喪中の七五三 お祝いはどうする?写真撮影は?鳥居を避ければOK?

喪中の七五三のお祝いや写真撮影どうする?

七五三は、三歳、五歳、七歳とお子さんの成長を喜ぶ一大イベントの一つです。

お子さんに『どんな服を着せようか?』、『どんな髪型にしようか?』、『どこで写真を撮ろうか?』と想像を膨らませるのが親ですよね。

しかし、そんな家族の貴重な思い出を作ろうとした矢先に身内に不幸が起きてしまった場合、どうしたらいいのか判断に迷ってしまうこともあるかと思います。

  • 喪中でも七五三のお祝いをしていいものなのか?
  • 写真撮影は?
  • 鳥居をくぐらなければ神社へのお参りをしてもいい?

今回は、こんな観点から喪中の七五三の対応についてまとめました。

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喪中の七五三はお祝いしていいもの?

喪中の七五三について考える前に、喪中忌中について整理しておきましょう。

喪中と忌中の違いとは?

『喪中』と『忌中』との違いについて理解することができれば、喪中でも神社に参って大丈夫なのか?と心配する必要もなくなります。

ですのでまずは、『喪中』と『忌中』との違いについて説明していきます。

喪中
喪中とは、近親者が亡くなってから 一周忌(死去一年後)までの一年間のことを言います。一般的に、喪中であっても忌中を過ぎれば七五三のお祝いをするケースが多いです。
忌中
忌中とは、忌明けまでの一定期間のことを言います。
忌中の期間は一切のお祝いごとを控えなければならない決まりです。

その期間は、以下で紹介する亡くなった方との関係によって日数が変わります。

  • 父親もしくは母親・・・50日
  • 祖父母・・・30日
  • 兄弟もしくは姉妹・・・20日
  • 叔父叔母・・・20日
  • 従兄弟従姉妹・・・1~3日

今回の場合、仮に父方のお父様(子どもから見ると祖父)の方が無くなられたケースでは、30日間が過ぎれば、神社にお子さんの成長を祝っても構わないということです。

本当に30日や他の日数を守らなければならないのか?ということですが、上記のような決まりは宗教に置ける決まり事であるため、法律で定められた決まりではありません。

従って、必ず上記の日数を守らなければ何か罰則がある訳ではないですし、忌中明けであっても喪中を避けて、あえて1年ずらして七五三を行うご家族もいらっしゃいます。

一つの一般的な基準として参考にしながら、ご夫婦の気持ちを第一に、そして、両家のご両親の方針を確認しながら最終決定されるのが一番良いかと思います。

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喪中に七五三の写真撮影はどうする?

七五三の記念撮影も大丈夫か気になるところですよね。
結論から言うと、記念撮影に関してはそれほど神経質にならない方が多いです。

大切な家族が亡くなって写真を撮る気になれないと感じるのであれば、写真を撮ることは避けるべきですが、基本的に写真を撮る行為に問題ありません。

喪中ということでお参りなどを控えめに行う場合でも、写真撮影は通常通り行う方が多いです。

お子さんとの思い出を残す機会ですので、素敵な写真を撮ってくださいね。

喪中の七五三は鳥居をくぐらなければお参りはOK?

喪中や忌中のお参りについて、よく、「鳥居をくぐらずに神社へ入れば大丈夫だ」とおっしゃられる方がいす。

しかし、皆さん勘違いをしているのですが、「鳥居をくぐる」というのは本来、神社の中へ立ち入ることを表している言葉です。

物理的に鳥居を避けて入ればOKかというと、決してそんなことはないのでここは注意してい下さい。

なぜ鳥居をくぐってはいけない(神社に立ち入ってはいけない)と言われているのかというと、神道では 「死は穢れ(けがれ)であり、忌み嫌うべきこと」 とされているからです。

したがって、忌中期間は避けたほうが無難とされています。

忌中さえ過ぎれば、喪中であっても問題なく鳥居をくぐり、お参りすることが可能です。

まとめ

せっかくのお祝い事でも、悲しい出来事がが重なってしまうと、どうすれば良いのかパニックになるのは当然のことだと思います。

しかし、七五三をお祝いしてはいけないという決まりがあるわけではありません。

一般的な風習を理解しつつ、ご家族の気持ちを優先させ、最終的な判断をしてくださいね。

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