロンは効果なし?本音の口コミにみる乗換・解約・予約あるある!今回はちょっと趣を変えて、時代ごとにどんな脱毛方法がメジャーだったのかという点について整理してみました。
時代時代でメジャーな脱毛方法は変わってきましたが、私たちの世代は(親や姉などから聞いた生の声を含め)何とかギリギリすべての手法に触れることができた世代ですので、当時の視点からまとめていきたいと思います。
ニードル脱毛全盛期(~2000年代前半)
80年代前半生まれの私が10代の頃はニードル脱毛全盛期で、脱毛と言えばとにかく痛くて高額!というイメージでした。
毛根を破壊するので永久脱毛が可能ですが、効果がある反面、
- 高い
- 痛い
- 未熟なエステティシャンによる事故が多い
といった問題点がありました。
大手エステサロンが堂々とニードル脱毛を提供していた時代で、今思えば医師法的に大丈夫なのか!?!?とツッコミどころも満載な感じでした。
現在も一部のエステで行われている方法ですが、毛穴とはいえ針を身体に刺すという行為、毛根を破壊する行為、火傷を起こしかねないリスクを伴う行為になるため、エステでの実施についてはたびたび議論になっています。
当時は、高い、エステのお姉さんの勧誘怖い、といったイメージが強かったですし、親世代には脱毛なんてプロのお商売の人がするものと言われていたため、あんまり脱毛を積極的にやろうという気はありませんでした。
ちなみにその頃は、T字カミソリで剃るか、家庭用脱毛器(ナショナルのソイエがメジャーでした。使ったことはありませんが、超絶痛いらしいです。。)を使ってる人が多かった印象です。
脱毛専用サロンが登場(2000年代後半~)
大学を卒業する頃、銀座カラーやJエステティックといった、脱毛専用サロンというものが登場してきました。コースで契約するのが一般的で、全身脱毛だと60万円くらいかかったと思います。
この頃には医療レーザー脱毛も登場していましたが、こちらは全身脱毛だと100万円以上!!美容にこだわる人は挑戦していましたが、まだまだセルフケア以外は一般的ではなかったです。
その後、ミュゼプラチナムが登場。
- 勧誘は絶対しません
- ワキ脱毛のみなら納得がいくまで何回でも初回の1000円のみで受けられます
- コース料金の価格設定も安めです
ということで初脱毛に挑戦する人が続出した時期でした。
結婚式のために脱毛する友人が出始める
この年齢の頃(23歳くらい)からチラホラ結婚する友人が出てきて、結婚式までの1年間で脱毛するぞ!とか言い出しはじめました。そして、結婚の予定の全く無い子も、脱毛が気になり出すという流れに。
この頃のサロン脱毛は今と違い出力が高かったようで、かなり痛かったし料金も高額だったけど、きちんと結果が出てツルツルになっていました。
脱毛専用サロンが爆発的に増加(2010年頃~)
ミュゼのような格安キャンペーンを打つ脱毛専用サロンが増えて敷居が低くなったためか、私の周りでも脱毛サロン利用率がかなり高まりました。
特に30歳を過ぎた頃から、脱毛専門サロンが爆発的に増えてきた感覚があります。
脱毛サロンの機械が低出力で低刺激な光脱毛・フラッシュ脱毛に
この頃から、脱毛機(?)の出力が弱いサロンが増えてきました。光脱毛やフラッシュ脱毛と呼ばれる手法です。
あくまで生えてくる力を弱めるだけなので、永久脱毛となるわけではありません。
この頃、友人たちも口をそろえて言っていたのは、痛くないのはいいけど、全く効果がないという不満。
医療レーザー脱毛で収益をあげたい美容クリニックの類から圧力がかかった模様で、無許可の医療行為だと言われないために、微弱な出力の光しか当てなくなったと聞きました。
同時に医療脱毛に脚光が浴び始める
そして医療レーザー脱毛をやってるクリニックは、
「こちらは医師の診断のもとに、正当に医療行為を行えるクリニックです。サロン脱毛と違い、きちんと結果が出るように皮膚の下の毛球を破壊することが認められている施設です。
サロンでの脱毛は、この行為ができません。ですから、サロン脱毛をやっても毛は全く無くなりません。少しムダ毛が薄くなったような気がする程度でよければサロンでいいけどね。」
と、堂々とアピールするようになります。
そのため、永久脱毛が可能に。
光脱毛よりも効果が高い分、痛みも感じやすいので、場合によっては麻酔クリームなどが併用されます。
医療脱毛の需要の拡大と値段の低額化
以上のような流れの結果、医療脱毛に対する関心が徐々に高まってきました。
下のグラフは「青:医療脱毛」「黄:エステ脱毛」「赤:脱毛サロン」という言葉がどれくらい検索されているか、その変動の割合を表すグラフですが、他のことばに比べて医療脱毛という言葉の検索需要が伸びているのが分かりますよね。
需要が高まれば市場も大きくなるので、参入するクリニックも増えます。
そして、参入するクリニックが増えると、今度はクリニック同士でお客さんの争奪戦になるため、価格が下がります。
医療脱毛の値段が脱毛サロンと変わらない時代に
登場時は全身脱毛をするためには100万円以上の費用がかかった医療脱毛も、現在では全身脱毛30万円、安いところでは20万円ほどで行うクリニックも出てきました。
20万と言ったら脱毛サロンで行う全身脱毛の値段とほとんど同じ金額です。
回数も5~6回程度で済み(脱毛サロンは20~30回)、予約も取りやすく永久脱毛の効果があるわけですから、これで値段が一緒だったらやはり医療脱毛を選んじゃいますよね^^;
※医療脱毛は医療ローンが組める分、お金がない大学生や社会人になりたての方などにはとっては、脱毛サロンより敷居が低いかもしれません。
まだこのことに気づいていない人も多くいると思いますが、今後は脱毛=医療脱毛といった流れは加速していくと思われます。
唯一のデメリットは痛み?
効果が高く、金額も安くなった医療脱毛ですが、唯一気になる部分は「痛み」ですよね。
一般的に、痛みの感じ方には個人差がありますが、毛が濃く太い人ほど痛みを感じやすいと言われています。一方で、脱毛サロンで行われるエステ脱毛(光脱毛)で効果を感じにくいのも毛が濃く太い人です。
最終的にはどちらを優先するかという話になりますが、そもそも効果が感じられなければ脱毛の意味がないので、麻酔クリームを併用しつつ医療レーザー脱毛を行うのが現実的な洗濯になってくるかと思います。
ちなみに、医療レーザー脱毛は行うたびに毛が薄くなっていくので、回数を経るにしたがって痛みはどんどん少なくなっていくはずです。
まとめ
ここまで、ニードル脱毛の頃からの歴史を振り返ってきました。
現在は
- 脱毛サロンのエステ脱毛⇒光脱毛
- クリニックの医療脱毛⇒医療レーザー脱毛
といった2択の時代ですが(一部の脱毛サロンではニードル脱毛も行われていますが、正直痛みとリスクを考えたらおすすめはしかねます)、時代の流れとしてはこのまま医療脱毛の需要が拡大していくと思われます。
医療脱毛の市場規模が拡大すればするほど価格もさらに利用しやすい方向に動くと思いますので、数年前に興味を持ったけど費用面で躊躇してしまっていた方にとっては大きなチャンスですね。