メラニン色素というと、日焼けで増えるあれ?とにかく増やさないに越したことがないやつだよね、といった感じで認識しがちですが、実はもう少し深いんです。
増えすぎても困るけど、無くても困ってしまうメラニン色素。
今回は、そんなメラニン色素について、以下の内容でまとめています。
1.メラニン色素と目・肌・髪の色との関係
1-1.健康面を考えればメラニン色素は必要な存在
1-2.メラニン色素を美容面から考えると?
2.メラニン色素を減らす方法①食べ物
2-1.ビタミンA・C・E
3.メラニン色素を減らす方法②サプリメントよりも医薬品を!
3-1.ハイチオールには「小じわ」解消効果が期待できない
3-2.私の母が愛用中のシミとシワの両方に効く医薬品
4.メラニン色素を減らす方法③専用クリーム
4-1.ハイドロキノンは副作用に注意する
4-2.体の各部位の黒ずみが気になる場合は専用クリームを
メラニン色素とは?目・肌・髪の色との関係
健康面を考えればメラニン色素は必要な存在
メラニン色素とは、名前に「色素」と付く通り、身体の「色」を作ってくれている成分です。具体的には、目や肌、髪などに黒・褐色の色を付けているのがメラニン色素というわけです。
そして、何故私たちの身体に色を付けるメラニン色素が必要なのかというと、紫外線や活性酸素から私たちの身体を守ってくれるからです。
例えば日焼けをするとメラニン色素が作られて肌が黒くなりますが、その結果、紫外線が私たちの体の奥まで入り込むのを防いでくれます。
つまり健康面だけを考えれば、メラニン色素は私たちに必要不可欠でなくてはならないものなんですね。
メラニン色素を美容面から考えると?
一方で、美容面からメラニン色素を考えると、一転してマイナスの影響が大きくクローズアップされます。特に、肌のメラニン色素に関してはマイナス面が顕著です。
例えば日焼けをしたあとの肌はシミやそばかすができやすくなりますし、将来的にはしわも増えやすいと言われています。いわゆる光老化という現象です。
まずは紫外線を浴びないことが重要!
肌の光老化を防ぐためには、まずメラニン色素が作られる元である紫外線を浴びないことが重要。有害な紫外線を浴びてしまうからメラニン色素が作られるわけで、じゃあ浴びなければいいんじゃん!という単純な話です。
メラニン色素に守ってもらうのではなく、日焼け止めを塗る・日傘をさす・長そでを着るといった方法で紫外線から自分の身を守りましょう。
増えてしまったメラニン色素は減らせばいい!
次に重要なのは、増えてしまったメラニン色素をどう減らすかということですね。
一度日焼けしてしまった肌も、基本的には時間の経過と共にメラニン色素は代謝されて一掃されるのですが、年齢と共にメラニン色素の居残りが増えていってしまいます。
ですので、日焼けをしてしまってメラニン色素が過度に増えすぎた後は、しっかりと減らすための対策を行いましょう!
メラニン色素を減らすにはどんな方法があるか?
出来てしまったメラニン色素を減らす方法としては、
- 食べ物で減らす
- サプリ(医薬品)で減らす
- クリームで減らす
といった手段が考えられます。
順番に掘り下げていきますね。
メラニン色素を減らす食べ物
まずは、メラニン色素を減らす食べ物からです。
ビタミンA・C・E
この三つのビタミンは一緒に摂ると相乗効果があり、美肌を作るビタミンとしても有名です。
ビタミンCはシミやそばかすに効果がありますし、ビタミンAやビタミンEは肌の老化や肌荒れを防いでくれます。
- ビタミンA:緑黄色野菜、うなぎetc
- ビタミンC:いちご、ミカンなどのかんきつ類etc
- ビタミンE:豆類、ナッツ類、緑葉食野菜etc
ビタミンACEには、年齢と共に低下するメラニン色素の代謝を促進する効果がありますので、肌のターンオーバーを整え、日焼けによって出来てしまったシミを減らす効果が期待できます。
本格的にメラニン色素を減らすならサプリメントより医薬品を!
