お風呂での立ちくらみの原因と対処法は?予防するには?

お風呂での立ちくらみの原因と対処法は?予防するには?

最近、銭湯がちょっとしたブームになっていませんか?先日もTVで銭湯特集をやっていたので、お風呂好きな私は思わず表参道にある清水湯という銭湯に足を運んでみました。

行ってみると炭酸泉やミルキーバスといった機能性のお風呂がとても快適で、ついつい長湯をしてしまったんです。いつもよりもかなり長めに湯船につかった後、お風呂から出ようとした時にそれは起こりました。

くらっ。くらくらくら。。

立ちくらみです。目の前が真っ暗になって、ふらふらとめまいまで。手すりをしっかり握ったので転倒したりすることはなかったのですが、とても危ない体験でした。

今回は、そんな自分の体験を踏まえて、

  • お風呂で立ちくらみをしてしまう原因
  • 立ちくらみをした時の対処方法
  • 立ちくらみを予防するにはどうすればいいのか

といった点についてまとめています。

特に自宅・外を問わず、お風呂場で倒れてしまうと大きな事故につながりかねません。ヒヤッとした経験がある方は、再発防止のためにぜひ参考にしてくださいね。

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お風呂で立ちくらみをしてしまう原因

お風呂での立ちくらみ、というシチュエーションを限定する前に、そもそも立ちくらみというものがなぜ起こるのかという点について整理してみたいと思います。

立ちくらみは、別名、起立性低血圧脳貧血と呼ばれています。文字通り、立ち上がった時に低血圧になってしまう症状ですね。

低血圧ということは、血液を全身に送る力が低下してしまっている状態を表します。この状態で、座っていたり寝ていたりしている体勢から一気に立ち上がると、重力に負けて脳に十分な血液が送られない状態になるわけです。

その結果、脳が酸素不足となり、立ちくらみにつながってしまいます。健康な状態であれば、急に立っても下半身の血管収縮などが起こるため血液が一気に下降することは防げるのですが、何らかの理由でそれが出来ないと立ちくらんでしまいます。

そして、長時間のお風呂はその何らかの理由の一つなんです。

お風呂に入ると血圧は上がる?下がる?

一般的に、お風呂に入ると血圧は上がると言われています。これは、お湯の熱さの刺激に体が反応したり、水圧によって心臓に負担がかかるためです。

ですが、これが長時間になると話が変わってきます。お風呂のお湯の熱で身体が温まってくると、血管が緩んで拡張し、今度は一転して血圧が下がるんです。

さらに、湯船から出るとそれまでかかっていた水圧がなくなるため、さらに血管が拡張します。そのため、一気に血圧が低下し、立ちくらみへとつながってしまうというわけなんですね。

お風呂で立ちくらみをした時の対処方法

では、立ちくらみを起こした時はどのように対処すればいいのでしょうか?大切なポイントをまとめておきたいと思います。

慌てない
まず何より慌てないことが肝心です。パニックになってしまうと、転倒の危険性が高まります。ゆっくりと落ち着いて、次の行動に移りましょう。
つかまれるものがあったらつかまる
まず、手すりなどが近くにあったらしっかりと握ってつかまります。立ちくらみの時は視界は真っ暗(あるいは真っ白)で足元はふらふらになりますが、手には力が入るはずです。握れるものがあったら、転ばないようにしっかりと手に力を入れて握りましょう。
ゆっくりと座る、うずくまる
他人の目を気にせず、座ったりうずくまったりします。この時にお尻をついてしまう感じで座れば頭を打つ可能性が下がるので、より安全に座れます。
立ち上がる時は、何かにつかまりながら
しばらく座った状態で休めば、視界が戻ってくるはずです。その状態で落ち着いたら、ゆっくりと立ち上がりましょう。その際は、何かにつかまりながら行うようにしてください。
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お風呂の立ちくらみを予防するには?

お風呂場で立ちくらみを起こしてしまった時は、慌てずに対処することが重要ですが、立ちくらみを起こさいための予防をきちんとすることもとても重要ですよね。

ついつい忘れがちな基本を守れば、お風呂の立ちくらみはかなり防げます。

長湯をしない
長時間の入浴をすればするほど、立ち上がった時の急激な脳貧血を起こしやすくなります。長い時間湯船に入りっぱなしは避け、出たり入ったりを繰り返すようにしましょう。
いきなり立つのではなく、湯船の縁に座り、落ち着いてから立つ
湯船から出る時、いきなり立たずにまずは湯船のふちに座るというワンクッションを置くようにしましょう。これだけでもかなり立ちくらみを防ぐことができます。

まとめ

私の場合は、思いっきり長湯をしてしまい、いきなり立って湯船から出たところで立ちくらみに遭遇しました。

立ちくらみ予防の真逆を行ってしまっていたわけですね^^;

普段は立ちくらみをしないという方も、条件が揃えば起こりえますので、十分注意するようにしてください。

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