花粉症の症状を悪化させないためにはマスクの着用が効果的ですが、お子さんの場合はマスクを嫌がってしまうことも多いですよね。
子供の花粉症は鼻づまりになりやすいので、マスクをするとさらに息が苦しくなるのがその理由です。
では、花粉症の子供がマスクを嫌がる場合はどのように対処したらいいのでしょうか?
今回は、マスクを嫌がる子供のための花粉症対策をまとめました。
子供は花粉症になると鼻づまりを起こしやすい
大人の花粉症といえば、鼻水が出て止まらないという症状が有名ですが、子供の花粉症の場合、実は鼻づまりを起こすことが多いです。
大人に比べて鼻が小さいなど原因はいくつかあるようですが、子供が花粉症になった場合、風邪を引いた時のように鼻がつまり、鼻で呼吸ができなくなることから口をあけたままでいる状態が見受けられるようになります。
花粉の時期に熱などもないのに口をあけていることが多くなり、息苦しそうにしていたら、花粉症を疑ってみましょう。
子供がマスクをしてくれない時の花粉対策は?
花粉対策のアイテムとして、とても有効なマスク。花粉の飛沫を物理的に鼻に届かないようシャットアウトしてくれるので、子供の花粉症にもできれば使っていきたいところですよね。
ただ、マスクをするとどうしても息がこもってしまいますから、あの感覚が嫌でつけてもらったマスクを外してしまう子供も少なくありません。
こういった場合、どうやって花粉対策を行えばよいのでしょうか?
マスクをしなくても花粉を防げる具体的な対策方法を以下にまとめましたので、参考にしていただければと思います。
スプレータイプの”見えないマスク”を使用する
外出中は、スプレーをするだけで花粉をガードする”見えないマスク”を利用して花粉の吸い込みを最小限にとどめましょう。
スプレータイプなので実際にマスクをする必要はありませんし、使用されている成分も天然成分が原材料なので、子供にも使用が可能です。(ただし、念のため腕の内側などでパッチテストはしておきましょう)
実際にマスクをした場合に比べればさすがに効果はやや落ちますが、それでも何もしないよりずっと花粉を防げます。
マスクを嫌がらない子の場合は、マスクの上からスプレーしてあげれば効果はさらに上がります。
家の中から花粉を無くす
外と異なり、空気中に漂う花粉の量をコントロールできるのが家の中です。
- 家の中に花粉を持ち込まない
- 家の中から花粉を取り除く
この2点を意識することで、花粉症の子供がマスクなしでも快適に過ごすことができます。
服装にも注意です。この時期は花粉をつけてしまいやすいフリースや毛糸・化学繊維の服装を避け、綿やシルク、デニム、ツルツルした素材の服を着るよう心がけると効果ありです。
空気清浄機が最も有効ですが、ない場合は加湿器をかけましょう。空気が湿ると、花粉が湿気を吸うため空気中に舞いにくくなります。加湿器をつけて部屋の湿度を高め、花粉を床に落としてウェットタイプのクイックルワイパーなどでふき取ってあげれば、かなりしっかりと花粉を除去できます。
鼻づまりに効く塗り薬はどれがいい?
花粉症が原因の子供の鼻づまりを解消するために一番なのは病院にきちんとかかることですが、それまでの間をしのぎたい!と思った時には市販薬に頼ることもあるかと思います。
市販薬の鼻づまり解消薬のうち、ここでは塗り薬タイプのものをおすすめします。
使用する子供がまだ小さい場合は「ママ鼻水トッテ すーっとお鼻クリーム ベビー用」がおすすめ。
新生児向けということで、低い年齢であっても使用可能なのが魅力です。鼻の外に塗ればいいので、子供としても抵抗が少なく、嫌がられないのも良いところではないでしょうか。
ママ鼻水トッテ すーっとお鼻クリーム ベビー用 8g
「花粉ガードEX」「アレルシャット 花粉 鼻でブロック」などは子供にも使用できる、花粉症対策の塗り薬です。仕組みとしては、クリームがフィルターを作ることで花粉などの吸着を防ぐというタイプ。
ただし、こちらは効果が期待できる分鼻の中に直接塗る必要があるので、子供に使用するには少しハードルが高いとも言えそうです。
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アレルシャット 花粉鼻でブロック キッズ いちごの香り 約30日分
これ以外にも市販の塗り薬はいくつかありますが、必ず「子供用」「子供でもOK」という表記のものを選んでください。
花粉症を含むアレルギーの薬には、子供に使用すると重篤な症状を起こす成分があるので、大人向けの物をそのまま使うことは避けてあげてくださいね。
まとめ
花粉症の鼻づまりで苦しむお子さんを見ているのは辛いものですよね。
無理矢理マスクをつけさせようと頑張るのもいいですが、時には違う方法も工夫して、なんとか辛い時期を一緒に乗り切りましょう!