足の裏に汗をかく原因と対策を理解して汗疱、汗疹、臭いを防ぐ!

足の裏にをかきやすいと、色々困ったことが起きやすいものです。

汗の湿気で雑菌を増殖すると臭いがひどくなりますし、外出先で靴を脱いで上がる時に床に足跡がつくと、とても恥ずかしい思いをしてしまいます。

今回は、そういう困った事態を防ぐための対策についてまとめています。

まずは足の裏に汗をかく原因と対策を理解したうえで、汗疱(かんぽう)・汗疹・臭いを防ぐ方法を実践していきましょう。

1.足跡ができるほど足の裏に汗をかく原因は?
1-1.自律神経の乱れ(精神性発汗)による足の裏の汗
1-2.熱の発散(体温調節機能)による足の裏の汗

2.足の裏の汗を抑える対策
2-1.大前提として「足裏を温める」
2-2.乾燥させずにあえて保湿する

3.足裏の汗は汗疱や汗疹、臭いの原因にも
3-1.足裏の汗が汗疱(かんぽう)や汗疹の原因に
3-2.足裏の汗は足の臭いの原因にもなる

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足跡ができるほど足の裏に汗をかく原因は?

そもそも、足跡ができるほど足の裏に汗をかく原因にはどんなものがあるのでしょうか?足の裏に汗をかく理由は、大きく分けて以下の2つが挙げられます。

  • 自律神経の乱れ(精神性発汗)
  • 熱の発散(体温調節機能)

順番に掘り下げていきましょう。

自律神経の乱れ(精神性発汗)による足の裏の汗

私たちの身体には、自律神経と呼ばれる身体の調子を整える働きがあり、日夜身体を快適に過ごせるように調整をしてくれています。

自律神経には体を活動状態に導く交感神経と体を休養状態に導く副交感神経の2つがあり、両者のバランスが崩れると自律神経失調症などの疾患が発生するなど、存外にデリケートなものです。

「自律」神経という名前が付いているように、私たちの意思とは関係なく「自律的」に働く神経なので、一度バランスが崩れてしまうと元に戻すのに時間がかかる場合もあります。

交感神経の過剰な興奮

そんな自律神経ですが、足裏に汗をかくのはストレスや日中の活動を司っている交感神経の過剰な興奮が一つの原因になっています。交感神経にはもともと発汗を促す働きがありますが、この働きが行き過ぎてしまうと、暑くも寒くもないのに手足の汗が止まらないといった状態になります。

緊張を伴う局面でも多く見られる現象のため、精神性発汗や緊張性発汗といった言われ方もします。

現代人はストレスにさらされやすく、交感神経が過剰になりやすいと言われています。足跡ができるほど足裏に汗をかいてしまう!という方、最近、ストレス溜まってませんか?

ストレスが溜まっている証拠が「足裏に汗をかく」という症状としてあらわれているのかもしれません。

熱の発散(体温調節機能)による足の裏の汗

そもそも私たちの体は、体温調節を目的に汗をかくようにできています。夏に汗をかくのもこの理由からです。

暑い場所にいて体温が上がると、身体は汗を出し、その汗が蒸発する時に熱を奪う仕組みを利用して体温を下げようとします。

この働きにも自律神経が関わっています。身体の体温を常に一定に保つための仕組みと言えますね。

この仕組みは足の裏も例外ではなく、例えば夏場に通気性の悪い靴や靴下などを履いていると熱がこもり、汗をかきやすくなります。

足の冷えが原因で汗をかく場合も

「体にこもった熱を出すために汗をかく」という機能と一見矛盾するように聞こえますが、足の冷えが原因で足の裏に汗をかいてしまうという場合もあります。

人間の心臓は、心臓に近いところを重要視して血流を流しているため、寒い環境では重要度の低い手足の血流は滞りがちになり、冷たくなります。

特に冷え性の方は、筋肉量が少なく血流が悪いため、この状態が顕著に表れます。

ただ、手足が極端に冷えてくると、身体は体温を一定に保とうと、今度は手足に血流を流そうとします。そのタイミングで靴を履いたり、温かい部屋に移動したりすると、一気に手足の温度が上がります。(冷えた状態から戻ります)

すると、元々冷えていた足の温度が上がったことで、今度は温度を下げようと汗をかくように体は指令を出すのです。

なんともジェットコースターの様に落ち着かない話ですが、もともと冷えのある方は自律神経の機能が低下している場合が多く、血流や汗の量をコントロールして体温を一定に保つ働きが低下している場合が多いので、このようなことが起こりやすいんですね。

