春につきものの花粉症。ひどい鼻水や痒みをなんとかするには病院に行くのがもちろん一番ですが、中には市販薬でしのいでいる…という方も少なくないでしょう。
でもこれらの市販薬は、飲むと眠くなってしまうのが困り者です。
眠くならない市販薬情報や、眠くなる理由について、そして、その対策について掘り下げていきたいと思います。
花粉症の薬で眠くならない市販薬はあるの?
先程も触れたように、市販の花粉症の薬には「眠気」という副作用がどうしてもついてまわりがちです。
良く効く薬ほどこの効果は強まるため、今すぐ何とかしたい!と思って効果の強い薬を選ぶと、どうしても眠くなる可能性が高いです。
では、比較的眠くならないタイプの薬にはどのようなものがあるのでしょうか。
オススメは、以下の二つの銘柄です。
- アレグラFX
- アレジオン10
とりわけ、「アレグラFX」は耳鼻科などで処方される「アレグラ60mg」と成分・用法ともに全く同じものとなっていますから、普段通院しながら花粉症と戦っている方には馴染みやすいお薬かと思います。
病院で「眠くなりにくいお薬をください」と言うと出てくるのも、大抵この「アレグラ」なのです。
アレグラは処方薬も市販薬もあまり値段が変わらない
「アレグラFX」は価格に関しても、処方されるものとほぼ差がありません。定期的に通院する場合は処方のほうがお安くなるようですが、間隔をあけて薬だけもらいに病院に行く…というような方ですと、市販薬である「アレグラFX」のほうが向いていると言えるでしょう。
市販薬のため、待ち時間や病院で風邪などの他の病気を貰ってしまう心配をせず、他の買い物と一緒に買えるのが手軽でいいですよね。
「アレグラFX」は、薬剤師の居るドラッグストアやネットショップで購入することができます。ドラッグストアで買いたい場合は、そのお店に「第一類医薬品」の取り扱いがあるかどうか、チェックしてみてくださいね。
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花粉症の薬で眠くなるのはどんな成分が理由?
そもそも、花粉症の薬を飲むと眠くなってしまうのはどうしてなのでしょうか?
それは「抗ヒスタミン薬」という花粉症の薬に含まれる成分が原因です。
花粉症の方の身体が花粉に対して反応を起こしている時に暴れて痒みなどを引き起こすのが「ヒスタミン」。花粉症の薬の成分である「抗ヒスタミン薬」というのはその「ヒスタミン」の働きを抑えてくれるものです。
ヒスタミンは花粉症の症状の原因になるものの、実は日中眠くならないようにしたり、学習能力を高めたりといった役割を果たすものでもあるため、花粉症の薬によってその働きが妨げられてしまうことで、私たちは眠くなったり、集中できなくなったりしてしまうのです。
抗ヒスタミン薬による眠気は、花粉症を抑える効果そのものが引き起こしている症状なので、残念ながら避けようがありませんよね。
しかも、自然な眠気と違って薬によって引き起こされる眠気や集中力の欠如は「インペアード・パフォーマンス」と呼ばれ、自分で自覚することが難しいと言われています。このため、花粉症の薬を飲んだ状態で、眠くなっているにも関わらず気付かないまま運転を続けて事故を起こしてしまった…ということにもつながりかねないのです。
上記で紹介した「アレグラFX」はその「抗ヒスタミン薬」の成分が鼻には効いて、脳には効きにくいように作られているため、眠くなりにくいという特徴があります。
ただし、眠くなりにくい分、ひどい花粉症の症状の時には効き目が薄いというデメリットもありますから、一長一短と言えそうですね。
花粉症の薬で眠くなる場合の対策は?
いくら眠くなりにくい花粉症の薬、と言っても上で挙げた「インペアード・パフォーマンス」のこともありますし、全く眠くならない、というのは難しいかもしれません。
そうは言っても仕事で運転をしなければいけない、という場面もあるはず。対策はどのように取れば良いのでしょうか?
どうしても花粉症の薬を飲んで運転をしなければいけない時は、4つの対策が考えられます。
こちらであれば脳に働きかけることがなく、痒みを抑えてくれるます。運転中はこういった薬でしのいで、帰宅後に少し強めの内服薬を飲めばよいでしょう。
そうすることで身体本来の調子が整いますから、花粉症をそのものの劇症化を抑えることが出来ますよ。
花粉症向けのサプリも充実してきていますので、そういったものをうまく利用しながら薬の量を調整し、副作用を避けましょう。
私は花粉症対策にラクトフェリン+乳酸菌のサプリを使用中
花粉症向けのサプリメントは数多く発売されていますが、私の場合は総合的な免疫力の向上も狙ってラクトフェリンとフェカリス菌という乳酸菌が含まれたサプリメントを利用しています。
薬のように眠くならずに済みますし、今のところ花粉症の症状もかなり落ち着いていますので、どうしても薬が苦手という方は試してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
近年では眠気の出にくいものも増えてきた花粉症のお薬。
飲み薬だけでなく、点鼻スプレーや点眼薬なども上手に取り入れて、つらい時期を乗り切っていきたいところですね。
また、もし来シーズン以降少しでも花粉に過剰反応しない体質を手に入れたい場合は、舌下免疫療法を検討してみてもいいと思います。舌下免疫療法に関しては、こちらの記事を参考にしてください。
関連記事⇒花粉症の最新治療・舌下免疫療法の効果、費用、期間についてただし、舌下免疫療法の開始タイミングは花粉症の時期が終わってからです。まずは今年の花粉症を、なるべく薬の副作用なく乗り切ってくださいね!