前回の記事で、「営業を辞めたい」と思っている時の転職についての考え方について私の考えをまとめさせていただきました。
関連記事⇒営業を辞めたい人の転職術!20代は有利?理由や志望動機は?今回は、いまや転職活動をするのに必要不可欠である転職エージェントについて、
- 転職エージェントを利用すべき理由
- 複数の転職エージェントに登録すべき理由
- タイプ別おすすめ転職エージェント一覧
この3点の視点からまとめました。
前回の記事と合わせて、営業を辞めたい!と思われている方はぜひ参考にしていただければ幸いです。
営業を辞めたい時におすすめは転職エージェント
転職を考えたら、利用したいのが転職サービスです。
転職サービスは大きく以下の二つに分けられます。
- 転職ポータルサイト
- 転職エージェント
一つは、転職のポータルサイトに登録して自ら掲載企業に応募したり、企業から直接スカウトメールが届くスタイルのもの。
もう一つは、あなたと企業との間に入って交渉をしたり、あなたの希望や経験に合った企業を紹介してくれたりする転職エージェントです。
転職エージェントを利用すべき理由
基本的に、今回のケースで私がおすすめするのは、転職エージェントです。理由は、第三者のプロの意見が聞けるからです。
これまでの経験にはどんな価値があるのか、なぜ今の会社の営業を辞めたいのか、その判断は正しいのか、これからどんな仕事をしたいのか、どんな会社を望んでいるのか、その望みは妥当なのか、などなど、一人で悩んでいては解決しない情報を得ることができます。
その上で、その転職エージェントが提案する求人を吟味し、納得したら応募すればいいのです。
複数の転職エージェントに登録する理由
転職エージェントに登録する時は、出来るだけ複数の会社に登録しましょう。理由は、担当者との相性の一言に尽きます。
どんなにネット上の口コミが良いエージェントでも、担当者との相性が悪ければ不満が残りますし、名前を聞いたことのないようなエージェントでも、相性の合う担当者とであれば気持ちよく転職活動ができます。
同じ会社であっても担当者によって合う・合わないは必ずあります。さらに言ってしまうと、担当者の実力自体にも大きな差があります。
実力があり、相性が合う担当者と巡り合わないと、いくらエージェントを利用しても転職活動に苦戦してしまう可能性は否定できません。はっきり言って、その辺は運です^^;
だからこそ、 出来るだけ多くの転職エージェントに登録し、多くの担当者の方と話 をすることが大切なんです。
以下に、タイプ別におすすめの転職エージェントを分類しました。
自分が該当するエージェントには、なるべく一度にまとめて登録をしてしまいましょう。面談もなるべく近いタイミングで行うことでエージェントとの相性も分かりますし、自分の考えもまとまりやすくなります。
以下に紹介しているエージェントやサービスは全て無料で、バナーをクリックすると公式HPに飛びます。
転職エージェントに登録する前に
自分の市場価値を知る
転職エージェントに登録する前に、まずは現状の自分自身の価値を客観的に把握しましょうう。自分自身の価値とは、転職市場における商品価値ということです。
この結果が全てではありませんが、例えおおよそでも最初にこの部分を知っておくことで、転職エージェントと面談をする際もスムーズに話が進みやすいです。
無料で、10分ほどで診断結果が出るサービスなので気軽に試せます。
まだ診断をしたことがない方は、まずはここから始めてみましょう。
こちらも同様のサービスですね。
今後はこういったサービスも増えていきそうです。
興味のある会社の内情を知る
また、事前に転職対象の会社の情報を知れたら、転職してから後悔しないと思いませんか?
- 今の自分の会社が他社と比較して実際のところどうなのか?
- ブラックっぽい会社は転職対象から外しておきたい!
