自分の不眠のタイプに合った睡眠サプリを選べてる?
睡眠サプリは睡眠薬とは違って副作用や中毒性がないため、利用者の数も商品の種類も増加中です。
選択肢の数が増えるのはありがたいのですが、私たち消費者はそれらの睡眠サプリをどんな基準で比較して、結果的にどれを選べばいいのか?ということが分からなくなりがちです。
ひと言で睡眠サプリと言っても、含まれている成分にはそれぞれの商品ごとに特徴があるため、自分の不眠のパターンと含まれている栄養成分の相性を考慮して商品を比較しないと、せっかく睡眠サプリを飲んだのに効果がイマイチ…といった事態に陥りかねません。
多くの睡眠サプリ比較サイトでは色々な商品がランキング形式で紹介されていますが、私にはどうも各商品の比較軸というか、何を基準にランキング付けをしているのかという根拠がイマイチ分かりづらく感じていました。
そこで今回は、私なりに比較軸を
- 有効成分はどんな不眠タイプに効果的なのか?
- その有効成分の含有量
という2点に絞って、数ある睡眠サプリを比較してみました。今回はその結果に基づいて、不眠のパターンごとに睡眠サプリを整理しておすすめしています。
届出が受理された成分は、それぞれ
- テアニン
- GABA
- テアニン
となっています。
これによって、
- ピースナイトはテアニンとGABAに特化した機能性表示食品
- グッドナイト27000は機能性表示を取得した総合型の睡眠サプリ
といった位置づけになりました。
それぞれのHPでも「機能性表示食品」という表示はしっかりとされていますので、確認してみてください。
※この記事中のピースナイトとグッドナイト27000に関する項目へは、以下のリンクから直接ジャンプ可能です。
※ピースナイト・グッドナイト27000を含むおすすめ不眠サプリの結果からご覧になりたい方はこちらから
まずは、どんな成分にどんな効果があり、どんな不眠の症状に有効なのかという点から整理していきましょう。
かなり長い内容になりますが、ぜひあなたの不眠の症状に必要な成分と、その成分を多く含む睡眠サプリを見つけるきっかけにしていただければ幸いです。
1.不眠のタイプで分類!必要な栄養素は?
1-1.ストレスやプレッシャーを強く感じている
1-2.生活が不規則で夜になっても眠くならなかったり朝起きられなかったりする
1-3.とにかく寝つきをよくしたい
1-4.イライラや考え事をして眠れない
1-5.寝付けるが途中で起きてしまう
不眠のタイプで分類!必要な栄養素は?
まずは、不眠のタイプごとに最優先で必要とされる栄養素を整理していきたいと思います。
先に自分に一番必要な栄養素が何かということを理解することで、どの商品を選べばいいのかが判断しやすくなるからです。
今回は、不眠のタイプを以下の5つのタイプに分類してみました。
- 日々、ストレスやプレッシャーを強く感じている
- 夜になっても眠くならなかったり、朝起きられなかったりする
- とにかく寝つきをよくしたい
- イライラしたり考え事をしてしまって眠れない
- 寝付けるが途中で起きてしまうのでぐっすり眠れない
ご自身がどのタイプに当てはまるかを確認しながら、必要な栄養素・栄養成分が何かということをまずは理解していきましょう。
複数のパターンにまたがる場合はそれだけ必要な栄養素が多いということですが、まずは一番気になる項目からチェックしてみてください。
1.ストレスやプレッシャーを強く感じている
必要な栄養素はトリプトファン
トリプトファンは必須アミノ酸の一種で、神経伝達物質であるセロトニンの材料となる成分です。
セロトニンは精神の安定に深くかかわる神経伝達物質のため、脳内のセロトニンが不足してしまうと精神的に不安定になり、衝動的な行動(いわゆるキレやすい状態)を起こしやすくなります。こうなると、安眠どころではありませんよね。
では、なぜセロトニンが不足してしまうかというと、その大きな原因はストレスであると言われています。
