社会人になると、学生時代は意識しなかったマナーやお付き合いが生まれてきますよね。
お世話になった人にお中元やお歳暮を贈ることその一つです。
そんなお中元やお歳暮も、贈る前に注意しておきたいことがあります。
今回は、
- お中元とお歳暮の違いとそれぞれの時期
- お中元とお歳暮は誰に贈るものなのか
- お中元とお歳暮の相場
といった点についてまとめました。
ちょっとした豆知識も押さえておきましょう。
お中元とお歳暮の違いは?時期はいつ?
まず最初に、お中元とお歳暮って何が違うのか知らない、という人もいるかと思います。
かく言う私も、実家がお中元・お歳暮の習慣のない家だったため、社会人になるまで区別がつきませんでした(^^;
最初に、もう一度整理しておきましょう。
お中元は夏の暑い時期にお世話になっている人に感謝の気持ちや健康をお祈りするために贈るものです。
具体的な時期は6月下旬~7月15日ごろまでです。
関西では8月15日までがお中元の時期です。
お歳暮も同じ意味で使われていますが、一年の最後を締めくくる年末の締めのご挨拶としての意味合いが強くなっています。
そのため、お歳暮ではお中元に比べ、比較的高額な商品が選ばれています。
具体的な時期は12月上旬~20日までです。
お中元とお歳暮は誰に贈るもの?
お中元とお歳暮は、半年に一度の日頃のご挨拶を示すもので、その対象とは、日頃からお世話になっている人です。
日本古来からの風習ですが、あなたが今まで生きてきた中でお世話になった人はどのような人なのか思い出せますか?
社会人なら、親・親戚・上司・取引先・先生・先輩といった人たちが思い浮かぶはずです。
あなたが今お世話になっている人だけではなく、少し前にお世話になった人にも贈るほうがいい場合があります。
お中元もお歳暮も、基本的にはこうした人たちに感謝のしるしを表すものとして贈るものです。
ただし、誰に贈るかを決める上で注意するべき点は2つあります。
- この先贈り続ける相手かどうか
- 上司や先輩の場合は会社の風習はどうなっているか
基本的には、お中元もお歳暮も毎年贈るものですので、贈る相手はこの先もお付き合いが続くであろう人に限定するべきです。
また最近では、「社員同士はお中元やお歳暮は贈らない」という社内のルールというか、風習がある会社が増えてきました。
この点は事前に先輩社員に確認を取っておきましょう。
お中元とお歳暮の相場はいくら?何を贈ればいい?
お中元とお歳暮には、贈っていいものや品物の相場があり、お中元よりもお歳暮のほうが高額になっています。
基本的には、安っぽくなく、そこそこの価格の品物を選ぶべきです。
お中元の相場は、3000円から5000円くらいになります。
仲人や上司には5000円前後の少し高めの金額がよく、特別にお世話になっている人にはそれ以上の金額の品物でも問題ありません。
お歳暮はお中元に比べると価格が2割から3割ほどアップします。
具体的にはお中元やお歳暮には何を贈ればいい?
基本的に、お中元やお歳暮には記念品の様な形に残るものよりも、食べたり使ったりして後に残らない食品・消耗品が喜ばれます。
お相手の好みが分かる様であれば配慮すると喜ばれます(お肉好きにはお肉など)
まとめ
社会人ならお中元やお歳暮など、どういう意味があって、いつ贈ればいいのか、迷うことがあります。
あくまでも日頃お世話になった人への感謝の気持ちを表すものです。
毎年のことなので、形だけ行おうとすると後々気が重くなってしまいます。
まずは誰に贈るのかをしっかりと吟味して、その上で何を贈るかを考えましょう。
今はネットなどから気軽に商品を申し込めますが、不安ならデパートの催事場などで相談してみるのもおすすめですよ(^^)