胸が垂れる原因はクーパー靭帯が切れるから?予防するには?

胸が垂れる原因はクーパー靭帯が切れるから?予防するには?

男性が女性のバストに求めるものの1位ってなんだかご存知ですか?
「大きさ」を抑えて1位に輝くのが、「」です。

また、女性が自分のバストで気になる部分を聞かれた時、60%以上の方が「下垂」と答えています。

つまり、男性目線においても女性自身の主観においても、バストの形はとても重要で、特に胸が垂れてしまっている状態はものすごく気になってしまうということですね。

今回は、バストの形に関して、

  • 胸が垂れてしまう原因
  • クーパー靭帯が切れたり伸びたりする原因
  • 胸が垂れるのを予防する方法

といった観点からまとめています。
まずは原因をしっかりと理解して、普段からの予防につなげていきましょう!

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胸が垂れる原因は?

胸が垂れてしまう大きな原因は、以下の2つです。

クーパー靭帯が切れたり伸びたりする
エストロゲンの減少

それぞれについて掘り下げていきたいと思います。

クーパー靭帯が切れたり伸びたりする

まず、私たちのバストを構成しているのは、乳腺・脂肪・クーパー靭帯の3つの組織です。このうち、最後のクーパー靭帯と呼ばれるコラーゲン繊維が、乳腺や脂肪をまとめるようにして支えることで、バストの形を保ってくれています。

つまり、このクーパー靭帯が伸びたまま戻らなくなったり、切れたりすることによって胸を支える機能を失ってしまうと、胸が垂れてきてしまうというわけです。

エストロゲンの減少

エストロゲンは女性ホルモンの一種で、乳腺の発達やバストの張り、女性の若々しさを保つという働きがあります。

ですので、何らかの理由でエストロゲンの分泌が減少してしまうと、ボリュームやハリが無くなり、老化した垂れ胸につながってしまいます。

大胸筋・小胸筋の衰え

胸が垂れてしまう直接的な原因は、上に挙げたようにクーパー靭帯が伸びる・切れるといった問題と、女性ホルモンのバランスが崩れてエストロゲンの分泌が減少してしまうといった問題にあります。

基本的にはこの2つが大きな原因となりますが、間接的な原因としての「胸の土台の筋肉である大胸筋・小胸筋の衰え」についても触れておきたいと思います。

大胸筋や小胸筋はバストの土台部分に位置する筋肉なので、この部分の筋肉がうまく機能しないとバスト周りの血流が低下して、新鮮な酸素と栄養素がバストに運ばれなくなってしまいます。その結果、肌の張りを失い胸が垂れてきてしまうというわけです。

よく、大胸筋や小胸筋は胸が垂れないように釣り上げてくれる働きがあると言われますが、実際には大胸筋と小胸筋にそういった働きはありません。また、バストアップのためにしっかり鍛えることが重要と言われますが、胸囲は広がってもブラカップが大きくなるわけではありません。(女性ボディビルダーの胸とグラビアアイドルの胸は同じではありませんよね)

あくまで、バストを構成するのは乳腺・脂肪・クーパー靭帯ということを忘れないようにしましょう。そうしないと、無駄な情報に踊らされてしまいます。

胸が垂れてしまうという観点から考える時は、大胸筋や小胸筋はあくまで間接的な要因だと認識しておきましょう。

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クーパー靭帯が切れる原因は?

胸が垂れてしまう直接の原因は、「バストを支える繊維状のクーパー靭帯が伸びたり切れたりする」「女性ホルモンのバランスが崩れてエストロゲンの分泌が減ってしまう」ということでした。

では、普段の生活の中のどんなシーンがこの2つの原因に当てはまってしまうのか、具体的なシーンを見ていきたいと思います。

卒乳時に胸が垂れた
卒乳後に胸が垂れてしまうのは、クーパー靭帯とエストロゲンの両方の原因が絡んでいます。

妊娠中~授乳中に一時的なバストアップが急激に起こると、クーパー靭帯や皮膚が伸ばされてしまいます。また、妊娠中に多く分泌されていたエストロゲンが出産後に急激に減少することも影響しています。

ノーブラで寝てしまう
夜にノーブラで寝てしまうと、横向きになった際などに胸が横流れを起こしてしまい、その際にクーパー靭帯が伸びてしまいます。
胸が激しく動く運動(ジョギング、ランニング、ベリーダンスなど)
何の対策もせずに胸が上下左右に動くような運動を行うのは、正直自殺行為に等しいです^^;胸が大きく、激しく動くたびにクーパー靭帯は伸ばされ、場合によっては切れてしまいます。
加齢
クーパー靭帯を構成しているエラスチンというタンパク質は、加齢とともに減少します。ですので、年齢と共にクーパー靭帯の機能は少しずつ低下してしまいます。また、加齢とともにエストロゲンの分泌量も減少します。
不規則な生活やストレス
不規則な生活やストレスがかかることも、女性ホルモンの乱れの原因になります。最近は若い女性であっても更年期のような症状を訴える方が増えていますが、生活習慣やストレスが主な原因と言われています。
ブラトップ
最近利用している方の多い、ブラトップをはじめとするカップ付きインナーもクーパー靭帯損傷の原因になり得ます。通常のブラジャーに比べてホールド力が弱く、どうしても安定感に欠けてしまいます。特に、そのまま運動をしてしまうと通常のブラをしている時以上に胸が動き、クーパー靭帯を傷つけてしまいますので要注意です!
常に猫背で姿勢が悪い
猫背の状態が長時間続くと、大胸筋や小胸筋は縮こまって固まってしまいます。筋肉の伸び縮みと血流は大きな関係がありますので、こうなると新鮮な酸素と栄養素がバストに届けられなくなってしまいます。

胸が垂れるのを予防するには?

胸が垂れるのを予防するためには、これまで見てきた原因と逆のことを行えばOKです。今日からできる対策ばかりなので、今すぐ実行していきましょう。

クーパー靭帯が伸びる・切れるのを予防するには
  • 運動する時はスポーツ用のブラをする
  • 夜寝る時は専用のナイトブラをする
  • 30代以降なら、予防のためにもクーパー靭帯を強化するサプリメントを摂り始める
エストロゲンの現象を予防するには
  • ストレスを溜めない
  • 過激なダイエットをしない
  • 生活を不規則にしない
  • 30代以降なら、予防のためにエストロゲンを補うサプリメントを摂り始める
大胸筋・小胸筋周囲の血流を促進するには
  • 大胸筋、小胸筋のストレッチや筋トレを行う

まとめ

いかがでしたでしょうか?

特に、クーパー靭帯に関しては一度切れてしまったり大きく伸びてしまうと元に戻らないと言われているので要注意です。現在のところ、切れたクーパー靭帯をつなぐ手術も行われていません。

その意味では、クーパー靭帯をいかに守るかという点に意識を持って生活することが、垂れ胸の予防には一番大切になりますね。

今回は、胸が垂れてしまう原因を中心に深く掘り下げましたが、次回はある程度伸びてしまったクーパー靭帯を少しでも強化する方法について掘り下げていきたいと思います。

クーパー靭帯は再生可能?サプリ・ブラジャー・光豊胸で強化を!

もちろん予防にもなりますので、将来的な垂れ胸が心配な方は、そちらもぜひ参考にしてください^^

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