無脳症とは、大脳が無いか一部が欠損している状態の先天性異常です。
脳幹部が欠損しているケースも多くみられ、多くは死産となってしまいます。
出産が出来た場合でも、産後1週間以上生存できる可能性は非常に低いため、無脳症と診断された場合には中絶を選択するケースが多くみられます。
今回は、そんな無脳症について
- どんな原因が考えられるのか?
- 無脳症か否かはいつわかるのか?
- 無脳症の確率を下げるために国が推奨する葉酸サプリ
といった視点でまとめました。
無脳症の原因は?
無脳症とは、神経管の上部で閉鎖障害が起きたことによって脳が形成不全となり、体は赤ちゃんらしく成長するものの、頭部がほとんど形成されない症状です。
無脳症の原因は完全には解明されていませんが、現在のところ以下の三つが有力視されています。
- 妊娠初期の葉酸不足
- 喫煙
- 遺伝子異常
葉酸の摂取量と無脳症の発症率との因果関係から、妊娠を計画している女性に対し1日400μgの葉酸サプリメントの摂取が厚生労働省によって推奨されています。
喫煙や過度な飲酒なども無脳症の確率を高めると考えられています。
身体への負担が大きいだけでなく、葉酸を浪費してしまうことで葉酸不足になることも一因です。
遺伝子の問題に関しては、例えば日本とアメリカで無脳症の発症率は異なります。そういった点から、無脳症の原因の一つとして考えられています。
無脳症かどうかはいつわかる?
お腹の中の赤ちゃんが無脳症かどうかは、超音波(エコー)診断と血液検査によって確認することができます。
超音波で無脳症の胎児の頭を見ると、通常は丸みを帯びた形であるところが平らになっていたり、頭部が非常に小さい、というような異常を確認できます。
外見上の異常をエコーで確認できる時期は、妊娠10週目~12週目です。
そして、血液中のAFPと呼ばれる血清タンパクを測る血液検査を行うことでより確実に無脳症かどうかの識別をすることになります。
この血液検査を行うにしろ行わないにしろ、無脳症であるかどうかの確定は、妊娠14週目~16週目になされることが多いです。
無脳症の確率を下げる葉酸サプリを国が推奨
無脳症の原因の項目でも少し触れましたが、葉酸の不足と無脳症に因果関係があることから、国は妊娠を考えている女性に1日400μgの葉酸をサプリメントから摂取することを推奨しています。
ポイントはサプリメントから摂取するという点です。
欧米や中国を中心とした諸外国により疫学研究が行われ、妊娠期の方の葉酸摂取により無脳症のリスクを下げる効果が報告されていますが、今のところ効果が確認されているのは合成葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)に限られています。
葉酸は食事から摂取できる天然葉酸(ポリグルタミン酸型葉酸)とサプリメントから摂取できる合成葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)とに分けられますが、効果が実証されているのは合成葉酸ということをまずは理解しておくことが大切です。
ですので、サプリメントを選ぶ際もモノグルタミン酸型の合成葉酸を配合したものを選ぶようにしましょう。
ベルタ葉酸サプリがおすすめNo.1
ベルタ葉酸サプリは、
- 合成葉酸(モノグルタミン酸型葉酸)を400μg配合
- 妊娠期に必要な鉄分・カルシウム・ビタミンB6・ビタミンB12を配合
- 着色料・香料・保存料不使用
- 匂いもなく、粒も小さいため妊娠中でも飲みやすい
- 放射能チェック済み
- 月々の費用も4,000円以内
という、葉酸サプリに求められている要件を全てクリアしています。
葉酸はサプリメントで摂取する必要があることは分かったけど、どの葉酸サプリがいいのか分からないという方は、ベルタ葉酸サプリを選択すれば目的を満たすことが可能です。
また、こちらのページでは、モノグルタミン酸型という点をおさえつつ、おすすめの葉酸サプリメントをタイプ別に整理していますので、参考にしてみてください。
⇒葉酸サプリのおすすめ人気商品を比較!効果が高く安全なのは?
まとめ
無脳症の原因には遺伝的要因も考えられるため、喫煙や葉酸の点を注意するだけで100%予防できるわけではありません。
ですが、少しでも確率を下げるためにも、遺伝的要因以外の喫煙・葉酸に関しては、しっかりと取り組んでいきましょう。