どんなに高級な化粧品を使っても、無くなることのなかった肌の吹き出物やニキビ。
そんな私の長年の悩みを解決してくれたのが、肌断食でした。
今回は、具体的にどのような方法で肌断食を行えばいいのか、肌断食のやり方についてまとめていきたいと思います。
1.肌断食のやり方①洗顔方法
1-1.肌にとって必要なものは洗い流さない
1-2.全く洗わないのもNG
1-3.水洗顔は温度と洗い方にも注意!
1-4.水洗顔で落ちないメイクをした日の夜は…
2.肌断食のやり方②化粧水はどうする?ワセリンは?
2-1.基礎化粧品は一切使わない
2-2.肌断食中の白色ワセリンの使い方
3.肌断食は週末や夜だけやっても効果はある?
3-1.週末肌断食のやり方
3-2.夜だけ肌断食もあり
肌断食のやり方①洗顔方法
まずは肌断食の基本である洗顔方法からご紹介していきます。
肌にとって必要なものは洗い流さない
肌断食を行う際のお手入れは、基本的には水洗顔のみです。原則として、クレンジングも洗顔料も使いません。
「水だけで汚れが落ちるの?」と思う方がほとんどだと思います。でも、本来人間の皮膚の不要な角質や皮脂は水溶性の汚れなので、水だけで落ちるのです!
こってりメイクやポリマーやアクリル樹脂が入ったスキンケア用品を使わなければ、お肌にとって不要な汚れは水洗顔で全て落ちます。
それらの汚れを落とすためには洗浄力の強い洗顔料を使わざるを得ないという悪循環に陥ってしまいます。
じゃあ具体的にどんなメイクや日焼け止めなどを利用すればいいのか、という点に関してはこちらの記事にまとめています。
関連記事⇒肌断食中の日焼け止めやメイクはどうする?ミネラルファンデならOK?本当は水洗顔だけで十分なのに洗浄力の強い洗顔料を使って洗顔し続けてしまうと、お肌にとって必要な角層を剥がしてしまったり、大切な天然の保湿機能までごっそり洗い流して奪っていってしまいます。
全く洗わないのもNG
ただし、保湿機能をなくしたくないから全く顔を洗わないというのも良くありません。
お肌の天然うるおい成分である皮脂は、時間が経つにつれて過酸化脂質に変性してしまいます。過酸化脂質はお肌を傷める原因となるので、適切な方法で洗い流す必要があります。
そこで推奨されているのが水洗顔なんです!
水洗顔は温度と洗い方にも注意!
ちなみに、水洗顔の「水」は33℃以下が望ましいとされています。体温より高い温度の水で洗うと、お肌の自ら潤う力を奪って乾燥がひどくなってしまうためです。
肌断食用語として「ぬるま水」という絶妙な言葉があります。「ぬるま湯」ではなく「ぬるま水」です!!
ぬるま水を両手にためて、顔をゆっくり何度も浸すように、両手を動かしながら洗います。両手にためた水でバシャバシャと洗う洗顔は、本来の肌機能の回復を目指して肌断食中の方にはNGです。
お肌が安心して再生できるように、新たに育てるようなつもりで優しく洗うことがポイントです。
水洗顔で落ちないメイクをした日の夜は…
肌断食中に使うことも「可」とされている洗顔料は純石鹸のみです。これは、毎日朝夜石鹸で洗顔するというわけではなく、水洗顔では落ちないようなメイクをした日の夜のみの使用という意味です。
「ノーメイクの日でもお肌には様々な汚れが付着しているから、夜は必ず洗顔料やクレンジングを使わなければならない」と信じ込んできた私たちには、すぐには受け入れにくいかもしれませんね。
でも先ほども書いたように、人間の皮膚の汚れが本来水だけで落ちるようにできています。落ちないとすれば、自ら色々なアイテムを使ってメイクをした時です。そんなメイクをした日の夜は、純石鹸を使ってお肌をこすらないように優しく泡で洗顔しましょう。
必ず純石鹸を使うことが大切です。様々なうるおい成分が配合されているものや、トラブル対策に特化した石鹸は、石鹸の形をしているだけで普通の洗顔料と変わらない場合もあります。
お肌に必要なバリア機能を、界面活性剤で根こそぎ洗い流してしまうような石鹸だってあります。そういった石鹸を使うと、せっかく肌断食に挑戦する意味がなくなってしまいます。石鹸で洗顔する場合は必ず「純石鹸」と書かれたものを使いましょう。
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純石鹸の成分は洗浄力が人間の皮膚に対して無理が少ない上に、お肌の上に僅かに残った石鹸成分が常在菌の餌になってくれます。興味深いですね。
常在菌がきちんと働いてくれる=健康なお肌、ということですが、残った石鹸がエサ。。あ、でもエサになるようにあえてすすぎ残すのはNGです!!^^;
石鹸で洗顔したら、優しく丁寧にしっかりすすぎましょう。
肌断食のやり方②化粧水はどうする?ワセリンは?
洗顔の方法について確認できたところで、洗顔後のスキンケアについて掘り下げていきたいと思います。ここでも、通常のスキンケアに慣れてしまっているととにかく必要なのは「我慢」です!