私達の脳は、ストレスを感じるとそれに打ち勝つために、身体を興奮状態・戦闘状態へと変化させる働きがあります。この時に多く分泌されるのがドーパミン・ノルアドレナリンといった神経伝達物質で、逆に分泌が抑制されるのがセロトニンなんです。
ですので、普段の生活でストレスやプレッシャーを受け続けていると、常にドーパミン・ノルアドレナリンの分泌が促進され、セロトニンの分泌が抑制される状態が続いてしまい、脳内は常にセロトニン不足という事態になってしまうんです。
セロトニンを外部から摂取することはできない
脳内のセロトニンが不足してしまうんだったら、セロトニンをサプリメントで補えばいいんじゃないの?と思いますよね。でも、実はセロトニンのサプリメントというものは存在しません。
なぜならば、外部からセロトニンを摂取しても、そのセロトニンは脳の中に入ることができないからです。これは血液脳関門という脳の機能の影響で、仮に血液中にセロトニンが含まれていても、脳に入るための入り口ではじかれてしまうんです。
ではどうすればいいのか。
ここで登場するのが、セロトニンの材料であるトリプトファンなんです。
セロトニンは外部から脳内に入ることはできませんが、トリプトファンは血液脳関門を潜り抜けて脳内まで到達することが可能です。
ですので、栄養成分としてトリプトファンを摂取して脳内でセロトニンの合成を促すというのが、ストレスによるセロトニン不足に対する対抗策ということになります。
2.生活が不規則で夜になっても眠くならなかったり朝起きられなかったりする
必要な栄養素はトリプトファン
先ほども触れたように、ストレス状態が長く続くと脳内のセロトニン不足が続いてしまいます。そしてこの状態が続くと、夜になっても眠くならなくなったり、逆に朝起きられなくなったりという変化が起こりやすくなります。
これは、いわゆる睡眠のリズムが崩れてしまっている状態ですね。
この状態に陥っている時、私たちの身体ではメラトニンというホルモンが不足しています。メラトニンは、脳の松果体という部分から分泌されるホルモンで、夜になると多く分泌されて朝になると分泌が抑えられるという、言わば体内時計のような働きをするホルモンです。
そのような働きを持つメラトニンの分泌リズムがくるってしまったり、分泌量が減ってしまうと、夜になっても眠くならなかったり、朝になっても目覚めが悪かったり起きられないという状態になってしまうというわけです。
そして、このメラトニンの材料となるのが神経伝達物質のセロトニンなんです。
つまり、メラトニンを体内で合成させるためには、
トリプトファン⇒セロトニン⇒メラトニンという体内変換をスムーズに行う必要があるということです。
そのためには、一連の流れの一番上流にあるトリプトファンをしっかりと摂取することが大切になってきます。
メラトニンそのものを摂取することはできないのか?
ちなみに、メラトニンそのものを摂取しても、メラトニン不足を補うことは可能です。松果体から分泌されたメラトニンは全身に作用しますし、血液脳関門も通過します。
実際、アメリカではメラトニンサプリメントは普通にスーパーで購入できますし、ある意味一番手っ取り早い方法と言ってもいいのかもしれません。
ただし、日本においてはメラトニンのサプリメントの製造・販売が薬事法で禁止されています。ヨーロッパにおいても医薬品の扱いなので、アメリカだけが特殊な状況と言った方がいいかもしれませんね。
確かに、ホルモンであるメラトニンを日常的に摂取してしまうと、身体自らメラトニンを作り出す機能は低下してしまいますし、場合によっては中毒となってしまうリスクもあります。
アメリカからメラトニンサプリを個人輸入するという方法もありますが、安全性を考えるとトリプトファンをしっかり摂取する方法を推奨します。
3.とにかく寝つきをよくしたい
必要な栄養素はクワンソウ
とにかく寝つきをよくしたい。そんな時はクワンソウという植物に注目してみましょう。
