毎年2月の最終日曜日に開催される東京マラソン。
普段から走っている方も普段は走っていない方も、例年の盛り上がりを目にすると来年は自分も東京マラソンに出たい!という気持ちになりますよね。
しかし、東京マラソンを一般エントリーで申し込んだ時の当選倍率は年々上がっていて、参加したくてもできない状況というのは有名な話です。
ですが、実はこの当選倍率は参加費次第で変わってくるんです。
(正確には参加費は共通ですが、参加費以外にかかる費用が変わります)
今回は、東京マラソンの当選倍率について
- 一般エントリーの当選倍率と参加費
- プレミアムメンバーの当選倍率と参加費
- チャリティーランナーの当選倍率と参加費
の3つのエントリー方法による違いをまとめました。
東京マラソンの一般エントリーは当選倍率10倍超!参加費は?
まず、参加資格を満たせば誰でも東京マラソンに応募できるのが一般エントリーです。
念のために最初に東京マラソンの参加資格を確認しておきましょう。
- 東京マラソン当日満19歳以上
- 6時間40分以内に完走できる(車いすの方は2時間10分以内に完走できる)
他にも準エリートやエリート枠がありますが、こちらは推薦選手や招待選手レベルのランナーが対象なので、このページを見ている方で該当する方はいらっしゃらないかと思います。
それ以外の一般参加者に求められているのは、大会当日19歳以上であることと6時間40分以内に完走できることのみです。ちなみにこの6時間40分というのは自己申告なので、実質19歳以上であれば誰でも応募できるということになります。
そのため、東京マラソンの一般エントリーの当選倍率は増加の一途を辿っているというわけです。具体的な倍率・参加費・申込期間は、以下の通りです。
- 倍率:約10倍
- 参加費:国内から参加 10,800円/海外から参加 12,800円
- 申込期間:前年の8月1日~8月31日
倍率は、近年は約10倍ですが基本的に増加傾向です。
参加費に関しては、事務手数料や消費税込みの金額です。
この金額が東京マラソンで42.196kmを走ろうと思った時の最低料金になります。
東京マラソンのプレミアムメンバー当選倍率は約3倍!参加費は?
一般参加は10倍以上の当選倍率ですが、追加費用と引き換えにその倍率を少しでも下げる方法があります。
それは、東京マラソン財団が運営する「ONE TKYO」というクラブサイトの有料会員になることです。
この有料会員はプレミアムメンバーと呼ばれていて、一般エントリーの他に先行エントリー、二次抽選と、計3回の当選チャンスが手に入ります。
確実に当選できるわけではありませんが、倍率は一気に下がります。
具体的な倍率・参加費・申し込み期間は、以下の通りです。
- 倍率:約3倍
- 参加費:一般参加費+プレミアムメンバー年会費4,320円
- 申込期間:先行エントリー 7月1日~7月31日
ONE TOKYOプレミアムメンバー年会費の4,320円が追加でかかります。
この年会費は、参加費と違って落選した場合でも当然戻りません。
いわば、当選の確率を上げるための掛け捨て費用のような位置づけですね。
抽選は、7月の先行エントリー、8月の一般エントリー、11月の二次抽選と3回行われます。
基本的に7月の先行エントリーに申し込みを行えば、そこで落選したら自動的に一般エントリーに。
そこでも落選したら自動的に二次抽選にまわりますので、その後の手続きは必要ありません。
東京マラソンはチャリティーランナーなら100%走れる?参加費は?
プレミアムメンバーは、掛け捨ての4,320円を支払うことで当選確率を約3倍引き上げることが出来ました。
しかし、それでも当選倍率はまだ3倍もあります。
確実に東京マラソンを走りたい!という場合は、もうひとつ別の方法を取ることが可能です。
それが、チャリティーランナーという方法です。
チャリティーランナーの枠は3,000人ですが、これまで定員に達したことはありません。
先着順ということですが、申し込めばほぼ当選すると思われます。
では、東京マラソンチャリティーランナーの参加費・申込期間を見てみましょう。
- 参加費:一般参加費+10万円以上の寄付
- 申込期間:7月1日~11月中旬
チャリティーランナーとして参加する場合は、ほぼ100%の当選が保証されている代わりに最低10万円の寄付金が必要となります。
10万円…(^^;
これをどう取るかですが、その他に一般参加費がかかりますので、合計で11万円以上の費用が必要ということです。
まとめ
今回は、チャリティーの精神などはひとまず置いておいて、東京マラソンにおける純粋な参加費と当選倍率の関係についてまとめてみました。
個人的には、プレミアムメンバー枠が費用と倍率のバランスが取れているかな、という印象です。
しかし、この方法も以前より広まってきていますので、全体の申し込み人数の増加と合わせて、毎年倍率も上がってくることが予想されます。
いずれにしろ、東京マラソンは狭き門ですね。
あなたなら、どの方法を選択しますか?