いびきって太ってる中年男性がかくものというイメージがありますが、実は若い女性であってもいびきで悩んでいる人は多いんです。かく言う私もその一人でした。
いびきをかくと、一緒に寝ているパートナーにどう思われるか怖い、友達と旅行した時に夜寝るのが怖い、といった気持ちを常に持ってしまうだけでなく、睡眠の質がかなり低下してしまうので健康面や美容面におけるデメリットも相当のものがあります。
また、ご自身はいびきをかかなくても、パートナーのいびきが酷すぎて眠れないということもありますよね。私も過去に一度、友人のいびきがうるさ過ぎて一睡もできないということがありましたが、あれが毎日だと思うとゾッとします。
今回は、いびき対策をしっかり行うための「原因編」に重点を置いて解説していきたいと思います。
- いびきと空気の通り道の関係
- 鼻づまりといびきの関係
- 喉の筋肉の低下といびきの関係
- いびき対策はどうすればいいのか
以上の点からまとめています。
まずはいびきに対する理解をしっかりと深めていきましょう。
※原因よりも先にいびきの治し方を知りたいという方はこちらからお読みください。
⇒いびきの治し方 サプリと手術で鼻と喉の気道を確保!
いびきの原因は空気の通り道が狭くなること
誰しもが悩まされるいびきの大騒音。そもそもあの音はどうして鳴るのでしょうか?
いびきの音は、「上気道」の粘膜が空気によって振動するために起こります。
上気道とは、鼻から喉にかけてのエリアのことです。
つまり、鼻から喉にかけての空気の通り道が狭くなってしまうと、それだけ空気抵抗が増加し、増加した分、上気道の粘膜が振動してあの大騒音につながってしまっているというわけですね。
では、なぜ上気道が狭くなってしまうのか。
- 鼻の気道が狭くなってしまう原因
- 喉の気道が狭くなってしまう原因
の二つに分けて掘り下げていきたいと思います。
鼻いびきは鼻づまりが原因
鼻いびきという言葉を聞いたことがあるでしょうか?
文字通り、鼻の奥の方で音が鳴るいびきのことです。先ほどの上気道のエリアで言うと、鼻の気道が狭くなってしまったために起こるいびきのことですね。
一般的には、鼻いびきに悩む人の数はもう一つの喉いびきよりも少ないと言われていますが、鼻いびきをかく人は鼻呼吸がうまくできないため、口呼吸に頼る傾向があります。その結果、いわゆる喉いびきも同時に誘発してしまい、結果として重度のいびきに発展してしまう可能性が高いんです。
実は、日本人の4人に1人は自覚のない「通年性アレルギー鼻炎」を患っていると言われています。私の様に、普段起きている時は鼻呼吸を行っているものの、自覚できない部分で鼻づまりが起こっていて、夜寝る時に鼻づまりが悪化。口呼吸へと変化してしまうという方が多いということです。
鼻いびきは口呼吸・喉いびきを誘発して重度のいびきに発展しやすいです。その先には睡眠時無呼吸症候群といったリスクもあるため、放置せずに早めの対策を打っていきましょう。
喉の筋肉の低下もいびきを誘発
私たちは仰向けで寝ている際、舌根や軟口蓋(軟口蓋の先がいわゆる”のどちんこ”)が下に落ちない様に喉の筋肉が支えてくれています。
ですが、何らかの原因で舌根と軟口蓋を支える筋肉の働きが低下してしまうと、この二つを支えきれなくなり、舌根と軟口蓋が喉の気道をふさぐ形で落下してしまいます。
この状態が、いわゆる喉いびきと呼ばれる状態です。
喉の筋肉の働きが低下してしまう理由は様々ですが、
- 年齢
- 飲酒
- 口呼吸
- 過度な疲労やストレス
などが原因と言われています。
肥満気味の方はそれだけでも喉いびきリスクが高いのですが、そこに喉の筋肉の低下が加わると症状がさらに悪化してしまいますので注意です。
いびきの対策は鼻づまりを解消して喉の筋肉を強化すること
ここまで、いびきの原因として
- 鼻づまり
- 喉の筋肉の低下
という二つの側面を掘り下げていきました。
現在、多くのいびき対策グッズが販売されていますが、基本的にはどれも上記のどちらかの状態を改善する目的で作られています。
ブリーズライトなどの鼻腔を広げるタイプは鼻づまりを、マウスピースで下あごを強制的に前に出す方法などは喉の気道確保をそれぞれ目的にしています。
また、最近では鼻づまりを解消することでいびきを止める目的のサプリメントや、減少した喉の筋肉成分を補うサプリメントなども発売されています。
サプリメントで身体の内部からいびき対策をする方法や、軟口蓋の一部を切り取って喉の気道を確保する方法などについては、こちらの記事にまとめています。
いびきグッズで効果を感じられなかった方は、参考にしてみてください。
まとめ
私自身、いびきに関してはかなりのグッズを試しました。
私の場合は鼻の気道が構造上狭いという問題と、口蓋垂(のどちんこ)が長くて喉の気道をふさぎ気味だったことが問題だったため、ブリーズライトやマウスピースではそこまで改善が見られませんでした。
現在は、鼻の通りを良くするサプリメントを飲み、軟口蓋のレーザー手術を受けることで以前よりもかなり改善されたと思います。
ご自身のいびきのタイプがどんなものか、まずはしっかりと見極めてみてください。その上で、その原因に合った対策をしていきましょう!
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