しじみの砂抜きの時間は?使うのは真水?簡単な裏技方法も!

しじみの砂抜き

しじみのおみそ汁やすまし汁は、美味しい上に身体にとても良いですよね。

特に、しじみに含まれるオルニチンやアラニンといったアミノ酸は、肝臓の機能を正常に保つために重要です。

飲み会が続く時期などは、朝ごはんにしじみのお味噌汁が出てくると嬉しいというお父さんも多いのではないでしょうか?

さて、そんな身体に嬉しいしじみですが、料理をする時に面倒くさいのが砂抜きです。せっかく美味しいエキスの染み出たお味噌汁やすまし汁を飲んでも、ジャリっとなるとちょっと残念な気持ちになってしまいます。

今回は、そんなしじみの砂抜きをしっかり行うための

  • 砂抜きにかける時間
  • 砂抜きをする時の水の種類
  • 砂抜き後のしじみを美味しくする簡単な裏技

といった内容をまとめています。

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しじみの砂抜きにかける時間はどれくらい?

砂抜きを目的に、水の中にしじみをつけている時間は大体1~2時間くらいです。

夏場よりも冬場の方が深い場所に潜っているため、その分多く砂を吸っています。ですので、冬にしじみのの砂抜きをする場合は夏場よりも長めに行うようにしましょう。

しじみ同士を重ねない様に注意!

しじみに限らずですが、貝類は呼吸をする際に砂を吐き出す性質があります。周囲の水が綺麗であれば吐き出す一方ですが、周囲に砂があると砂を吸い込んでしまう可能性もあります。

そして、吸い込んでしまう可能性が一番高いのが、自分の上に乗っているしじみが吐き出す砂です。 しじみを重ねてしまうと、同じ時間水に浸けていても、上のしじみは砂抜きが出来ているのに下のしじみは出来ていないという状態になりやすい です。

砂抜きをする時は、しじみ同士を上下に重ね無い様に、横並びにする様に注意しましょう。
そのためには、ボウルなどではなくトレイのようなもので行うのがベストです。

しじみの砂抜きに使うのは真水?塩水?

料理の本などを見ると、しじみの砂抜きを真水で行うように書かれているものも見かけます。

ですが、実際には薄めの塩水がベストです。

日本に流通しているしじみのほとんどは、海水と淡水の混ざる汽水域という場所に生息しています。ですので、作る塩水の濃度は海水よりも低い1%を目安にしましょう。

ちなみに、あさりなどの海水に生息している貝の砂抜き時の塩分濃度は3%くらいです。

しじみの砂抜きに1%濃度の塩水を使う理由

実際にしじみが生息している水域の塩分濃度は0.5%と言われています。

それよりも高い濃度の1%にする理由は、しじみの体内よりも体外の塩分濃度が高いために余分な水分が抜け、うまみ成分や栄養成分がしじみの身に凝縮されるためです。

逆に、真水で砂抜きを行ってしまうとうまみ成分や栄養素が外に流れ出てしまいます。

1%の塩分濃度がポイントですので注意しましょう。

1%の塩水を作る際は、1000ccの水に対して小さじ2杯の塩が目安となります。

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砂抜き後のしじみを美味しくする簡単な裏技方法

ここまで説明してきた容量で、

  1. しじみ同士が重ならないようにトレーなどに並べる
  2. 1000ccの水に小さじ2杯の塩を入れて濃度1%の塩水を作る
  3. 夏場は1時間、冬場は2時間ほどしじみを塩水につけておく

といった手順で砂抜きを行っていきます。

砂抜きが終わったら、しじみをさらに美味しくするための簡単な裏技を行いましょう。

その裏技とは、砂抜きしたしじみをすぐに料理に使用するのではなく、 蓋をして3時間ほど寝かせておく ことです。

そうすることで、うまみ成分であるコハク酸の量が2~3倍にも増加します。時間はかかりますが、寝かせておくだけなので手間はかからないはず。

早めに準備ができる方は、ぜひ実行してみてください^^

さらにうまみを引き出すには、冷凍庫で1晩寝かせるという方法もあります。砂抜きが終わったらそのまま冷凍庫で冷凍し、料理に使用する時は凍ったまま加熱するようにしましょう。

前日に砂抜きが出来る場合は、こちらの方法がおすすめです。

まとめ

しじみの砂抜きは、ポイントさえ押さえればそう難しいものではありません。ただ、それなりに時間はかかります^^;

ですが、時間をかけた分、砂抜きも完全にできますし、栄養やうまみの凝縮されたしじみを楽しむことができます。

肝臓が疲れた方が家族にいらっしゃるなら、とても喜ばれますよ^^

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