基礎化粧品は一切使わない
肌断食はお肌の断食なので、化粧水や美容液、乳液もクリームも一切使いません。ついつい習慣やクセで何か一種類でも使いたくなってしまいますが、肌断食の意味がなくなってしまいますので我慢です( ; _ ; )/~~~
原則として、肌断食中に唯一使用しても良いアイテムは白色ワセリンだけです。
誤解の無い様に補足すると、白色ワセリンは、顔の皮向けや粉吹きがひどくて耐えられないというときにのみ使います。決して基礎化粧品の代わりにワセリンを使うという意味ではありません。
例えば、化粧水だけ使って、乳液の代わりにワセリンを使おうというのも肌断食の意味はないかと思います。あくまで基礎化粧品は完全断食で、ボロボロお肌の苦痛に耐えられない時のみワセリンを使用します。
肌断食中の白色ワセリンの使い方
小指の爪の半分もしくは米粒程度の量のワセリンを手に取り、手のひらによく伸ばしてから、顔の気になる箇所に軽く押し付けるようにします。あくまで、まだはがれ落ちずに頑張ってもらいたいボロボロ角質に、「もう少しとどまっていて(涙)」と手のひらで諭すような要領です^^
乳液やクリームのように顔全体にこってり塗るわけではないので注意してくださいね。
白色ワセリンはドラッグストアや薬局で購入できます。価格も化粧品のように高価なものではありませんし、肌断食を始める前に用意しておくと安心です。
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肌断食は週末や夜だけやっても効果はある?
肌断食に挑戦したいけれど、仕事だってあるし用事もあるし、外出して途中経過のボロボロなところを誰かに見られるなんて嫌っ!!という方も多いのではないでしょうか?肌断食は興味が湧いたとしても、実際に挑戦するまでのハードルがとても高いんですよね。。
そんな方にオススメなのが、まず週末肌断食から始めるという方法です。
週末肌断食のやり方
週末肌断食とは例えば土日がお休みの方の場合、金曜日の夜から月曜日の朝まで肌断食をするというやり方です。
時間にすると、約2日半でしょうか?金曜日の夜に純石鹸で洗顔し、何もつけずに寝ます。土曜日と日曜日は水洗顔のみで、スキンケアは一切しません。肌断食効果を高めるために、メイクもしないようにします。
そして週明けの月曜日の朝、普段通りのメイクをして出勤です。土日の二日間、誰にも会わないとわかっていれば、メイクができないことも不安に感じずに済みますよね。そして月曜日にはいつもの顔で出勤できるので、その点も安心です。
実際2日半だけでも肌断食の効果は絶大で、実践した方の話を聞くと月曜日の朝には使用を再開した化粧品をぐんぐん吸い込むようなお肌に回復している場合が多いとのこと。
完全肌断食はちょっと難しいという方も、予定のない週末のお休みのみ肌断食をするやり方なら挑戦しやすいのではないでしょうか?
「週末肌断食」は複数の肌断食の本で、肌断食にちょっと抵抗がある人向けの初めの一歩の方法として推奨されています。「週末だけ肌断食」でも、お肌が少しずつ再生力を取り戻してくれば、そのうちに毎日肌断食に移行することも、きっとできるはずです^ ^
夜だけ肌断食もあり
週末は色々用事があって忙しいし、ほぼ毎週末外出しているから無理。。という方には、夜だけ肌断食もいいかもしれません。
これは私も何の知識もない頃から、ふと思いついて挑戦していた方法です。挑戦というと大げさな表現ですが、ある時「夜眠すぎて辛くてスキンケアをする余裕がないから、ナイトクリームだけサササッと塗っただけで寝た次の日のお肌はなぜか調子がいいよね?」ということに気付いて実践した方法です。
思い返せば学生時代からそうだったのに、なぜ十何年間気がつかなかったのでしょうか^_^;
試験週間と論文提出が重なり、明け方4時にナイトクリームだけを乱暴に塗って寝ても、翌朝8時に起きた時のお肌はいつもより格段に良いコンディションでした。
ナイトクリームすら塗る力がなくて、顔を洗った後に洗面所の床に倒れて寝てしまった次の日も、お肌はいつもより良いコンディションでした^_^;
30歳を過ぎてのほぼ徹夜な仕事の時も、全く同じ現象が起きていました。そのことにある日ふと気付いてから3か月ほどは、夜にメイクを落としてからは何もつけず、たまに気分でクリームを薄く塗る程度にとどめました。翌朝はフルセットのケアをしてからメイクをしていたので、勤務先の方々はまさか私が毎夜何もケアせずに寝てしまっているとは思っていなかったでしょう。
その間はお肌がとても好調でした。最大の悩みである吹き出物の数も、自分史上最小でした。数ヶ月が過ぎた頃、たまたまひどい日焼けをしてしまって、元の全力ケアに戻してしまったことを今でも悔やんでおります。。
そういった実体験があったので、普通の肌断食も躊躇なく試せたのかなと思います。
毎日外出で忙しいという方も、夜は顔を洗ったら何もしないで寝るという夜だけ断食も是非試してみてください。
まとめ
肌断食を原則通りにいきなりやろうとすると、かえって肌荒れがひどくなってしまい挫折してしまうというケースも少なくありません。
私の場合は本格的な肌断食の前に夜だけ肌断食でその効果を実感できていましたし、1年ほどポリマー・アクリル樹脂や界面活性剤が入っていないスキンケア商品を使っていたため、化粧品による肌ダメージが少ない状態を作ってから肌断食に入れたという実感もあります。
肌荒れを解消したいと研究する過程で食生活にも気を配るようにして肌に良い成分は積極的に口にするようにしましたし、それは肌断食中も継続していました。
※このあたりで行った工夫や実際に使用したアイテムに関しては、こちらの記事で詳しくまとめています。
関連記事⇒肌断食の効果を高め、開始直後の症状悪化を防ぐための3つの対策いきなり原則通りの肌断食をストイックに行うのではなく、まずはスキンケアを低刺激なものに変えたり、まずは週末や夜だけの肌断食を試してみるというのが成功の秘訣かなって思います。
栄養面や睡眠といったベーシックな部分を整えて、ぜひ試せるところから試してみてくださいね^^
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