クワンソウとは沖縄に生息し、古くから「眠れない時にクワンソウを食べるとよく眠れる」と、沖縄県民の間で食されてきている植物です。
近年の研究によって、クワンソウに含まれるオキシピナタニンという物質に睡眠導入効果があることが分かってきており、寝つきをよくしたい時に利用すべきハーブとして注目を集めている成分です。
同志社女子大学の研究発表を引用させていただきますが、以下の様な作用が期待できることが大学機関の研究で確認されているようですね。
抽出したオキシピナタニンの機能解析を行ったところ、マウスやラットにおいてグリシンの100倍以上の睡眠誘発効果を示し、また睡眠導入薬として服用されるベンゾジアゼピン系薬物のように睡眠中に異常な脳波を示すことが無いことが明らかになりました。
このため、オキシピナタニンは極めて自然な睡眠を誘発する物質であることが明らかとなりました。
このように、クワンソウはメラトニンや、後ほど紹介するグリシンとはまた違った作用の仕方で身体を「眠くさせる」働きが期待できる成分と言えます。
4.イライラや考え事をして眠れない
必要な栄養素はGABAやテアニン
ストレスを継続的に受けているならば、セロトニンの材料となるトリプトファンが有効ということはすでに触れましたが、GABAやテアニンといった成分もイライラを抑えてリラックスを促進するという点において効果が期待できます。
起床時の疲労感を軽減する。
ただし、テアニンは血液脳関門を通過することが確認されていますが、GABAに関しては血液脳関門の通過は確認されていません。
つまり、テアニンは脳に直接作用しますが、GABAは脳内に入れないので直接は作用しないということです。
それでも、GABAをサプリメントで摂取することでリラックス効果を得られるという実験結果が出ていることから、GABAを吸収した腸管からその情報が脳に伝えられ、結果的にリラックス効果を生み出しているのだろうという仮説が一般的になっています。
GABAもテアニンも、イライラ状態が続いてしまう際のリラックスにぜひ利用したい成分たちです。
いただいたのはテアニン単体のサプリメントだったのですが、私の場合は睡眠導入作用というよりもストレス時に心を落ち着かせるリラックス作用を得るために利用しています。
私は元々テアニン単体のサプリを日中に利用することが多かったのですが、GABAとテアニンの相乗効果は予想以上でした。
何というか、ストレスからくるイライラや緊張に対して、速効性を感じます。ゆったりと落ち着いた気分になるまでの時間が早いので、なかなか緊張が取れないという方にはすごく合っていると思います。
5.寝付けるが途中で起きてしまう
必要な栄養素はグリシン
グリシンというと、味の素から発売されているグリナが有名ですね。グリシンは元々は調味料として使用されていたアミノ酸ですが、不眠に効果があることを味の素が発見し、商品化されたという経緯があります。
他の目的での研究中に、たまたまグリシンを摂取した社員の方の睡眠の質が改善したことが商品化のきっかけということですが、そこからも味の素という会社がアミノ酸研究におけるリーディングカンパニーだということがうかがい知れますね。
さて、そんなグリシンが不眠に対して効果を発揮する理由は、深部体温の低下作用にあります。
深部体温と眠りの深さの関係
私たちの睡眠は大きく分けてレム睡眠とノンレム睡眠の2つに分けられるのですが、このうちノンレム睡眠がいわゆる「深い睡眠」「脳の睡眠」という風に言われています。
そして、ノンレム睡眠の中でもより深い眠りの状態は徐波睡眠と呼ばれています。つまり、徐波睡眠の状態をしっかりと作り出すことが出来れば、眠りは深くなり、途中で起きてしまうということも無くなるわけです。
実は、この眠りの深さと関係があるのが、身体の深部体温なんです。
私たちの身体は、日中起きている時の深部体温は高めですが、夜寝ている時は深部体温が低くなる性質があります。これらの体温調節は自律神経がコントロールしてくれているのですが、様々な要因で自律神経が乱れ、深部体温の調節機能が狂ってしまうと、夜寝ている間も深部体温が下がりきらない状態となってしまいます。
