毎晩ちゃんとお風呂で足を洗っているのに、なぜか自分の足の臭いがおさまらない…。
そんな悩みを抱えていませんか?
靴を脱いだ時に自分の足が臭いと、周りの視線も気になってしまいますよね。
今回は、足が臭くなってしまう原因とその対策法についてまとめています。まずはしつこい足の臭いの原因をきちんと理解して、それにあった対策をきちんと実行していきましょう。
1.洗っても足が臭い原因は?汗や水虫が関係?
1-1.足の汗は足の臭いの直接の原因ではない
1-2.水虫も足の臭いの原因ではない
1-3.足が臭い原因は常在菌の異常繁殖!
2.足の臭いを消すために、石鹸・スプレー・靴下で対策を!
2-1.足の臭いを消す石鹸
2-2.足汗を抑え、足の臭いも消すスプレー
2-3.足の蒸れを防ぐ靴下やストッキング
3.足の臭いを消すのに重層やミョウバンは有効?
3-1.重曹水で足の臭いを消す方法
3-2.ミョウバン水で足の臭いを消す方法
洗っても足が臭い原因は?汗や水虫が関係?
洗っても洗っても足が臭い原因には、どのようなものがあるのでしょうか?もしかしたら、足の臭いは汗や水虫が原因なのではないか?と思われているかもしれません。
でも実は、汗も水虫も足が臭い直接の原因ではないんです。
足の汗は足の臭いの直接の原因ではない
足に限らず、汗をかくと臭くなるというイメージを持たれている方は多いと思います。
実際、足が臭くて悩まれている方は足の裏に汗をかくことが多いのではないでしょうか?そのことから、「足の汗が臭い=足が臭い原因」というイメージが出来上がっているのだと思います。
でも実は、汗そのものには臭いはありません。汗の99%は水分ですし、残りの1%も臭いを発する成分は含まれていないんです。
間接的には汗は臭いの原因となる
ただし、足の汗が間接的に足の臭いの原因になっているのも事実。
その理由は、皮膚に存在する常在菌にあります。臭いが発生するのは、この常在菌が汗や古くなった角質を化学分解して臭いを発生させるからなんです。
汗そのものは臭いませんが、常在菌が汗を分解した成分が臭いのもとになりますし、汗をかいて蒸れた環境は常在菌の数を増やす要因にもなります。
そのため、足が臭いのは足の汗が臭っているのだというイメージがついたのだと推測されます。
水虫も足の臭いの原因ではない
汗以外にも、足が臭くなってしまう原因として勘違いされやすいものに、水虫があります。ですが、水虫の原因である白癬菌(はくせんきん)は、汗同様に臭いを発生させる菌ではありません。
ただ、水虫の菌が直接臭いを出しているわけではないものの、水虫になりやすい環境とは足が蒸れている環境ですよね。そして、この蒸れた環境というのは、常在菌が増えてその働きで臭い物質が多く発生させられる環境と同じなんです。
水虫が原因で足が臭くなるわけではありませんが、水虫も足の臭いもどちらも同じような環境で発生しやすいため、水虫になりやすい人は足が臭くなりやすいというのは事実です。
そのあたりが、「水虫の臭い=足が臭い原因」というイメージがついた原因でしょう。
足が臭い原因は常在菌の異常繁殖!
ここまで何度か触れていますが、足が臭くなってしまう原因は、 常在菌が汗や角質などを分解してできた物質 にあります。
汗・角質・常在菌が揃う蒸れた靴の中などは、足の臭いが発生しやすい環境ということです。
ですので、対策としては
- 増えすぎた常在菌やその餌となる汚れや老廃物を取り除く
- 足の蒸れを防ぐ
この2つが大切になります。
足の臭いを消すために、石鹸・スプレー・靴下で対策を!
では、常在菌や汚れ・角質などの老廃物を取り除き、足の蒸れを防ぐためにはどのような対策が必要でしょうか。
おすすめは、
- 石鹸
- スプレー
- 靴下
この3つの対策です。
足の臭いを消す石鹸
まずは、毎日のお風呂でのケアを変えていきましょう。
足の臭いが気になる!というあなた。いつもお風呂で足はどのような洗い方をしていますか?ボディーソープで身体と一緒に洗っている!と言う場合はちょっと注意が必要です。
なぜなら、ボディーソープには洗浄成分よりも保湿成分が含まれていることが多いため、不要な常在菌や汚れ・老廃物を落としきれないうえに、ただでさえ蒸れやすい足をさらに蒸れやすくしてしまっている可能性があるからです。
ボディソープではなく普通の石鹸を使用している場合も、当然殺菌成分は入っていないので増えすぎた常在菌を殺菌することはできません。
医薬部外品の石鹸を選ぶ
足の臭いに悩んでいる場合は、まずはしっかりとした洗浄成分と殺菌成分が含まれ、臭いの元をきちんと落としてくれる石鹸を選ぶ必要があります。
柿渋ソープは医薬部外品のため、洗浄力と殺菌力については折り紙付き。
そのうえで保湿成分も含まれているので、臭いを防ぎつつ乾燥による新たな肌トラブルも防げます。ですので、足以外の体臭が気になる場合は全身に使用することが可能です。
返金補償期間も30日間と長いので、普段使っているものとどれくらい違うのか、実際に試してから継続するかどうかを決められます。
足汗を抑え、足の臭いも消すクリーム
石鹸でしっかりと臭いの元を落とした後は、そこから新たに臭いが発生してしまうのを防ぐ必要があります。そのためにまず考えなければいけないのは、足の汗対策です。
足の汗は直接の臭いの原因ではありませんが、多すぎる汗は蒸れた環境を作り出して常在菌を増加させますし、常在菌によって分解されると臭いの元となってしまうからです。
特に、ブーツなどを履く機会の多い方や、緊張すると手のひらに汗をかきやすい方などは、常に足から汗が出て足が蒸れている状態であると言っても過言ではありません。
