パーキンソン病の薬の副作用と水素水による改善効果

パーキンソン病の薬の副作用と水素水の改善効果

私の知り合いのおばあちゃんに、パーキンソン病を患っている方がいらっしゃいます。
先日その方とお話しする機会があったのですが、その時に聞かれたのが「水素水って知ってる?」ということでした。

「今、ブームですよね。私も飲んでますよ。」とお答えしたところ、どうやら病院で水素水を勧められたとのことです。(病院から渡された紙も見せていただきました)

パーキンソン病と水素水の関係と言えば、順天堂大学の医学部研究チームが2013年に発表した論文が有名なので、水素水愛飲家の私にとってはすでに知っている内容でしたが、現在は医療の現場でもかなり浸透してきているようです。

実際、そのおばあちゃんもパーキンソン病の治療薬が増えたらしく、副作用がちょっと悩みの様なんです。

水素水の効果でヒトのパーキンソン病が改善されるという論文はまだ上記の1例の様ですが、薬の副作用に悩んでいる方にはかなり興味を惹かれる内容ですよね。

今回は、

  • パーキンソン病の治療薬とその副作用
  • パーキンソン病に水素水が効果的とされるメカニズム

についてまとめました。
パーキンソン病で通院されている方やそのご家族の方の参考になれば幸いです。

スポンサードリンク

パーキンソン病の薬の種類と副作用

パーキンソン病の原因は、脳内の黒質から分泌されるはずのドーパミンが、何らかの要因で分泌されなくなったり分泌されにくくなったりすることです。

ですので、処方される薬は基本的にドーパミンに関するものになります。
作用の仕方によって薬の種類が異なりますので、薬の種類ごとの副作用をまとめたいと思います。

ドーパミン自体を直接補うレボドパ製剤
副作用:吐き気やむかつき、不随意運動、幻覚など
ドーパミンの代わりの役割をするドパミン受容体刺激薬
副作用:強い吐き気やむかつき、眠気、幻覚など
神経細胞からドーパミンの放出を促進させるアマンタジン類
副作用:幻覚など
ドーパミンの前駆体の合成を促進させるレボドパ賦活型パーキンソン治療薬
副作用:眠気、食欲不振など
他の薬を効きやすくするCOMT阻害薬
副作用:黄色尿、吐き気やむかつきなど
ドーパミンの分解を防ぐMAO-B阻害薬
副作用:幻覚、妄想など
アセチルコリンの働きを抑える抗コリン薬
副作用:口が渇く、目がかすむなど

ちなみに知り合いのおばあちゃんは、薬の種類が増えて眠気が酷くなったらしく、困っているとのことでした。

パーキンソン病に水素水が効果的?改善効果のメカニズム

パーキンソン病の原因となるのはドーパミンの不足ですが、なぜドーパミンが不足してしまうのかという点については、まだはっきりとは解明されていません。

ですので、薬も対処療法的に、何とかドーパミンの量を絶対的にも相対的にも増やそうとしているわけです。

活性酸素とパーキンソン病の関係

そんな中、パーキンソン病の症状改善に水素水が注目されているのは、水素水の持つ「還元力」に期待を寄せられているからです。

ドーパミンが不足してしまう原因の一つとして現在有力なのは、活性酸素による脳の酸化です。

活性酸素は、ストレスや過度な飲酒、喫煙、大気汚染や紫外線、激しい運動などによって発生し、体内の細胞を攻撃・破壊してしまう作用を持ちます。本来は外敵から身を守るために必要なものなのですが、過剰に作られてしまった活性酸素は本人の正常な細胞も攻撃して破壊してしまうんですね。

脳についても同様で、過剰な活性酸素が脳の神経細胞を傷つけてしまった結果、パーキンソン病などの疾患を引き起こしてしまっているのでは?という仮説が、数年前から注目を集めています。

水素水の抗酸化力で活性酸素を除去する

パーキンソン病の原因が活性酸素という仮説に基づくならば、抗酸化力の高い物質で活性酸素を無害化(これを還元作用と呼びます)してあげれば、酸化した脳の機能の改善が図れるのでは?と考えられます。

抗酸化作用と聞くと、ポリフェノールやビタミンA・C・Eといった物質が思い浮かべやすいと思います。しかしこれらの物質は、分子が大きいため脳の中にまで入ることができません血液脳関門と呼ばれる脳への通過ゲートを通ることが可能な抗酸化物質を選択する必要があったんです。

そこで選ばれたのが水素でした。
水素は地球に存在する原子の中で最小ですので、血液脳関門の通過はもちろん、神経細胞の隅々まで到達して還元力を発揮してくれます。

さらに、地球でもっとも還元力を持つのも水素です。その還元力の強さは、ポリフェノールの221倍ビタミンCの176倍と言われています。

つまり、 脳の酸化を還元するのに一番適しているのが、還元力が最も高く、血液脳関門を通過することが可能な水素 というわけです。そして、その水素を効率的に体内に取り入れる方法として、水素水が選ばれています。

スポンサードリンク

順天堂大学が実施したパーキンソン病患者への水素水の臨床試験

上記の様な仮説に基づき、2010年~2011年にかけて順天堂大学で臨床試験が実施されました。

この時に行われた臨床試験は以下の様な内容です。

  • 実施人数:パーキンソン病患者男女18人(男女比4:6)
  • 対象年齢:53歳~72歳
  • 試験方法:対象者の半数は水素水を、もう半分は純水を飲む
  • 試験期間:48週
  • 水素水の濃度と量:1日に1.6ppmの濃度の水素水を1リットル

実験の結果、水素水を飲んだ9人のうち6人に改善が見られました。

1.6ppmという濃度は、通常の気圧で生成するには最も高濃度の水素水ですが、現在は技術開発が進んでさらに高濃度の水素水が作れるようになってきています。

※詳しくはこちらの記事をご覧ください。
高濃度水素水の本当の効果 容器と濃度の関係も重要!おすすめは?

1日1リットルを毎日というのはなかなか大変かもしれませんが、より高濃度のものであれば少ない量でも同等以上のトータル水素量を摂取できるので、継続しやすいと思います。

水素水には副作用が無いというのも、現在薬の副作用に苦しんでいる方やご家族には安心できる要素ですよね。

まとめ

上記で紹介した順天堂大学の臨床試験は人に対してモノですが、実はマウスに対する実験は他にも行われていて、そちらでも効果的な結果が出ています。

知り合いのおばあちゃんの話によると、すでに医療の現場でも推奨はされている様です。

残念ながら水素水はまだ「薬」としての位置付けはなされていませんが、さらなる研究結果を期待したいと思います。

【水素水の関連記事はこちらです】

酸素水と水素水の違いを比較 効果・飲むタイミングと通販の選び方

高濃度水素水の本当の効果 容器と濃度の関係も重要!おすすめは?

スポンサードリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加