深部体温が下がりきらないと眠りの深さも浅くなってしまうため、ちょっとした刺激で目が覚めてしまうんですね。
ですので、眠りを深くして中途覚醒を防ぎたい場合は、グリシンを飲んで深部体温を低下させるという方法が有効になってくるんです。
※ちょっと長くなったので、ここまでの内容を簡単にまとめておきますね。
不眠の症状が複数重なっている方は、上記の成分が複数含まれている睡眠サプリを選ばれると効果を感じやすいです。
その際は、ご自身が感じている症状の強弱で必要な成分の優先順位を付けてあげると、迷わずに済むと思います。
形状がドリンクタイプか粒タイプかも大きなポイント
さて、ここまで不眠のタイプ別に有効な栄養素・栄養成分をご紹介してきました。あとは、それぞれ必要な成分を多く含んだ睡眠サプリを選べばいいのですが、サプリメントを選ぶ際にもう一つとても重要なポイントがあります。
それは、サプリメントの形状です。サプリメントは、大きく分けて
- ドリンクタイプ
- ソフトカプセルタイプ
- ハードカプセル
- 粒タイプ(タブレット)
という4つの形状に分類することが可能ですが、どんな形状をしているかによって体への吸収率が変わってきます。
そして上の画像が示すように、ドリンクタイプが圧倒的に身体への吸収性に優れています。
ですので、持ち運びが必要な旅行などのシチュエーションを除けば、サプリメントは出来るだけドリンクタイプを優先した方が良いというのが私の考えです。特に、睡眠サプリの場合は夜寝る前に飲むので持ち歩く必要がないわけですから。
ここまでの点を考慮して、症状別にどんな睡眠サプリがおすすめなのか、具体的な商品を見ていきたいと思います!
症状別おすすめ睡眠サプリ
まずは、今回比較した睡眠サプリの成分量の一覧を確認してみてください。
※クリック・タップで拡大します。黄色や薄黄色で色を付けている部分が、他の商品に比べて多く含まれている成分になります。
ここからは、それぞれの睡眠サプリの特徴を、商品ごとにまとめていきたいと思います。
総合1位は配合バランス&吸収性でマインドガードDX
ですので、身体への吸収性という点からも非常に魅力的な商品であることは間違いないのですが、その点を考慮に入れるまでもなく、成分のバランスと量に関してもかなり優れています。
公式HPに記載されている不眠に有効な成分の種類と量は以下の通りです。
- トリプトファン 96㎎
- クワンソウエキス 1000㎎
- GABA 25㎎
- グリシン 600㎎
- ノニエキス 2500㎎
- 赤ワイン抽出エキス 20㎎
- 香酢 300㎎
- イヌリン 2500㎎
トリプトファン・グリシン・GABA・クワンソウといった、今回取り上げた栄養成分がまんべんなく、しかもかなりの量含まれています。
それに加えて、ノニエキスや赤ワイン抽出エキスのレスベラトロール・香酢・イヌリンといった睡眠の質をサポートしてくれる成分も多く含まているので、色々な不眠の症状に1本で対応可能な睡眠サプリです。
これだけの種類・量の不眠解消成分が含まれて、しかも形状が液体のドリンクタイプですので、薬に頼らずに不眠を解消したい時には一番最初に試すべきサプリメントだと言ってよいと思います。
天然の植物成分を発酵させて作られているので、原材料にこだわりたい方にとっても安心ですしね。
実際、私がストレスを感じて不眠気味になってしまう際にいつも利用しているのは、このマインドガードDXです。
関連記事⇒マインドガードDXを飲んだ生の口コミ!含有成分が不眠に与える効果
成分的には申し分ないマインドガードDXですが、ネックは価格が少し高めという点でしょうか。
- 定価:8,625円(税込)
- 初回:6,810円(税込・22%引き)
という価格設定なので、決して安いとは言えないかなと思います。
ただ、最低○回購入してくださいというような定期縛りはありません。ですので、取りあえず1か月分を試してみたいという方には嬉しいシステムになっているかなという印象はあります。
