結婚して初めてのお彼岸の場合、どのような作法をしたらいいのか迷うことも多いですよね。
細かい部分はご主人に確認しながら準備をするのがベストだと思いますが、一般常識としてのお彼岸マナーもチェックしておくとあわてずに済みます。
今回は、
- お彼岸に実家に帰省する際の手土産について
- お彼岸の手土産にのしは必要なのかどうか
- お彼岸ののしの書き方
といった点をまとめました。
お彼岸の実家への帰省 手土産はお供え物がいい?
お彼岸時に義理の実家に帰省する場合、まず悩むのが手土産だと思います。
お彼岸なのでご先祖様へのお供え物はまず持って行くとして、それ以外におうちの方用の手土産も必要なのか?なんてことも、私は疑問に思ったりしました。
こちら、基本的にはお供え物だけで良い場合が多いみたいですね。
もしかすると地域的な習慣やそのおうちの習慣で、お供え物と手土産は別という場合もあるかもしれません。
この点は、事前に確認しておきましょう。
お彼岸のお供え物にふさわしいものは?
ほとんどの方は、お彼岸の手土産としてお供え物を持っていかれると思います。
お彼岸のお供え物としてふさわしいものを挙げてみると、以下の通りです。
- おはぎ(秋のお彼岸の場合)
- ぼたもち(春のお彼岸の場合)
- 故人が好きだった食べ物やお酒
- 菓子折り
- 果物
- ハムなどの詰め合わせ
- 高級なお線香やろうそく
まずは、定番のおはぎとぼたもちですね。
こちらは、萩の花(おはぎ)と牡丹の花(ぼたもち)が由来となっていて、それぞれ秋と春で分かれています。
ただ、おはぎもぼたもちも日持ちのする食べ物ではないので、みんなが持ってきてしまうと大変です。
最近では、集まる親戚はそれぞれ日持ちのする食べ物や飲み物をお供え物として持ってくるケースが多くなってきています。
その際に選ぶ基準としては、故人と親交があった場合は故人の好きだったものを選んでも良いでしょうし、ご実家に育ちざかりのお子さんなどがいらっしゃるようならハムの詰め合わせや果物なども喜ばれます。
食べ物以外でも、少し高級なお線香やろうそくなどは、仏壇があるおうちの場合は喜ばれますよ。
お彼岸の手土産にのしは必要?
手土産にお供え物を持っていく場合に関しては、のしはつけた方が良いです。
基本、ご仏壇にお供えするものですので。
フランクな関係が築けている場合は、先方のお義母さまから「そんなにかしこまらなくてもいいのよー」と言われる場合もあるかもしれません。
ですが、そうは言っても丁寧に対応されて気を悪くする方はいませんので、形式的ではあってものしをつけて持っていかれることをおすすめします。
※お供え物とは別に手土産を持っていく場合は、そちらにはもちろんいりません。
お彼岸のお供え物の「のし」の書き方
ルールとしてはとても簡単です。
- お供え物をのし紙で包む
- 水引の上段には「御供」と書く
- 水引の下段にはご主人の名前を書く
これでOKです。
たったこれだけですので、のしはきちんとつけるようにしましょう。
まとめ
以上が基本的なお彼岸のマナーです。
あくまでスタンダードなものなので、これを踏まえてご主人のご実家のやり方をリサーチしてみましょう。
一度経験すれば、雰囲気や流れなども分かってきます。
ご主人の実家とある程度の距離を置きつつも良好な関係を築くためには、こういった仏事をしっかりと押さえておくことがポイントですので、少しだけ頑張ってみてくださいね(^^)