水虫というと、大人がかかる病気というイメージが強くありますよね。しかし、実は子供が水虫にかかる可能性も大人同様にあるんです。
特に両親が水虫の場合は要注意で、家族間でうつってしまうケースがとても多く見られます。
かく言う私も、小学生の時に水虫を発症。
もちろん両親は水虫持ちでした。
自分の子供が水虫?と思ったら、まずは症状をきちんと確認し、早期に治療をしてあげましょう。と同時に、ご両親が水虫持ちの場合は菌がうつらない工夫をしないと、良くなっては再発するということを繰り返してしまうので注意です!
今回は、子供の水虫について以下の内容でまとめています。
1.子供の水虫の症状
1-1.爪水虫
1-2.趾間型足白癬
1-3.小水疱型足白癬
1-4.角質増殖型足白癬
4.子供の水虫の再発予防と対策
4-1.水虫予防の基本は「洗い流す」こと
4-2.特に家族に水虫もちがいる場合は要注意!
水虫はきちんと予防・治療をすれば怖い病気ではありませんので、正しい知識を身につけましょう!
子供の水虫の症状は?
まずは子供の水虫の症状がどのようなものかを知る必要があります。自分の子供の症状が水虫なのかそうでないのかで、対処方法も変わってくるからです。
とは言っても、実は子供も大人も水虫の症状は同じ。
まずは水虫の種類と症状を以下にまとめました。
爪水虫
爪の色が白や黄色に濁ったり、爪の形が変形したり、厚くなったりといった症状が見られます。
白癬菌が爪の中に入り込んでしまっている状態のため、治療には飲み薬を使用しますが、基本的にはいきなり爪水虫になるというケースはほとんどなく、他の水虫の症状を放置してしまうことで爪水虫にかかりやすくなります。
爪水虫にまで進む前に、しっかりとした対策をしてあげましょう!
趾間型足白癬
足の指の間にできる水虫のことで、皮膚が赤みを帯びてふやけたり、皮がむけてカサカサしたりします。かゆみを伴うもっともポピュラーな水虫で、特にできやすい部位は薬指と小指の間になります。
治療は塗り薬のみでOKです。
小水疱型足白癬
足の裏から側面にかけて、ポツポツと小さい水疱ができるのが特徴です。進行するとかゆみを伴い、膿みを伴うケースもあります。
治療は塗り薬のみでOKです。
角質増殖型足白癬
足の裏全体に白癬菌がつくことで引き起こされる水虫で、特にかかとが厚くなり、冬場にひび割れを起こすケースもあります。
治療には飲み薬が必要です。
子供の水虫には塗り薬?飲み薬?
上記4つのタイプのうち、子供がかかりやすいのは趾間型足白癬と小水疱型足白癬ですので、基本的には塗り薬の対応になります。
ただし、ごくまれに子供でも爪水虫や角質増殖型足白癬になってしまうケースがあります。大人の場合は飲み薬を併用して治療するのですが、子供が飲み薬を飲むことに関しては残念ながら安全性が確立されていないのが現状で、その場合は塗り薬での治療になります。
このことからも、子供の水虫で重要なのは、
いかに早期に塗り薬で治して水虫の進行を防ぎ、再発させないかだということが理解しやすいと思います。
いずれにしても、子供の足に水虫?と思ったら、まずは皮膚科を受診した方がいいです。もし水虫ではなかった場合でも、その見極めをしてくれるのはありがたいですからね。
爪水虫でなければ、塗り薬で治療をすると同時に再発を防ぐ工夫もしていきましょう。
旦那と一緒のお風呂で子供に水虫がうつる?
水虫の原因は白癬菌というカビの一種で、この白癬菌が子供に付着したまま時間が経過すると水虫を発症してしまいます。
そこで心配になるのが、ご家族が水虫持ちだった場合のお風呂ではないでしょうか?仮に旦那さんが水虫持ちだった場合、お子さんと一緒にお風呂に入ると水虫はうつってしまうのでしょうか?
答えは、半分Yesで半分Noです。
まず、白癬菌は水中では感染しないため、湯船自体は一緒に入っても問題ありません。洗い場の床やマットなども、シャワーで洗い流せば白癬菌は流れていきます。
要は、最後にシャワーで洗い流せば浴室の中はそれほど問題がないということです。
では、入浴時に全く気にする必要は無いかというと、それも正しくありません。水虫持ちの旦那さんとお子さんが一緒にお風呂に入って、水虫がうつってしまうことは確かに起こりえます。
一番可能性が高いのが、脱衣所のバスマットです。バスマットについた白癬菌は水で流れないため、同じものを使用するとお子さんに感染してしまう可能性が高いんです。
水虫の方は自分専用のバスマットを使用して、お子さんに白癬菌をうつさない様に注意しましょう!
子供の水虫の再発予防と対策
治療をしてお子さんの水虫が良くなったら、次に怖いのが再発です。これは子供に限った話ではないのですが、家族に水虫もちがいるとかなりの確率で再発をしてしまいます。薬を塗ってある程度良くなったらからと安心せず、しっかりと再発防止のための予防をしてあげましょう。
水虫予防の基本は「洗い流す」こと
白癬菌が皮膚に付着してから水虫となるまでには、24時間~48時間かかります。つまり、学校や習い事など、外出先で白癬菌をもらってきてしまったとしても、この間に白癬菌を洗い流すことができれば水虫にはならないということになります。
ですので、一番重要な子供の水虫対策は、毎日お風呂で足をしっかりと洗うということです。これが基本となります。
そのうえで、白癬菌が付着し繁殖する機会を減らすことと、付着した白癬菌を洗い流すことを意識しましょう。
具体的には、以下の点を意識することが大切です。
- 水虫持ちが家族にいるのであれば、必ず治療する
- 床掃除をこまめに行う
- 靴は毎日履き替える
- 帰宅したら足を洗う習慣をつける
特に家族に水虫もちがいる場合は要注意!
これまでも何度か触れていますが、家族に1人でも水虫もちがいると、家族全員が水虫になりやすいです。私自身の経験上もそうですし、水虫を公言している友人を見ていてもほぼ例外なく家族で水虫でした。
脱衣所のバスマットを別にしたり、こまめな床掃除をしても、やはりどうしても限界がありますので、お子さんが塗り薬を塗れば多少良くなるけど、少し経つと水虫の再発を繰り返してしまうという場合は、一度徹底的に対策をしてあげた方がいいです。
まとめ
私自身の経験ですが、子供で水虫持ちになるのはかなり辛いものがありました。
恥ずかしいので友達には言えないですし、体育の時間など皮がむけた足を見られない様にビクビクしたりしてましたし、何より、強烈な痒さと掻いてしまった後の痛さが苦痛でした。
昔は予防や再発予防というコンセプトの商品などありませんでしたし、薬を塗って良くなっては再発というサイクルを繰り返していたので、ほんとにうんざりしていた記憶があります。
しかも爪水虫にもなってしまい、大人になってやっと飲み薬を飲めると思ったら副作用で服用を中止しなければならないという始末…(泣)
お子さんにそのような思いをさせないためにも、ぜひ水虫の早期発見・早期治療・予防対策を徹底してあげてくださいね!
もしもご家族で水虫なら、お子さんのための対策があなた自身の足のためにもなりますよ^^
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