続けたい場合は定期購入の設定もありますので、まずは最初の1本を初回価格で試してみて、効果を実感出来たら割引価格の定期購入で継続してみるという方法もありだと思います。
定期購入の場合は3回までの継続購入が必要となりますが、その後は好きな時に休止したり再開したりできるので、私の場合は「最近、ストレスがかかっていて少し不眠気味だな」と感じる時だけ定期購入を再開して1本だけ購入するという方法で、必要な時だけお得に購入しています。
トリプトファンを多く摂りたい方にはグッドナイト27000
ですが、
- 出張や泊まりが多く、持ち運びのできる粒タイプが欲しい
- 液体は苦手なので粒タイプが良い
- マインドガードDXが成分的に優れているのは分かるが、少しでもリーズナブルに睡眠サプリを試したい
といった場合は、グッドナイト27000の方がおすすめです。
グッドナイトはテアニンで機能性表示を取得した機能性表示食品ですが、実はテアニン以外にも睡眠に関する成分が種類も量も豊富に含まれているんです。
実際にグッドナイト27000のHPで公開されている各種成分の1日当たりの配合量は以下の通りです。
- トリプトファン 102㎎
- GABA 102㎎
- テアニン 210㎎(機能性表示)
- グリシン 246㎎
- ラクティウム 90㎎
- ラフマ 60㎎
- カモミール 90㎎
こうして見ると、もかなりの種類と量の有効成分が含まれていることが分かると思います。
機能性表示を取得したのはテアニンですが、トリプトファンに関しても102㎎とマインドガードDXの96㎎よりも少しだけ多く配合されていて、これは今回比較している睡眠サプリの中では一番多い量になっています。
※グッドナイト27000を実際に飲んでみた感想は、こちらの記事にまとめています。
関連記事⇒【機能性表示食品】グッドナイト27000の効果を口コミします!
そして、金額面においては初回価格も継続する場合もマインドガードDXよりもリーズナブルに購入が可能です。
- 定価:6,000円(税抜)
- 定期初回1袋あたり:990円(税抜)
- 定期1袋:4,800円(税抜・20%引き)
- 定期縛り:3回
ただし、グッドナイト27000の場合は、初回だけ割引で購入することはできません。割引で購入するには、最低3回は継続して定期購入する必要があります。
その分初回の割引率が半端なくて、なんと1袋あたり990円です。3か月くらいは継続して様子をみたいという方にとっては、最初の3か月分がかなり安く購入できることになりますね。
最初の3か月は、
(990円+4,800円+4,800円)÷3=3,530円
と、1か月あたり平均3,530円で試すことができます。これだけの成分が含まれていて、しかも機能性表示食品でもありますので、かなりお得な値段設定と言えるのではないでしょうか。
クワンソウを多く摂りたい方にはマインドガードDX粒タイプ
液体タイプの弱点は、持ち運びが難しいという点と、味を感じやすいので人によっては味が苦手という2点だと個人的には思います。マインドガードDXも例外ではなくて、特に味の部分はノニジュースがベースとなっていることもあって、やや癖があるというのが正直なところです(とは言っても私はそこまで気になりませんでしたが)。
もしかしたら、そういった声にこたえる形で作られたのがマインドガードDX粒タイプなのかもしれません。
実際の成分ですが、実は粒タイプの成分量は公式サイトでは公開されていません。成分の種類は公開されているものの、量に関しては唯一クワンソウのエキスだけ液体タイプの2.5倍濃縮されている旨の説明があり、量も記載されています。
- クワンソウエキス 13000㎎
ドリンクタイプのクワンソウエキスの量は1000㎎でしたので、身体への吸収率を考慮に入れてもかなり増量されていることが分かりますよね。
