湿気の多い梅雨の季節や雨の日は、髪の毛がうねったり爆発するように広がって、うまくまとまってくれないですよね><
でも、そのうねり、年々ひどくなっていませんか?
実は髪のうねりの原因には、湿気だけでなく加齢による頭皮の老化も大きくかかわってくるんです。
今回は、その2つの原因に焦点を当て、髪と頭皮の両面からの改善方法について掘り下げていきたいと思います!
1.髪のうねりの原因①湿気
1-1.傷んだ髪ほど水分を含みやすく、失いやすい
2.髪のうねりの原因②頭皮の老化
2-1.加齢によって頭皮が薄くなる・硬くなる・たるむと、なぜ髪はうねるのか?
2-2.髪がうねってきたのは薄毛のサイン?
3.髪と頭皮の両方からアプローチ!髪のうねりを改善する4つの方法
3-1.洗い流さないトリートメントで髪の保水とダメージ補修を行う
3-2.髪と頭皮の保湿のために、アミノ酸シャンプーを使う
3-3.成長因子配合の育毛剤で痩せた頭皮をよみがえらせる
3-4.ヘッドマッサージで凝り固まった頭皮を柔軟にする
髪のうねりの原因①湿気
まずは、髪のうねりとの因果関係がイメージしやすいのが湿気です。
毎年梅雨になると髪が爆発して広がったり、グネグネにうねってしまったりするのは、女性であれば誰しも経験があると思います。
その理由は、髪の毛が必要以上の水分を吸収してし、その分髪の毛が膨張してしまうためです。
通常、健康な髪の毛には7~13%ほどの水分が含まれていると言われていますが、湿度の高い環境ではこの水分量が35%にも増加してしまいます。
増加した分髪が膨張するので、うねりが強調されてしまいます。
傷んだ髪ほど水分を含みやすく、失いやすい
さらに、ダメージヘアの場合は髪のキューティクルが損傷しているため、健康な髪の倍近くもの水を吸収してしまいます。
ダメージヘアほどうねりが強くなるのには、こういった原因があるんです。
ちなみに、キューティクルが損傷していると水を含みやすくもありますが失いやすくもあります。そのため、
- 湿度の高い環境では爆発するように広がってうねる
- 湿度の低い環境では乾燥してパサパサした状態となる
といった状態になってしまいます。
髪のうねりの原因②頭皮の老化
単純に髪の毛が傷んでいるだけであれば、湿気の有無によってうねりが出たり出なかったりします。
でも、「そういえば若い時より雨の日のうねりが強いかも」「たいして湿気のない日でもうねるようになった」と感じているなら、注意が必要です。
その場合のうねりの原因は、湿気だけでなく加齢である可能性が高いからです。
加齢によって頭皮が薄くなる・硬くなる・たるむと、なぜ髪はうねるのか?
私たちの皮膚は、年齢と共に少しずつたるんでいきますが、それは頭皮に関しても例外ではありません。
そして、頭皮がたるむと頭頂部や前頭部の皮膚が引っ張られ、薄く硬くなってしまいます。
頭皮が薄く、硬くなると、髪の毛を生産する毛包部分が圧力を受けて歪んでしまい、そこから生えてくる髪の毛も歪むため、最初からうねりのあるくせ毛となってしまうということです。
これが、加齢による頭皮の老化が髪のうねりの原因となるメカニズムです。
髪がうねってきたのは薄毛のサイン?
逆に言うと、年齢と共に髪がうねってきたら、それは頭皮が老化した状態であると判断できます。
そして、恐ろしいことにこの状態は薄毛のサインでもあるんです!
