膝がぐらついて不安定な状態だと、足にうまく力が入らなかったり、ねじれが気になってしまうため、自分の足で歩くことに消極的になってしまいますよね。
そんな方にとって膝のサポーターは強い味方ですが、今は数多くの種類が発売されているため、どの膝サポーターを選べばいいのか迷ってしまうことも多いと思います。
特に、はじめての膝サポーター選びの場合はなおさらです。
そこで今回は、膝サポーターを大きく2種類に分け、目的に応じた選び方とそれぞれのおすすめ商品について掘り下げていきたいと思います。
膝サポーターのタイプは大きく分けて2種類
膝のサポーターは、大きく分けて以下の2種類に分類できます。
- 履くタイプの膝サポーター
- 巻くタイプの膝サポーター
まずは、それぞれの特徴とメリット・デメリットについて理解しておきましょう。
履くタイプの膝サポーター
履くタイプのメリット・デメリット
- 着脱が簡単で難しくない
- 動きやすい
- ズボンを履いても目立たない
- 軽い
- ホールド力が巻くタイプに比べて弱い
- サイズが合ったものでないとサポート力が弱まる
- 生地によっては蒸れる
こんな方は履くタイプの膝サポーターがおすすめです
- 膝サポーターに初めて挑戦する
- 面倒くさがり
- 膝の違和感の度合いや状態がそこまで悪くない
- 激しいスポーツをするわけではなく、歩く際の補助が欲しい
全体的に、履くタイプの膝サポーターは初心者向けといった印象ですね。
膝関節をガチっと安定させる働きは巻くタイプよりも落ちますが、履き心地や着け心地に違和感がなく、簡単に履けるので習慣化しやすいです。
履くタイプの膝サポーターを選ぶ際のポイント
- ホールド力を補う工夫がされている
- 長時間履いても蒸れにくい素材でできている
- 生地の伸びなど、フィット感を高める工夫がされている
履くタイプの膝サポーターを選ぶ際は、弱点であるホールド力を補いつつ、長時間履いていても不快にならない工夫がされているものを選びましょう。
履くタイプのおすすめ!サントリーとミズノ社の共同企画グッドムービングひざサポーター
グッドムービングひざサポーターの特徴 サントリーとミズノ社という大手2社が共同企画した膝サポーター
履くタイプだが、フレックスチューブボーン採用なので膝をしっかりガード
特殊素材と3D解析に基づく設計でズレにくい
メッシュ構造で蒸れにくいので履き続けられる
料金 | 1個:4,480円+送料 2個:8,960円(送料無料) |
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総合評価 | ★★★★★ |
グッドムービングひざサポーターは、サプリメント市場売上NO.1メーカー(※)のサントリーとスポーツメーカーのミズノ社が共同企画した膝用サポーターです。
履くタイプのメリットである手軽な履きやすさはそのままに、デメリットをうまく補った設計になっているのが特徴的ですね。
サントリーとミズノ社といった、長年膝の研究を続けている大手企業の共同企画という点も、安心できるポイントです。
巻くタイプの膝サポーター
続いては、巻くタイプの膝サポーターについてまとめていきたいと思います。
巻くタイプのメリット・デメリット
- ホールド力が強く、安定性が高い
- 締め付け度合いを自分で調節できる
- 着脱が面倒
- 動きづらい
- 少し重さがある
こんな方は巻くタイプの膝サポーターがおすすめです
- 膝の状態がかなり悪く、動き安さよりも安定性を求めている
- 膝サポーターにある程度慣れている
- 面倒くさがりでない
- 登山や激しいスポーツといった、膝に負担のかかる動きをする機会が多い
履くタイプに比べて、巻くタイプの膝サポーターは中級~上級者向けと言って良いと思います。
ホールド感は高まりますが、その分着脱が億劫だったり動きにくいといったデメリットがあるため、慣れていないと面倒くさくなって結局使わなくなってしまう、という結果になりやすいからです。
ただし、膝の状態がとても悪い方の場合は最初から巻くタイプを選択するのもOKです。その場合は、行きつけの整形外科や整骨院・接骨院で巻き方の指導を受けることをおすすめします。
巻くタイプの膝サポーターを選ぶ際のポイント
- 膝を上下で固定できるものにする
- 蒸れにくいメッシュ素材のものを選ぶ
せっかく巻くタイプを選ぶなら、膝の固定を上下でしっかりとしてくれるものにしましょう。蒸れにくさに配慮するのは、履くタイプ同様ですね。
巻くタイプのおすすめ!上下でホールドお医者さんのがっちり膝ベルト
お医者さんのがっちり膝ベルトの特徴 膝を上下でしっかりと固定
クロスベルトによる高いホールド性
メッシュ素材なので蒸れにくい
料金 | 1個:6,480円(定価) |
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総合評価 | ★★★★★ |
お医者さんのがっちり膝ベルトは膝を上下からクロスベルトで固定するタイプのため、ホールド感がとても強いです。
膝の状態がかなり思わしくなかったり、テニスや登山といった激しいスポーツをする機会が多い方におすすめの膝サポーターになります。
初心者は履くタイプがおすすめ!まずは膝サポーターの習慣をつけよう!
ここまで、
- 履くタイプ
- 巻くタイプ
のおすすめ膝サポーターを一つずつご紹介してきましたが、初めて膝サポーターを購入する場合はやはり履くタイプをおすすめします。
私の鍼灸サロンでも膝サポーターの相談を受けることは多いですが、経験上、いきなり巻くタイプのサポーターにチャレンジする方の多くは、途中で面倒くさくなって挫折してしまう場合が多いです。
それでは本末転倒になってしまいますので、
- 日常生活を楽に送るために、まず履くタイプの膝サポーターを利用する
- スポーツなどの激しい運動をする機会がある時だけ巻くタイプのサポーターに切り替える
といった使い分けをするのも一つの方法かと思います。
また、ひねり動作が少なく、ウォーキング程度の軽い運動であれば履くタイプだけで十分です。
快適で安定感のある生活を送るために、まずは履くタイプの膝サポーターから習慣化してはいかがでしょうか。