会社で部下を持つようになると、部下の結婚式で乾杯の発声を頼まれる機会も出てきます。
今まで何気なく参加していた結婚式では、乾杯の挨拶やマナーにそれほど注意を向けてこなかった方も、いざ自分が頼まれるとあれこれ不安になってきませんか?
今回は、そんな結婚式の乾杯挨拶のマナーについて
- 結婚式の乾杯挨拶で気をつけるべきマナー一覧
- 結婚式の乾杯挨拶の時間と構成
- 結婚式の乾杯挨拶の例文
といった視点でまとめました。
結婚式の乾杯挨拶のマナー
ではまず、結婚式の乾杯挨拶にはどんなマナーがあるのでしょう。
気をつけたいポイントは以下の通りです。
- 禁句を言わない
- 乾杯グラスが全員に行き渡っているかを確認する
- 「乾杯!」のタイミングを分かりやすく
- 時間に気をつける
禁句に関しては、友人代表や主賓のスピーチと同様ですね。
⇒結婚式の友人代表スピーチのマナー 時間と構成、禁句に注意!
念のため、ついうっかり使ってしまう禁句をまとめておきたいと思います。
グラスが行き渡っていないという事態に関しては、基本的には会場のスタッフが注意してくれているので、ほぼ無いと思います。
ですが、万が一ということもありますので念のための確認はするようにしましょう。
唐突に「乾杯!」と行かないようにしましょう。
それでは出席者の皆さんが声を合わせるのが難しいですよね。
乾杯の音頭の直前には、「それでは皆さん、ご唱和ください」といった言葉を挟み、乾杯のタイミングを分かりやすくしましょう。
乾杯の挨拶の時間にも注意が必要です。
たまにですが、乾杯の挨拶をとても長くされる方を見かけます。
主賓や友人代表の挨拶と違い、乾杯の挨拶は簡潔に短く行うのがマナーです。
次章では、この点について掘り下げていきたいと思います。
結婚式の乾杯挨拶の時間は?どんな構成にする?
結婚式の乾杯挨拶の時間は、1分を目指しましょう。
1分の長さで挨拶が出来る準備をしておいて、当日1~2分くらいに収まるのがベストです。
では、乾杯挨拶を1分に収めるつもりで考えた時、どのような文章構成にすればいいでしょうか?
オーソドックスな乾杯挨拶の流れとしては、以下の通りです。
- 自己紹介
- 祝福の言葉
- (エピソード)
- はなむけと結びの言葉
- 乾杯の音頭
自己紹介で新郎新婦との関係を簡潔に説明します。
会社の先輩の場合は「会社の同僚」、上司の場合は「会社の上司」という紹介でOKです。
自己紹介が終わったら、新郎新婦とご両家に祝福の言葉を伝えましょう。
必ず、新郎新婦だけでなくご両家も祝福するようにしましょうね。
次に、短いエピソードを入れられるようなら入れます。
短いものが無ければ思い切ってカットでもかまいません。
また、当日の二人の様子に言及してもよいと思います。
新郎に対して、「職場でも頼りがいのある存在ですが、今日はより一層の頼もしさが感じられます。」といった感じですね。
さりげなく当日の様子を盛り込むと、アドリブ感も出てスマートです(^^)
最後に、はなむけと結びの言葉です。
今後の二人の幸せを祈念する内容ですね。
先に会場の皆さんに乾杯のご唱和をお願いした上で、一気に乾杯までつなげてしまいましょう。
結婚式の乾杯挨拶の例文
ここまでをまとめると、以下の様な流れの例文が出来上がります。
只今ご紹介に預かりました、○○君の上司の○○と申します。
僭越ではございますが、ご指名ですので乾杯の音頭をとらせていただきます。
○○君、○○さん、ご結婚誠におめでとうございます。
ご両家、ご親族の皆様、本日は誠におめでとうございます。
○○君とは○年間、ともに仕事をしておりますが、その頼りがいのある仕事ぶりにいつも目を細めております。
そして、本日、○○さんとの新しい人生の門出の日に、より一層の頼もしさを感じております。
このお二人なら、お互い助け合いながら、これからの長い人生を歩まれると確信しております。
それでは皆さん、乾杯のご唱和をお願いいたします。
新郎新婦の末長いお幸せと、ご両家ならびにご列席の皆様のご健勝ご多幸を祈念いたしまして、乾杯!
まとめ
乾杯の挨拶はある程度定型が決まっていますので、真中に挟みこむエピソードをいかに簡潔にできるかが工夫のしどころですね。
ただし、必ず触れなければいけないというわけではありません。
それよりも、簡潔に、分かりやすく、切れ良く行うことの方が重要です。
ぜひビシッと決めて、新郎新婦の門出を祝ってあげて下さい(^^)
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