頭皮が老化してたるみ、皮膚が薄くなって硬くなると、まず周囲の血流が滞るようになります。血流が滞ると髪の毛の成長に必要な毛母細胞やその周囲の細胞が栄養不足となってしまいます。
「最近、髪の毛が細くなってくせ毛になってきたな」という自覚がある場合、かなりの確率で薄毛につながってしまいますから注意しましょう。
ここまで来たら、うねり髪をまとめる方法を探すだけでなく、本格的な頭皮ケアを始めないと、のちのち後悔することになりかねません。
髪と頭皮の両方からアプローチ!髪のうねりを改善する4つの方法
ここまで、湿気と頭皮の老化という2つの側面から髪のうねりの原因を掘り下げてきました。
ここからは、具体的に髪のうねりを改善するための4つの方法について詳しくまとめていきたいと思います。
1.洗い流さないトリートメントで髪の保水とダメージ補修を行う
まずは、傷んだ髪の毛自体をケアする方法です。
キューティクルの損傷を改善し、余分な水分が入ってこないように髪の内部まで保湿してあげるのが目的となります。
そして、この目的で使用したいアイテムが洗い流さないトリートメントです。洗い流さないトリートメントであれば、
- 髪のダメージ補修
- 髪の保湿
の両方に効果を発揮してくれます。
中には、ドライヤーの熱を髪のダメージ補修に利用するリシリッチのような洗い流さないトリートメントもあります。
通常、傷んだ髪にドライヤーをかける際は、熱から髪を守るために冷風でかけるのが一般的です。
ですがリシリッチの場合、ドライヤーの熱を髪の修復に利用してしまうという作りですので、乾かすのがとても楽で早いです。
使用後に時間がたっても保湿力をキープしているのも、ドライヤーの熱でキューティクルを補修しているのが大きいかもしれませんね。
頭皮が老化していない場合は、これ1本で雨の日のうねり対策は十分だと思います。
2.髪と頭皮の保湿のために、アミノ酸シャンプーを使う
髪と頭皮を乾燥させないためには、シャンプー選びも大切です。
ポイントは、洗浄成分の強すぎるシャンプーを選ばないこと。洗浄成分が強すぎると、頭皮や髪の毛に必要な油分までをもゴッソリと落としてしまうため、乾燥を招きます。
特に頭皮の乾燥は頭皮の老化にもつながりますから、洗浄力の強すぎる石油系のシャンプーは避けましょう。
洗浄成分で選べば、やはりアミノ酸シャンプーが一番バランスが取れていると思います。
haruスカルプシャンプー、チャップアップシャンプー、ベルタシャンプー、ラサーナプレミオールといった人気のシャンプーは、みなアミノ酸シャンプーです。
3.成長因子配合の育毛剤で痩せた頭皮をよみがえらせる
ここからは、頭皮の老化が気になる方向けの情報です。
頭皮が薄く硬くなってしまっている場合、頭皮自体の若返りを目的とした育毛剤を使ってあげましょう。
今は長春毛精、薬用ハリモアなど女性用の育毛剤も数多く発売されていますが、単に血流を促したり髪に良い栄養分が含まれているだけの育毛剤ではなく、医療の現場で使用されている成長因子が含まれているものを選んだ方が効果を実感しやすいです。
成長因子ってなに?
成長因子とは、再生医療の現場で使用されている特殊なたんぱく質のことで、細胞の増殖や分化を促進する働きを持っています。
すでに医療の現場では、この成長因子を直接頭皮に注入するHARG療法と呼ばれる治療法が数年前から行われていて、男性だけでなく女性の薄毛にも利用されています。
ですので老化した頭皮には成長因子入りの育毛剤がベストなのですが、問題が1つあります。
それは、値段が高いということ。すでに(主に男性向けに)成長因子入りの育毛剤は発売されていますが、どれも1か月分が1万円以上もするものばかりです。例えば、こちらの育毛剤のようなものです。
確かに効果はあるかもしれませんが、この値段だと継続するのが難しいですよね。。。
長らくそういった状態だったのですが、ここに来て女性向けのリーズナブルな成長因子入り育毛剤が発売されました。
なんと2週間分がたった1,980円で試せます。(定期コースで継続する場合でも1か月6,108円)
それが、ミューノアージュという女性用育毛剤です。
ミューノアージュは2本の育毛剤を順番に使うという面白いスタイルなのですが、そのうちの1本目に含まれているオクタペプチド2という成分が成長因子です。
この育毛剤はミッドタウンにある美容皮膚科の先生が共同開発している商品なのですが、この美容皮膚科でも成長因子を用いたHARG療法が行われています。
HARG療法は1回あたり10万円以上もする治療法ですので、そういった点を考えるとかなり良心的な価格設定と言ってよいのではないでしょうか。
4.ヘッドマッサージで凝り固まった頭皮を柔軟にする
最後におすすめしたいのが、ヘッドマッサージです。
私も鍼灸師&あん摩マッサージ指圧師という仕事柄、患者さんの頭をほぐす機会が多いのですが、皆さん本当によく頭を固めてらっしゃいます^^;
スマホやPC、ストレスといった複数要因が絡んでいるためか、20代であっても頭がコチコチという方は多いです。
- 頭が硬くなる ⇒ 結構不良 ⇒ 酸素と栄養が頭皮に行きわたらなくなる ⇒ 頭皮がたるんで薄くなる ⇒ さらに頭が硬くなる
という悪循環に陥りやすいので、出来る限りご自身でも頭皮をほぐしてあげる時間を作りましょう。
ポイントは、こすらずに頭皮を捉えて圧を加えながら動かすこと。こちらの動画が分かりやすかったです。
まとめ
普段、何気なくうっとうしいなと感じている髪の毛のうねりも、このように結構奥が深いです。
健康な頭皮と髪であっても雨の日は多少うねったり広がったりしますが、髪が傷んでいたり頭皮が老化しているとより一層うねりや広がりが強調されてきます。
その意味では、雨の日の髪の状態は、自分の髪と頭皮の状態を探る良いバロメーターになるとも言えますね。
しっかりと状況を確認して、これ以上悪化させないためにも今回取り上げた改善策を試してみてください^^