そう思うなら、実際に働いている人の口コミが読めるこちらの転職エージェントにまずは登録しておきましょう。
10万件の企業口コミ。キャリコネ転職サービス
キャリコネの面白い所は、登録をすることで各企業の年収や従業員の生の口コミを読むことが出来るという点です。同業他社の口コミを見て、現状と比較することも可能ですし、他業界の会社の雰囲気を知ることもできます。
今すぐ転職するわけでない場合もこのサービスは利用できるので、ありがたいですね。転職するべきかしないべきかの判断にも利用できますので、登録する価値のあるサービスです。
タイプ別おすすめ転職エージェント一覧
20代後半までが対象のエージェント
一番初めに登録すべきは、20代を専門にしている転職エージェントです。20代に特化している分、全く未経験の職種にチャレンジしやすい求人案件を豊富に取り揃えています。
また、フリーターや社会人未経験者をメインターゲットとしている分、いわゆるビジネスマナーや面接対策などのフォロー体制がかなり手厚いです。
営業で数年間の社会人経験を持っている方も、こういったエージェントを利用することで職種の変更がしやすくなります。
ハタラクティブ
JAIC(ジェイック)とコンセプトが近い転職エージェントですが、営業職以外の職種の取り扱いが多い印象を受けます。
難点は、サービスエリアが東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県に限られること。逆に、このエリアで転職活動をするならば、登録しないのはもったいないです。
公式⇒ハタラクティブ公式HP
マイナビジョブ20’s
さらに、20代専門ということでエントリーシートなどの添削や面接対策も行ってくれるのは心強いですね。
サービスの一環に適性診断も含まれていますので、営業からの職種チェンジを考えている方は一度受けてみることをおすすめします。
拠点は東京・大阪・名古屋。関東・関西・東海地方に強いエージェントです。
第二新卒はさらにチャンスが拡大する
20代の中でも、第二新卒の方はよりポテンシャルを重視した採用をされるため、営業以外の職種に転職できる可能性はさらに高まります。
第二新卒に特化した転職エージェントを利用することで、こちら側の希望に合った会社や職種への転職がかなりしやすくなります。
もしも、新卒の就職活動時に一人で就活をしていたなら、転職エージェントのきめ細かい対応に驚くはずです。
第二新卒AGENTneo
キャリアコンサルタントは、「そもそも自分にとっての適職とは何なのか?」ということから相談に乗ってくれるのは、営業を辞めたいと思っているあなたにとってはとても心強いですよね。実際に営業からバックヤード職に転職を成功させた女性の事例などがHPで見られます。
当然、書類添削や面接対策といったサポートもしてくれるので、新卒時の就活を一人で行って失敗してしまったという方は、積極的に登録して第二新卒の特権を活かした転職活動を行いましょう。
ここまでの4社は、未経験から事務職や専門職への転職が比較的しやすい求人を多く扱っているので、営業を辞めたいと思っている20代の方は必ず登録しておきましょう。
取扱業界・求人数が幅広いエージェント
20代の転職に特化はしていませんが、幅広い業界にわたって幅広い求人を扱っているこの2社には、取りあえず登録をしておきましょう。
取扱件数が多いということは、それだけ未経験可の求人も多く扱っているということです。営業を辞めて新しい職種にチャレンジする場合も、業界や会社を変えて営業を続ける場合も選択肢の幅が広いに越したことはありません。
先に上げた4社が取り扱っていない求人も扱っているので、保険の意味でも登録をしておきましょう。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、云わずと知れた業界No.1の転職エージェントです。
取り扱っている求人の数は、他社を圧倒します。
求人の幅も第二新卒から管理職まで非常に幅広く、未経験OKの求人も多く扱っています。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、就職ポータルサイトの「マイナビ」や、転職ポータルサイト「マイナビ転職」グループが運営する転職エージェントです。
こちらも取り扱う求人の数・幅、そして面接対策をはじめとしたコンサルタントの質の高さには定評がありますが、ここにきて20代に特化したマイナビジョブ20’sのサービスが始まりましたので、まずはそちらから登録をしておきましょう。
他業種・他企業の営業職も視野に入れるなら(30代もOK)
即戦力を求める求人を多く扱う転職エージェントです。未経験から職種を変えられるような求人は少ないと思われますが、その分、これまでの営業としての経験を生かした転職の際にはぜひ利用したいエージェントです。
営業を辞めたいと思っている方も、環境を変えることで営業という仕事のイメージが変わる可能性も非常に大きいです。職種を変えたいと思っている場合でも、環境を変えての営業の仕事も同時にリサーチしておきましょう。
ワークポート
ワークポートは、IT・インターネット業界専門の転職エージェントです。
現在の業界・会社でで培ってきた営業としてのキャリアを、業界を変えて生かすことも可能です。担当コンサルタントとの相性がいまいちだと感じた場合は変更も可能。選択肢の一つとして、加えておきたい転職エージェントです。
まとめ
転職エージェントは星の数ほどありますが、転職エージェントごとに強みは異なります。その上でさらに、担当者ごとに相性も変わってきます。
ですので、会社の傾向を知ったうえで、なるべく多くの転職エージェントと話をしましょう。
できれば会社を辞める前に、転職エージェントに登録して転職活動を行うのがベターです。登録したら必ず転職しなければいけないわけではありませんし、費用は掛からないサービスですので、ぜひ有効活用してくださいね!