他の成分の1日当たりの量に関してはHPからは分かりませんが、少なくともクワンソウエキスの量に関しては、他の睡眠サプリと比較して群を抜いています。
クワンソウに期待できる効果は睡眠誘導なので、粒タイプの睡眠サプリで寝つきをよくしたいという方はマインドガードDX粒タイプを選択すると良いと思います。
ただし、金額はかなり高めです^^;
- 定価:18,150円(税込・2本)
- 初回:7,340円(税込・60%引き)
定価はあまりにも高額なのですが、その分初回の割引率がものすごく、しかも1回買い切りの値段なので、気になる方は試してみても良いと思います。割引後の初回価格同士は、液体タイプの通常版とそれほど変わらないので、両方試してみて自分に合う方を継続するというのもありですね。
GABAとテアニンの2つで機能性表示を取得したピースナイト
- GABA 100㎎(機能性表示)
- テアニン 200㎎(機能性表示)
- パッションフラワー抽出物 20㎎
- 定価 5,640円(税込)
- 定期初回 2,730円(税込)
- 定期2回目以降 4,914円(税込)
- 定期縛り 5回
ピースナイトはGABAとテアニンに特化したサプリメントで、この2つの成分で同時に機能性表示を取得している唯一の商品です。
内容量にも変化があり、機能性表示食品になったのを機にテアニンの量が1日当たり50mgから200mgに増加しました。
以前は、GABAとテアニンの量を単純に比較するとグッドナイト27000の方が多かったのですが、現在はほぼ誤差の範囲と言ってよいくらいの差しかありません。
価格面を比較しても、定期コースの2回目以降はピースナイトの方が270円ほど安くなっています。(グッドナイト27000は税込だと5,184円のため)
定期の縛り回数が5回という点はややハードルが高めの設定ですが、実は睡眠サプリで1か月あたりの金額が税込みで5,000円を切るというのは、かなり格安の部類に入ります。
以前は単純な配合量の違いから、GABAやテアニンを多く摂りたい方にはグッドナイト27000を推奨していましたが、
- 販売元がキッコーマンという大手
- 機能性表示食品としてリニューアル
- テアニンの成分量も増加
- 継続する場合の料金が安く済む
といった点を考慮すると、「必要成分はGABAとテアニンだけでいいので、少しでもリーズナブルに大手メーカーのものが欲しい!」という場合はピースナイトがイチオシかなと思います。
届け出表示である、
本品にはテアニンとGABAが含まれます。テアニンは睡眠の質を高め、翌朝起床時の疲労感を軽減する機能があり、GABAは事務的作業に伴う一時的な精神的ストレスによる気力の低下を緩和する機能があることが報告されています。
といった効果を実感したい方は、ピースナイトを選んでおくと安心です。
ちなみに、GABAもテアニンも直接眠気を誘発する成分ではないので、ストレスがかかってイライラしてしまった昼間に飲んでも効果的。
変に眠くならず、しかも短時間でイライラを解消することができます。
GABA・テアニンと同時に他の成分も摂りたい方にはグッドナイト27000
- トリプトファン 102㎎
- GABA 102㎎
- テアニン 210㎎(機能性表示)
- グリシン 246㎎
- ラクティウム 90㎎
- ラフマ 60㎎
- カモミール 90㎎
独自成分であるラクティウムというミルク由来の成分もリラックスを促す働きのある成分なので、グッドナイト27000はストレスフルで常にイライラしてしまうという場合にもうってつけと言える商品ですね。
リラックス成分の種類と含有量においては、液体・ハードカプセルという形状の差を差し引いても、同じく総合型のマインドガードDXより充実していると言っても良いのではないでしょうか。
そして、ここにきてテアニンの機能性表示も取得。GABAに関しても、1日当たりの配合量はピースナイトを上回る量が配合されています。
関連記事⇒【機能性表示食品】グッドナイト27000の効果を口コミします!
