体臭には大きく分類して3つの種類があり、それぞれに別の原因があります。
関連記事⇒体臭には3つの種類がある?それぞれの原因を理解して対策を!この中で、特に皮膚がにおう体臭と胃腸からにおう体臭に関係するのが食事との関係です。
何となく肉食中心の生活をしている人は、そうでない人と比べて体臭が強烈だというイメージがありませんか?
このイメージは間違っていないのですが、実は肉以外にも体臭に影響を及ぼす食べ物はあります。
また、体臭改善のために食生活を見直すことが、結果的に美容と健康へも好影響を与えてくれます。
今回は、
- 体臭の原因になりやすい食べ物
- 体臭を予防するための食べ物
といった観点からまとめました。
肉食だけじゃない!体臭の原因となる食べ物はこれ!
体臭の原因になりやすい、注意するべき食べ物は以下の通りです。
- ステーキ・焼肉・ハンバーグといった肉料理
- バターやチーズといった乳製品
- ニラやニンニクといった香味野菜
それぞれについて、詳しく掘り下げていきたいと思います。
肉や乳製品の飽和脂肪酸が皮膚の体臭の原因に
まず、肉料理や乳製品が体臭に悪影響を与えてしまうのは、これらの食べ物に動物性の飽和脂肪酸が多く含まれているためです。
こういった食生活を続けていると脂肪がつきやすくなり、皮脂の分泌も増加するのですが、飽和脂肪酸は身体を酸化させやすいという特徴も持っているため、分泌過剰になった皮脂が酸化し、皮膚がにおう体臭へとつながります。
消化に時間のかかる肉料理は胃腸で腐敗しやすい
また、特に肉料理は消化に時間がかかりやすく、胃腸で腐敗しやすいです。
そのため、いわゆる胃腸からにおう体臭にもつながりやすいです。
香味野菜のアリシンにも要注意!
ニラやニンニクなどの香味野菜に含まれるアリシンも、血液を通って皮膚や胃腸からのにおいの元になりやすい成分です。
アリシンを含む食べ物は疲労回復効果もあり、お肉などとの相性が良いものも多いですが、食べ過ぎには注意しましょう。
食生活を変えることで体臭は抑えられるのか?
日本人は欧米人に比べて体臭の少ない民族ですが、肉や乳製品などを多く食べる欧米型の食習慣が広まったことで、体臭を気にする人も増加してきています。
逆に言えば、もともと日本人が食べていた御飯やみそ汁、焼き魚といった和食は、嫌なにおいの元になりにくいのです。
ですから、食べ物で体臭改善を行いたいならば、まずは肉類を中心とする欧米型の食事から御飯やみそ汁などを食べる和食へと食事のメニューを変更していくのがおすすめです。
体臭を予防する食べ物
食事のベースを和食としたうえで、より積極的に食べることで体臭予防につながる食べ物もあります。
それが、緑黄色野菜と果物です。
緑黄色野菜で嫌なにおいを予防できる理由とは?
肉料理を多く食べる人は、嫌なにおいを抑えるために緑黄色野菜も多く食べるようにするのがおすすめです。
緑黄色野菜といえば代表的なところでは
- ニンジン
- 春菊
- ホウレンソウ
- 小松菜
- ピーマン
- かぼちゃ
- トマト
- ブロッコリー
- 白菜
などがそれに当たります。
こうした緑黄色野菜には、ビタミンCやビタミンA、ビタミンEが多く含まれていますから抗酸化力が高く、皮脂の酸化を防いでくれる効果が期待できます。
また、体の免疫力を高めてくれる力がありますし、多くの肉料理を食べても脂質があまり体に吸収されないように働いてくれるというメリットを持っています。
その他にも、緑黄色野菜を食べることでメタボリックシンドロームなどの肥満を防いだり、美肌を保つことができたりする効果があります。
果物で嫌なにおいを予防できる理由とは?
果物には、多くの食物繊維が含まれています。ですから、腸内に溜まった老廃物を食物繊維の働きによって外へ排出してくれる作用があります。
積極的に摂りたい果物としては、
- リンゴ
- バナナ
- みかん
- グレープフルーツ
- ブドウ
- 梨
- マンゴー
- メロン
- スイカ
などですね。
これらは美容に良いビタミンCやミネラル分なども多く含んでいる果物ですから、食べることによって素肌が美しくなるというメリットも期待できます。
ただし、食べ過ぎには気を付けるようにしましょう。
野菜の場合は、食べ過ぎてもカロリーが高くなるという心配はありませんが、果物には果糖と呼ばれる糖分が入っているため、食べ過ぎるとカロリーが高くなってしまう可能性があります。
バランス良く食べ過ぎない程度に果物を食べ、それによって健康的な体を維持するように心がけましょう。
まとめ
食べ物から体臭を改善していくには、
- 和食中心の食事を心がけ
- 野菜と果物を多く食べる
という、食生活で気を付けたい基本中の基本を大切にすることが重要になります。
今は便利な消臭サプリなどもありますが、そういったアイテムに頼るだけではなく、同時進行で食事の見直しもしっかりと行いましょう。
結果的に健康な身体も手に入るので、一石二鳥ですよ^^