ビタミンA・C・Eは、比較的食事から摂取しやすい成分ですが、食事から摂取するのは困難だけれどもシミを減らす効果はビタミンA・C・Eよりも高い成分もあります。
そういった成分をしっかり摂っていくにはサプリメントよりも医薬品が有効で、実際にいくつかの種類の医薬品が発売されいてます。
例えば「シミを飲んで治す」というコンセプトのハイチオールCなどは、とても有名ですよね。
ハイチオールには「小じわ」解消効果が期待できない
ですが、先ほど触れたように光老化が及ぼす影響ってシミだけではありません。
シミができるほど紫外線を浴びているのなら、ほぼ確実に「しわ」や「たるみ」といった老化現象が同時に起きているはずです。
どうせならシミだけでなく、そういった肌の老化現象全体にアプローチしてくれる効果を医薬品に期待したいところですが、残念ながらハイチオールCをはじめとするほとんどの医薬品は、その効果がシミなどの色素沈着系に限定されています。
私の母が愛用中のシミと小じわの両方に効く医薬品
ですが、中にはシミと小じわの両方に改善効果が認められた医薬品もあります。
この製品を、目の下のシミに悩む62才になる私の母に飲んでもらったのですが、たった3か月ほどでここまでの変化が見られました。
飲む医薬品と同時に普通の美白クリームも使用していましたが、シミに関してはかなりの効果が確認できると思います。
さすがにシワに関してはそこまでの即効性は感じていないようですが、母の主な悩みはシミだったので、とても満足して今も継続しています。小じわに関しても、今では予防的な意味ですごく頼りにしているみたいですね。
完全にシミが消えたとまではいきませんがかなり薄くなりましたし、肩こりや冷え性などの改善効果も実感しているようです。
関連記事⇒62才の母がシミを消す薬にハイチオールCでなくロスミンローヤルを選んだ理由システインだけでなく漢方成分も多く含まれている
このロスミンローヤルという医薬品の特徴は、漢方成分やローヤルゼリーといった、健康効果が期待できる成分がかなりの種類含まれているという点にあります。
シミに対する主成分はハイチオールCシリーズと同様のシステインなのですが、それ以外の成分の種類がかなり多いです。
せっかくメラニン色素対策に医薬品を飲むのなら、同時に小じわ対策も行えて、ひいては女性特有の症状全体にアプローチしてくれるロスミンローヤルを試すのがお得だと思います。
定期コースでも通常購入でも、初回であれば1か月分が1,900円(税別)で試せますので、かなり良心的な設定かと思います。定期コースも回数縛りはありませんし。
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メラニン色素を減らすクリーム
メラニン色素が原因でできてしまったシミを無くす場合、身体の中から肌のターンオーバーを整えることもとても重要なのですが、より早く効果を出すためには、専用のクリームを併用するのがおすすめです。
いわゆる美白クリームの成分にはかなりの種類がありますが、中でも効果が強力で医療機関でも使用されているのがハイドロキノンです。
他の成分の効果が「新しく作られるメラニン色素の生成を抑える」ことに対して、ハイドロキノンには「すでに生成されているメラニン色素を取り除く効果」が期待できます。
それゆえ、ハイドロキノンは「肌の漂白剤」と呼ばれているほどです。
ハイドロキノンは副作用に注意する
ただし、ハイドロキノンを利用する際は副作用に注意する必要があります。
それだけ強力な美白作用があるということは、肌に対する刺激量も当然増えるため、
- 炎症
- ニキビ
- 白斑
- しわ
といった副作用が起こる可能性を否定できません。
※ハイドロキノンの副作用については、こちらの記事でまとめています。
関連記事⇒ハイドロキノンの副作用一覧と使い方の注意!守るべき濃度は?ハイドロキノン配合クリームは濃度に注意
副作用リスクを差し引いても、個人的にはハイドロキノンの効果は魅力だと思います。
ポイントは、「いかに副作用を避けながらハイドロキノンの効果を得るか」という点で、そのためには
- 濃度が2%以内に抑えられている
- トライアルセットが用意されている
という2点を満たした商品を選ぶ必要があります。
そして、数あるハイドロキノン化粧品の中で、ビーグレンはその2つを満たしています。
以前、病院処方のハイドロキノンを使用して肌が赤くなってしまった母も、より効果を求めてビーグレンでハイドロキノンに再チャレンジ中です。
今のところ副作用も出ておらず、ロスミンローヤルとの併用で相乗効果を感じている様子。
ハイドロキノン配合のホワイトクリームは単品が6,000円(税別)ですが、そのホワイトクリームを含むトライアルキットは1,800円(税別)で試せます。
いきなり本商品の購入はリスクを考えると得策ではないので、まずはトライアルセットから試してみてはいかがでしょうか。
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敏感肌の方は、低刺激な美白化粧水を利用する
ハイドロキノンの刺激が心配という方は、低刺激な美白成分が配合されている美白化粧品の方が安心できると思います。
下記の人気美白化粧品にはいずれもトライアルセットが準備されていますので、いくつか試してみて肌に合うものを選んでみてください。
体の各部位の黒ずみが気になる場合は専用クリームを