こういった現象は、冬場や、急に寒い場所に行った時などに起こりやすくなります。

みなさんも、急にクーラーのきいたところや寒い所に入ったり、冬に外に出た時、手足が冷えたあと、ぽかぽかしてきたという経験はあるかと思います。あれがこの寒さによる発汗です。

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足の裏の汗を抑える対策

原因を理解したところで、ここからは足の裏の汗を抑える対策について触れていきたいと思います。

大前提として「足裏を温める」

「温めたら逆に汗をかいてしまい、逆効果なのでは?」と疑いたくなるかと思いますが、実は、「足裏が冷えないようにする」のが大事なのです。

足裏が冷えると、交感神経が刺激されるため、発汗が促進されます。もちろん、汗をかくほど暖かくする必要はありませんが、足裏の汗に悩む方は、足の温度を気にするようにするのがまずは大事です。

「足裏を冷やさないようにする」具体的な対策としては、以下のようなものが挙げられます。

軽い運動をする

軽い運動をすると体温が自然と上がりますし、血流も良くなるので冷えの改善につながります。

また、気分転換にもなり、乱れた自律神経も整いやすくなります。

お風呂で足を揉む

足裏の血行を促進することで、足裏の体温が下がりにくくなる効果が期待できます。

自分でマッサージするのが手間だ!という場合は、マッサージ店などへ行ってみてもよいでしょう。

リラックスする

汗をかきやすい場合、交感神経が不必要に高ぶってしまっている場合が多いです。

ストレスの元を断つのはもちろん、暴飲暴食などを避けたり、リラクゼーション効果の高いことをする(温泉など)のがおすすめです。

乾燥させずにあえて保湿する

足裏を温めたり、リラックスして自律神経の機能を正常化させる方法は、根本的な体質改善を目指す方法のため効果的ではありますがどうしても時間がかかります。

せっかく地道に対策を行っても、効果が素早く出ないために途中でやめてしまったり、足裏の汗が止まらないことに焦ってしまってさらに汗をかいてしまうという悪循環からなかなか抜け出せない場合もあります。

その場合は、上に挙げた根本的な体質改善と並行して、足裏専用の臭いと汗を抑えるクリームを併用してあげましょう。

スプレーなどでさらさらに乾燥させるイメージを持ちがちですが、最近の研究では

  • 乾燥させると身体が乾燥を察知して逆に汗を出すようになる

ということが分かってきています。

ですので、使用するアイテムもスプレータイプの制汗剤ではなく、保湿のできるクリームタイプが好ましいんです。

ティノンは医薬部外品で、保湿をすることで足の裏の汗を抑え、臭いの元となる雑菌にもアプローチしてくれる脚専用の制汗・足臭対策クリームです。

これまで制汗スプレーを一生懸命使ってきたけど効果が無かった><という方は、新しい理屈のクリームを試してみてはいかがでしょうか。

ティノン
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足裏の汗は汗疱や汗疹、臭いの原因にも

足裏の汗は、書いているその瞬間も不快で恥ずかしさを伴うものですが、放置してしまうことで2次的な悩みにつながってしまいます。

具体的には、足裏の汗を放置してしまうと汗疱や汗疹、足の臭いの原因になってしまうと言われています。

足裏の汗が汗疱(かんぽう)や汗疹の原因に

汗疱(かんぽう)とは、足の裏や指の隙間に水ぶくれができたり、その水ぶくれが破れて皮がむけた状態の症状です。一見、水虫によく似ています。

汗疹(あせも)は、汗が原因でできる赤いぶつぶつ上の湿疹ですね。

足裏の汗を放置してしまうと、たまった汗が蒸れて汗疱や汗疹を引き起こしてしまうことがあります。汗疱になると、皮がむけてくるなど、痛みを伴う場合もありますので、足裏の汗が気になる場合は、こまめに拭いたり洗ったりするようにしましょう。

足裏の汗は足の臭いの原因にもなる

足裏の汗は、昔の日本人のように素足に下駄などであれば汗がこもってしまう心配はありません。ですが、現代に生きる私たちは、ほぼ100%、靴と靴下を履いていますよね?

靴下のなかで足裏の汗がこもると、汗とともに流れでた臭い菌が増殖して靴下・靴のなかで充満するため、足の臭いに繋がってしまうのです。

ちなみに汗そのものに臭いがあるわけではなく、汗によって増殖した臭い菌が足の臭いの原因となります。

詳しくは、こちらの記事でまとめています。足の汗だけでなく、臭いも気になるという方はこちらもチェックしてみてください。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

人にはなかなか言いづらい足裏の汗の悩みですが、放っておくと汗の悩みにとどまらず、皮膚症状や臭いにつながりかねません。

長期的で根本的な対策と、即効性のある対策をうまく組み合わせて、足裏の汗を克服してくださいね。

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