他の機能性表示食品の場合、その成分のみで構成された特化型である場合が多いのですが、グッドナイト27000の場合は様々なタイプの不眠に対応できる総合型の睡眠サプリです。
機能性表示食品かつ総合型の睡眠サプリというのはグッドナイト27000だけですし、金額も比較的リーズナブルですので、コスパはかなり優れていると思います。
グリシンを多く摂りたい方にはグリナ
- グリシン 3000㎎
- 定価:7,128円(税込)
- 定期:6,415円(税込)
- 初回お試し:500円(税込)
開発・発売が大手の味の素であり、またグリシンの機能性表示食品であることから、価格もやや高めの設定になっています。楽天などでも購入できますが、公式サイトなら6日分を500円で試すことが可能です。
とにかくグリシンを摂りたいという方や、やはり大手から発売されている商品の方が安心だという方は、グリナを選ぶと良いと思います。
公式⇒グリナ公式HPを確認する
ここまでのおさらいです
マインドガードDXとグッドナイト27000は広範囲の有効成分をカバー
ここまで、不眠の症状とその時に摂りたい成分別におすすめの睡眠サプリを挙げてきましたが、多くの方は不眠の症状が複合的に表れるので、必要な栄養素を一つだけに絞ることは難しいと思います。
その場合、迷ったらマインドガードDXかグッドナイト27000を選んでおけば成分的に間違いはないです。
どちらも広範囲で不眠解消に必要な成分をバランスよくカバーしていますし、量に関しても他の睡眠サプリと比較して多く配合されています。(グリシンだけはグリナが圧倒的ですが)
この2つの違いを挙げるとすると、
- 多少高額でも液体タイプにこだわりたいという方はマインドガードDX
- 比較的リーズナブルな粒タイプにこだわりたいという方はグッドナイト27000
という感じで分けてもOKかなと思います。あるいは、
- 色々な不眠の症状が出ているが、特に寝つきが悪く眠りも浅いという方はマインドガードDX
- 色々な不眠の症状が出ているが、特にイライラ感が強く出ているという方はグッドナイト27000
といった感じでしょうか。
私は液体タイプにこだわりがあったのでマインドガードDXを利用していますが、どちらも成分の種類と量に裏打ちされた、魅力的な睡眠サプリメントです。
特化型の機能性表示ならピースナイトかグリナ
マインドガードDXもグッドナイト27000も含まれる成分の量や種類は豊富ですが、機能性表示食品ではありません。
特定の成分に特化した機能性表示食品を選びたいという方は、ピースナイトかグリナを選ぶようにしましょう。
- イライラして眠れない、朝起きた時に寝た感じがしないという方はピースナイト
- 寝付けるものの、途中でよく目が覚めてしまうという方はグリナ
こういった感じで使い分けると、症状と成分との相性は良いはずです。
ネットで人気の他の睡眠サプリの詳細について
ここまでは、多くの睡眠サプリを成分の効果と量をもとに比較し、おすすめの商品のみを掲載してきましたが、今回比較した他の睡眠サプリの詳細情報も掲載しておきたいと思います。
他の睡眠サプリの成分量を確認していただくことで、今回おすすめした商品の有効成分量がいかに多いかということも確認できると思います。
ネムリス
- トリプトファン 70㎎
- クワンソウ 30㎎
- GABA 70㎎
- テアニン 36㎎
- グリシン 495㎎
- ラフマ葉エキス 30㎎
- メリッサエキス 10㎎
- 月見草 25㎎
- ビタミンB群
- ビタミンC
- 30日分定価:7,000円(税込)/初回5,670円(税込)
- 10日分定価:2,480円(税込)/初回1,890円(税込)
ネムリスにはトリプトファン・クワンソウ・GABA・テアニン・グリシンといった、今回取り上げた快眠に必要な栄養素がすべて含まれています。
その意味では非常にバランスの良い睡眠サプリと言えますが、マインドガードDXやグッドナイト27000と比較するとどの栄養素も量が少ないのが難点です。
ただ、特に回数縛りは設定されていませんし、10日分の初回価格はかなり購入しやすい価格設定になっているので、何となく睡眠の質が悪いのでサプリを始めてみたいなという方は、一度10日分の初回コースを試してみるのはありだと思います。
ネ・ムーンプラス
- トリプトファン 10㎎
- クワンソウ 400㎎
- GABA 10㎎
- グリシン 400㎎
- 赤ワインエキス 40㎎
- ビタミンC
- ビタミンE
- 定価 5,500円(税込)