メラニン色素が原因の黒ずみは、体の中でも肌が弱かったり摩擦が起こりやすい各部位にできやすいです。気になる箇所がある場合は、それぞれの箇所に合った美白クリームを使用するようにしましょう。
乳首の黒ずみが気になる場合は
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ちなみに、体の各部位のメラニン色素沈着を解消するために黒ずみ専用クリームを使用する場合も、合わせてロスミンローヤルなどの医薬品を飲むことで相乗効果が期待できます。
出来てしまったメラニン色素をしっかりと減らしたい場合は、やはり部位に関係なく身体の内側・外側両方からのアプローチが効果的です。
もちろん、普段の食事からビタミンA・C・Eをしっかりと摂取することもお忘れなく。
ロスミンローヤル公式HP
メラニン色素の生成と沈着を予防するなら飲む日焼け止め
紫外線による光老化はシミやしわの原因になるのは今や常識。でも、効果の強い日焼け止めは肌に負担だし、何度も塗り直すのが面倒臭い…。
そんな方にピッタリなのが飲む日焼け止めです。
今あるメラニン色素を減らすというよりも、これから新たにメラニン色素を増やさないための予防的なアイテムです。
飲む日焼け止めは海外のヘリオケアという製品が有名でしたが、2016年から国産の商品が販売されて注目が高まってきています。私も現在愛用中なのですが、敏感肌のために塗る日焼け止めが苦手な方にとってはまさに救世主的な存在ですよ^^
特に一番人気のホワイトヴェールは、初回一か月分が980円で試せる上に定期縛りといったリスクも無いので、かなり良心的だと思います。
ホワイトヴェール公式HPを確認
※飲む日焼け止めについては、こちらの記事でもまとめています。
関連記事⇒飲む日焼け止めを比較!国産とヘリオケアはどちらがおすすめ?72時間以内のケアでメラニン色素の沈着を防ぐ
予定外の日焼けをしてしまった際に大切なのは、日焼けをしてから出来るだけ早いタイミングでケアをしてあげること。
その時間は、ズバリ72時間です。
この時間を過ぎてしまったからケアをする必要がないというわけではありませんが、日焼けをして3日以内に集中的なケアをしてあげることで、メラニン色素の沈着だけでなく「しわ」や「たるみ」といった光老化の予防効果も高まります。
具体的な方法は以下の記事にまとめていますので、参考にしていただければ幸いです。
関連記事⇒日焼け後72時間以内のアフターケアで痛み・赤みの対処とシミの予防を!
白髪対策!メラニン色素を増やす方法
では次に、メラニン色素を増やす方法について説明したいと思います。
肌に関しては、紫外線を浴びない対策をしっかりと行ったうえでメラニン色素を減らしていくのが美容の観点からは望ましいのですが、逆に髪の毛に関してはメラニン色素が増えてほしいパーツと言えます。
なぜならば、メラニン色素が減ってしまうと髪の毛の色が抜け落ち、白髪になってしまうためです。
最近白髪が目立ってきたなという方は、メラニン色素を上手に増やして黒々とした髪の毛を取り戻しましょう。
メラニン色素を増やす食べ物
実は、メラニン色素は最初からメラニン色素として存在しているわけではなく、「チロシン」というアミノ酸が変化して誕生します。
つまり、メラニン色素の元となるチロシンが不足することで、結果的にメラニン色素不足が起こってしまうわけです。
逆に、チロシンをしっかりと補給することでメラニン色素を増やすことが可能です。
チロシンを多く含む代表的な食べ物は、ずばりチーズと大豆。
白髪改善を目的とする場合は、チーズや大豆を1日50~200g意識して摂るようにしましょう。
メラニン色素を増やして白髪を改善するサプリメント
チロシンを食事から摂る場合に有効なのはチーズと大豆ですが、「もっと気軽に摂りたい」「さすがに毎日食べるのは大変」といった場合には、サプリメントを利用するのも一考です。
チロシンをはじめ、白髪改善をサポートする成分が多く含まれているものが発売されています。チーズや大豆を夕食に食べられなかった時だけサプリメントを飲む、といった併用も可能です。
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肌への影響も考えて、チロシンの摂取タイミングを意識
ここまで説明してきたように、チロシンを摂取すれば白髪の改善が期待できます。
一方で、メラニン色素の肌への影響を考えると、チロシンを摂取するタイミングに工夫が必要です。
肌のメラニン色素が増えてしまう主な原因は紫外線ですので、紫外線を浴びるタイミングでチロシンの量が増加しているという状況を避けましょう。
具体的には、食事やサプリメントでチロシンを摂取してから、肌の細胞にチロシンが届くまで約7~9時間ほど。早めの晩御飯や、夕方の間食に食べれば、ちょうど睡眠中に肌や頭皮のチロシン濃度が最大になります。
そうすれば、紫外線を浴びる心配もいりませんし、睡眠中に活発となる髪の生成ともタイミングがばっちり合うため、おすすめです。
関連記事⇒あなたに合った白髪の改善方法は?シャンプー・トリートメント・サプリを比較
まとめ
いかがでしたでしょうか?
メラニン色素は、なくてはならいものであると同時に場所によってはありすぎると困るという、なかなかデリケートな存在です。
ただ、対策いかんによってはある程度のコントロールが可能ですので、しっかりと理解したうえでやれることをやっていきましょう!
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