そういったケースには、従来のスプレータイプの制汗・消臭剤ではなく、保湿力に優れたクリームタイプを使うのがポイント。
スプレータイプのように乾燥させるてしまうと、身体はさらに汗をかこうとしてしまうからです。。
医薬部外品の足専用制汗・殺菌クリーム
では、どんなクリームを選べばいいのか。
このケースで望ましいのは、
- 汗を抑える制汗作用
- 臭いの元となる常在菌の増加を防ぐ殺菌作用
の両方を兼ね備えているクリームです。
この2点を抑えることで、臭いが発生しやすい環境になるのを防ぎつつ、臭いそのものも抑えることが可能になります。
ティノンはこの2つの条件を満たしているスプレーで、やはり医薬部外品です。
足の臭いはもちろん、その前段階の汗の量に悩んでいる方はこういったアイテムを賢く利用しましょう。
足の蒸れを防ぐ靴下やストッキング
石鹸でしっかりと足の臭いの元を落とし、専用スプレーで汗の量と新たに発生する臭いを抑えたら、最後に気を付けたいのは靴下やストッキングです。
常在菌が増えすぎてしまう蒸れた環境は、汗の量だけが原因ではありません。靴下やストッキングの通気性というものもかなり大きくかかわります。ですので、靴下やストッキングを足の蒸れ対応されたものに変えることで、臭いが発生しやすい環境を整えることが可能になります。
選ぶ際のポイントは素材と5本指。
素材自体が通気性がよく、汗を吸い取ってくれるものであることはもちろんですが、5本指対応がされていないと指と指の間が蒸れてしまうんですね。
ですので、選ぶ際は素材だけでなく、5本指対応がされているものを選ぶようにしましょう。
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足の臭いを消すのに重層やミョウバンは有効?
足の臭いを消すのに重曹やミョウバンがいいとよく耳にしますが、これらは有効な方法なのでしょうか?
結論から言えば、重曹とミョウバンの消臭効果は高いので、期待して良いと思います。
ただし、それぞれ弱アルカリ性と酸性という特性を生かした消臭効果のため、場合によっては両方行う必要があります。
重曹水で足の臭いを消す方法
臭いを消す原理は単純です。
足の臭いのもとになっている弱酸性の成分を、アルカリ性の重曹水に足をつけておくことで中和してしまうというのがこの方法の原理です。
重曹水で足の臭いを消す方法のやり方も非常にシンプルです。
- お風呂場で、たらいや洗面器などにお湯を張る
- 大さじ3杯程度の重曹を入れる
- 足を15~30分ほどつける
これでOKです。難点は時間がかかることですが、消臭効果は期待できます。
重曹は近年掃除用として注目されていることもあり、スーパーなどに行けば簡単に入手することができます。食べるわけではありませんので、掃除用のもので十分ですが、その場合は重曹の成分以外が入っていないものにしましょう。
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掃除用として洗剤成分が入っていると、足に悪影響が出ないともかぎりませんので注意です!
ミョウバン水で足の臭いを消す方法
こちらも重曹水同様に原理は単純ですが、作用の仕方は全く逆になります。
重曹水はアルカリ性でしたが、ミョウバン水は酸性です。そして、ですので中和する臭いの成分はアルカリ性のものになります。
つまり、重曹水は弱酸性の臭いの元に効果を発揮し、ミョウバン水はアルカリ性の臭いの元に効果を発揮するというわけです。
やり方は、こちらもシンプルではありますが、まずはミョウバン原液を作る必要があります。
- 500mlのペットボトルに大さじ1杯分のミョウバンと水を入れる
- 軽く振って3日ほど寝かす
- ミョウバンが溶けたらミョウバン原液の出来上がり
次に、このミョウバン原液を使用してミョウバン水を作ります。
- お風呂場で、たらいや洗面器などにお湯を張る
- 大さじ3杯程度のミョウバン原液を入れる
- 足を15~30分ほどつける
ミョウバンも薬局で普通に売っています。
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重曹とミョウバンは、それぞれ効果を発揮する臭いの性質が異なります。
- 弱酸性の臭いの元には重曹
- アルカリ性の臭いの元にはミョウバン
といった形で臭いの対象が真逆になりますので、どちらかだけで臭いが消えなかった!という場合は、もう片方もトライしてみてください。
まとめ
足の臭いはなかなか人に言えない悩みですし、自分でも嫌になってしまいますよね。ですが、今回ご紹介した方法でかなりの効果は期待できるはず。
可能な限りお金をかけたくない場合は、時間と手間が少しかかりますが重曹とミョウバンを試してみましょう。
時間と手間をなるべくかけずに足の臭いを解消したい場合は、石鹸・スプレー・靴下(ストッキング)といったアイテムを上手に利用することをおすすめします。
足の臭いを消しても、靴や靴下に臭いが染みついていたら意味がない
今回は足の臭いそのものを消すための方法にフォーカスしましたが、足自体が綺麗になっても靴や靴下に臭いが染みついてしまっていは、せっかく足の臭いをケアした意味が無くなってしまいます。
なぜなら、靴や靴下から雑菌や臭いが足に移ってしまうからです。
それを防ぐには、臭いの染みついた靴や靴下のケアもしっかりと行う必要があります。具体的なケア方法に関しては、以下の記事にまとめていますのでご覧ください。
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