- デリケートゾーンのにおいがきつい。
- いくらケアをしても改善の兆しが見えない。
そんな時は、においの原因が病気である可能性についても考えてみましょう。
場合によっては性病に感染している可能性もあります。
例えば、カンジダ膣炎やトリコモナス、細菌性膣炎などに感染してしまうと、陰部のにおいがきつくなることが多いです。また、おりものにもさまざまな変化が出てきます。
今回は、デリケートゾーンのにおいの原因になりやすい病気の一覧と、そのにおいの特徴についてまとめています。
病気かどうかの最終的な判断には、病院で診察を受けるか簡易的な検査キットの使用がおすすめですが、におい・おりものといった症状も、目安の一つにしていただければ幸いです。
デリケートゾーンの「におい」と「おりもの」の症状から分かる病気一覧
デリケートゾーンのにおいの原因となる病気にはいくつかの種類がありますが、それぞれ異なる特徴を持っています。
今回は、
- 淋病
- カンジダ膣炎
- クラミジア
- トリコモナス
- 細菌性膣炎
- 子宮頸がん
- 子宮内膜症
といった7つの病気における「におい」と「おりもの」の特徴をまとめています。
淋病の「におい」と「おりもの」の特徴
淋病に感染している場合、
- 黄緑色に変化したおりものが出てくる
- イカ臭い強いにおいがする
といった特徴が見られます。
カンジダ膣炎の「におい」と「おりもの」の特徴
カンジダ膣炎に感染している場合、
- おりものの色が黄色っぽくなったり白っぽくなったりする
- 魚のような生臭いにおいがする
といった特徴が見られます。
クラミジアの「におい」と「おりもの」の特徴
クラミジアに感染している場合、
- 緑色に変色したおりものが出てくる
- 肉の腐ったようなきついにおいがする
といった特徴が見られます。
トリコモナスの「におい」と「おりもの」の特徴
トリコモナスに感染している場合、
- おりものが黄緑色に変色する
- 泡状のおりものが出てくる
- 膣や外陰部に酷いかゆみが生じ、や悪臭が発生する
といった特徴が見られます。
細菌性膣炎の「におい」と「おりもの」の特徴
細菌性膣炎の場合、
- 水のようなおりものが出る
- 魚の腐ったような酷いにおいがする
といった特徴が見られます。
子宮頸がんの「におい」と「おりもの」の特徴
子宮頸がんの場合、
- 生理時でもないのにおりものに出血が見られたり、血尿や血便などが排泄される
- おりものに酷い悪臭がし始める
といった特徴が見られます。
子宮内膜症の「におい」と「おりもの」の特徴
子宮内膜症の場合、
- 白や黄色のおりものが出ることがある
といった特徴が見られます。
ただし、おりもののにおいに変化が出ることは少ないです。
治療のためには恥ずかしがらずにすぐに病院に行く事が大切
デリケートゾーンの「におい」や「おりもの」の状態が上記の病気の特徴に当てはまるなら、病院で診察と治療を受ける必要があります。
ただ、やはり女性の場合は病院に行って診察してもらうのは恥ずかしいですよね。
そのためか、薬局などで市販されている薬を使って性病を治そうと考える人もいるようです。
しかし、市販されている薬を使っても、治らない病気もあります。
それに、自分自身ではどの病気にかかっているのか自信を持って判断しにくいでしょう。何となく症状が似ているからといって、その病気であるかどうかの確定が出来ていないのに市販薬を飲み続けるのはよくありません。
やはり、恥ずかしくても病院に行って診察してもらう方が病気を悪化させずにすみます。性病をはじめとする上記の病気の疑いがある場合は、なるべく早いうちに病院へ行くようにしましょう。
病院に行く場合は婦人科に
今回のような症状の場合は、婦人科に行って診察してもらうのがおすすめです。
大切なのは、きちんと完治するまで治療を続けること。途中から病院に行かなくなったりしてはいけません。
デリケートゾーンのにおいの原因が病気である場合、信頼できる専門医の元で治療を受けて治していくのがもっとも適切な対処法であることを覚えておきましょう。
自宅でできる性病検査キットの利用も
基本的には、自分のデリケートゾーンのにおいが何かおかしいと感じた段階で、病院に行って専門医の診察を受けることがおすすめです。
ただ、
- なかなか病院に行く勇気がない
- 病気なのか分からない段階で病院に行くのは恥ずかしい
といった感情が出てくるのも自然なことだと思います。
その場合は、自宅でできる性病検査キットを利用するのも良いかと思います。
- 疑わしい病気だけを検査してもらう
ことも、
- 全17種類の検査を一度で行ってもらう
ことも可能です。
必要に応じて検査キットを選択して試験を行い、陰性ならそれでよし、陽性ならきちんと病院に行って治療をする。
病院に行こうかどうか悩んでいるなら、まずは自宅の検査で病院に行く必要があるかどうかをはっきりさせてしまいましょう。