私は以前、自分自身のいびきに悩まされていたのですが、世の女性の多くは旦那さんのいびきに悩まされていると言われています。統計によると、実に8割の妻が旦那さんのいびきに悩んでいるとか。
最近は自分がかくいびきに悩む若い女性も増えていますが、まだまだ男性のいびきに悩んでいる方のほうが多いようですね。
今回は、
- なぜ男性は女性よりもいびきをかきやすいのか?
- 旦那さんのいびきがうるさい時の対策
- いびきがうるさいのは離婚原因になるのか?
という点からまとめています。
旦那さんのいびきがうるさくて眠れない!という方は、ぜひ参考にしてください。
旦那のいびきがうるさい!眠れない!
旦那さんのいびきがうるさくて眠れない。冗談抜きで殺意を覚える。そういった話はよく耳にしますが、逆の話ってあまり聞きませんよね。
つまり、男性の方が女性よりもいびきをかきやすいということですが、これはなぜでしょうか?いびきが発生するメカニズムが、男性と女性で異なるのでしょうか?
答えは、女性ホルモンにあります。女性ホルモンには上気道を広げる働きがあるため、女性の方が空気の通り道を広く確保しやすいのです。
男性も女性も、上気道が狭くなって空気の通り道が狭くなることでいびきをかくというメカニズムは共通です。⇒いびきの原因と対策!鼻づまりと喉の筋肉の低下が鍵!
メカニズムが異なるのではなく、女性の方がいびきに関してホルモンの恩恵を受けやすいということですね。
そのため、更年期以降の女性ホルモン減少と共に、いびきをかく女性は増加していきます。閉経後は男性と条件が全く同じになるため、特に50代以降の女性にいびきをかく方は多いです。
対策の前に、旦那さん本人に深刻さを認識させるのがポイント
旦那さんのいびきがうるさくなりやすい理由が分かったところで、しっかりとした対策を打たなければ問題は解決しません。
ここからは「旦那さんのいびきがうるさい場合の対策」についてまとめていたいと思いますが、具体的な対策の前に一つ大切なことを確認しておきましょう。
それは、「いびきをかいている本人は自分のいびきの大きさを認識していないケースがほとんど」という事実です。旦那さんはご自身のいびきを聞いてわけではないので、いびきのことを指摘しても「ごめんごめん」というくらいであまり真剣に耳を傾けてくれないというケースが多いです。
この状態だと、いくらいびきの対策案を提案してもきちんと取り組んでくれなかったり拒否されてしまったりします。ですので、対策を講じる前に本人のいびきを録音して実際に聞いてもらい、どれだけ深刻な悩みなのかをきちんと認識させるようにしましょう。
ここまですると、いびきの対策に対して強力になってくれる旦那さんがほとんどです。
旦那のいびきがうるさい場合の対策は?
旦那さんからいびき対策についての協力を取り付けたら、具体的な対策に取り組んでいきましょう。おすすめの方法をいくつかご紹介します。
旦那より早く寝る&耳栓をする
旦那さんより早く寝たり、耳栓をする対策は、奥さんサイドが行える対策です。つまり、旦那さん側にはなんの負担も変化も必要としない対策ですね。旦那さんがいびき対策にあまり協力的でない場合でも自己防衛のために行ってみましょう。
早く寝るのは、一度寝てしまえばちょっとやそっとでは起きない!という方の場合は有効な対策です。ただし、夜中に途中で目が覚めてしまうと、そのあとは眠れない恐れある点は否めません。
耳栓も意外と有効な対策ですが、慣れるまで違和感が気になってなかなか眠れないという場合もあります。また、朝の目覚ましが聞こえないとうリスクもあります。
どちらも緊急避難的に取り組みたいいびき対策ですが、やはりこれだけだと限界がありますので、できれば旦那さんにもいびき対策に取り組んでもらいましょう。
寝室を分ける
寝室を分けるのは、ある意味一番手っ取り早い旦那さんのいびき対策です。ですが、基本的に男性の方が夫婦同室で寝ることにこだわる傾向があり、また、いびきをかいている旦那さん側は睡眠妨害されているわけではないので、拒絶される場合も多いです。
夫婦のスキンシップが減ってしまうというリスクもあるため、その他の対策で効果が出るまでの一時的な対策として取り入れるのがいいのかもしれません。
いきなり別居するという選択ではなく、まずは寝室を分けるという選択肢を持っておきましょう。
いびきグッズ&サプリメント
ここまでの対策は、旦那さんのいびき自体をどうにかするという類のものではありませんでした。ここからは、諸悪の根源?である、旦那さんのいびきそのものを改善していく対策になります。
まず最初におすすめなのが、いびきグッズやサプリメントです。病院に比べて旦那さんがそれほど抵抗がなく実践してくれるのが、これらの対策になります。
ちなみに、病院となると旦那さんのハードルが上がりますが、グッズやサプリならハードルが低く取り組んでくれる場合が多いです。先に病院の話をしてからグッズやサプリの提案すると、すんなり実践してくれると思いますよ^^
いびき外来の病院に行く
いびき外来のある病院で行われるのは、
- CPAP(シーパップ)
- 咽頭形成手術
のどちらかになります。
CPAP(シーパップ)は、機械によって強制的に空気を気道に送り込む方法ですが、睡眠時無呼吸症候群という診断をされないと保険適用での利用が出来ません。
寝ている時にいびきが激しく、呼吸が止まって無呼吸状態になることがあっても、その回数が一定基準を満たさないと保険適用にならないんです。実は私もCPAP(シーパップ)には非常に興味があって検査を受けたのですが、無呼吸状態が見られるものの、睡眠時無呼吸症候群の基準までは達していないという診断を受け、CPAP(シーパップ)を試すことができませんでした。
そこで行ったのが咽頭形成手術です。こちらは口蓋垂(のどちんこ)を切除して喉の気道を構造的に広くするという手術で、特に鼻づまりが無いのにいびきをかく方には有効です。私も受けました。(ただし、鼻づまりがあったため単独での効果はやや限定的でした)
こちらの手術は、病院によっては保険が効きますので、保険適用をしてくれる専門医の受診をおすすめします。咽頭形成手術についても、こちらの記事でまとめています。
いびきがうるさいのは離婚原因になる?
旦那さんのいびきの悩みが深刻だと、いっそのこと離婚してしまいたい!と本気で考えることがあるかもしれません。ですが実際問題として、いびき原因の離婚は成立するのでしょうか?
結論から言うと、いびきがうるさいという原因だけでは離婚することはできません。ただし、旦那さんのいびきがうるさいことが原因で奥さんが体調を崩し、病気になってしまった場合は認められることはあります。
また、直接の原因として「いびき=離婚」は不可能ですが、いびきがきっかけで夫婦関係にひびが入り、小さないざこざに対しても愛情を持った対応が出来なくなった結果、離婚につながるというケースはあるようです。
いずれにしても、そこまで行く前に出来る限りの対策をしていくことをおすすめします。
まとめ
ちょっと今回は、自分のことを棚に上げて旦那さんのいびき対策についてまとめてみました^^;
これまではずっと自分のいびきが悩みで、自分のいびきを治すために色々と試してきましたが、男性は案外自分自身のいびきに関しては無頓着な方が多いのかもしれません。
奥様の立場からすると、安眠を妨害されてしまうにっくき騒音でもあると思いますが、旦那さんの健康面という点からもいびきの放置は危険です。
ですので、なるべく「いびきを改善する方向」で対策に取り組むことをおすすめします!
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