- 定期初回 2,750円(税込)
- 定期2回目以降 4,950円(税込)
- 定期縛り 3回
ネ・ムーンプラスは、配合されている成分の種類がマインドガードDXととても良く似ています。が、やはり全体的な量はマインドガードDXの方が多く、しかも形状もマインドガードDXが液体なのに対してネ・ムーンプラスは粒のため、身体への吸収率もマインドガードDXの方が高いです。
その分、値段的にはネ・ムーンプラスの方がリーズナブルに購入できるので、「マインドガードDXを試したいけど金額面のハードルが高い」という方は、ネ・ムーンプラスを検討してみてはいかがでしょうか。
潤睡ハーブ
- クワンソウ 不明
- GABA 不明
- クロレラ 不明
- ラフマエキス 不明
- 金時しょうが 不明
- ヒハツ 不明
- 定価 5,980円(税込)
- 定期初回 1,980円(税込)
- 定期2回目以降 3,990円(税込)
- 定期縛り:なし
- 返金保証:あり
潤睡ハーブにはクワンソウやGABAといった成分が含まれていることがHPに明記されていますが、残念ながらどれくらいの量が含まれているのかという点に関しては記載がありません。
クワンソウとGABAがメインなので眠気の誘導と精神のリラックスといった効果が期待できますが、配合量が不明なため、他の睡眠サプリと比較することはできませんでした。
ただ、定期縛りなしの初回分が30日分1,980円と、かなり手軽に試すことは可能です(ネムリスの10日分とほぼ同価格)。
それでいて返金保証までついているので、値段と販売形式に関しては消費者にかなり優しい設定になっていますね。
このあたりが、成分の含有量が明記されていないにもかかわらずネット上で人気を集めている理由かもしれません。
2回目以降の定期購入価格も、今回取り上げている睡眠サプリで一番安い設定です。
スヤナイトα
- トリプトファン 不明
- GABA 不明
- バレリアンエキス 不明
- カモミールエキス 不明
- 定価:5,980円(税込)
- 定期:5,083円(税込)
- 定期縛り:2回
スヤナイトαも成分配合量の記載がHPにありませんでした。
トリプトファンとGABAが含まれているので、セロトニンやメラトニンの合成を促進したり、精神をリラックスさせる効果は期待できるものの、こちらも他の睡眠サプリとの比較をすることができませんでした。
最後におさらいです
※クリック・タップで拡大します。
目的別のおすすめはこの4つ!
これが、9種類の睡眠サプリを不眠の症状改善に必要な栄養成分の量と種類という観点から比較した私の結論です。
上で挙げた4つの睡眠サプリは、単なるイメージではない、明確な根拠を持って選択できる魅力的な睡眠サプリメントです。
私も以前は不眠症に悩まされているけど睡眠薬には頼りたくない、副作用や中毒性が怖いという悩みに苦しんでいましたので、同じ悩みを持つ方の睡眠サプリ選びのお役に立てたら幸いです。
終わりに
睡眠薬に頼らずに睡眠の質を高めたい、不眠の悩みを解消したいという場合、睡眠サプリを利用するのはとても賢い方法だと思います。
なぜなら、サプリメントであれば
- 睡眠薬の様な副作用なく
- 神経伝達に必要な成分など、快眠のための栄養素を補うことが出来る
からです。
睡眠薬を飲めば確かに眠れるようになりますが、朝起きられなかったり中毒性があったりといった副作用リスクを完全に切り離すことは出来ません。私も一時期、睡眠薬や睡眠導入剤を処方してもらって利用したことがありましたが、朝になっても眠気が残ってしまってとても苦労しました。
それに対して、睡眠サプリはあくまで不眠時に不足しがちな栄養素を補うことを目的としているので、睡眠薬の様な副作用なく快眠をサポートしてくれるという特徴があります。
今回ご紹介したように、ほとんどの睡眠サプリは天然の植物成分が原材料で、神経伝達に必要な成分を中心とした栄養素で構成されています。
不眠時にはこの「神経伝達に必要な成分」が不足してしまっているケースが多いのですが、その理由は、これらの栄養素が普段の食事で不足しがちなだけでなく、ストレスや生活習慣の乱れが原因で減少してしまうという性質を持っているからです。
ですので、ストレスフルで生活リズムが乱れた毎日を送っている方にとっての睡眠サプリのニーズというものはとても高まってきていますし、そういったニーズを受けて睡眠サプリの数は今後さらに増えていくと思います。
ぜひ、ご自身の不眠の症状に合った睡眠サプリを見つけて、快眠を取り戻してくださいね。