梅雨時から夏場にかけて大活躍のエアコン。
今や、エアコンが無いと快適な毎日を送るのは不可能と言っても過言ではないと思います。
当然、メンテナンスとしての掃除も非常に重要になってきます。
そしてこのエアコンの掃除、方法を間違えなければ業者に頼らず自分で行う事も可能です。
今回はその方法を、エアーフィルター、冷却フィン(熱交換機)、ファン(送風機)の3部位に分けてまとめました。ご自身で行う際の参考にしてください。
エアコンの掃除を自分で行う方法~エアーフィルター編~
エアーフィルターは、最も手軽に掃除のできる場所です。
もともと自分で定期的な掃除をすることが前提となっているため、取扱説明書にもエアーフィルターの掃除の仕方が書かれています。
したがって基本的にはそちらの説明書の通りに行えばOKです。
一般的な方法としては、エアコンの前面パネルを空け、エアーフィルターを引き抜き、掃除機で埃を吸い取ります。あるいは、水洗いをします。
その後(水洗いをした場合は乾いたら)、エアーフィルターを元に戻すだけです。
エアコンの掃除を自分で行う方法~冷却フィン(熱交換機)編
冷却フィン(熱交換機)とは、エアーフィルターの奥にある部分で、エアコンはこの部分で室内の熱を外部に受け渡しているわけです。
そのため、この部分に汚れがたまると熱効率が悪くなり、電気代がかさんでしまいますので注意が必要です。
実際の掃除の際には、専用のスプレーを使用します。
エアコンの冷却フィン専用の洗浄スプレーがありますので、そちらを使用するようにしましょう。
エアコン内部クリーナー シュ!シュ!2本組抗菌エアコンフィルター付!エアコンクリーナー、エアコン洗浄剤
それでは、具体的な掃除方法の手順です。(エアコンの電源プラグは抜いておきましょう)
- 本体カバーを外す
- 向かって右側にある電気系統を保護するためにラップなどで覆う
- 冷却フィン全体に掃除機をかけてほこりを吸い取る
- 冷却フィン用洗浄スプレーを、フィン全体にスプレーする
- 10分~15分ほど自然乾燥させる
- 本体カバーを取り付け、終了
基本的に水で洗い流す必要はありませんし、汚れを含んだ排水も排水管を通じて部屋の外に流れていきます。
手間と言えば本体カバーを外す点と電気系統を保護するためにラップをかける事くらいですので、想像以上に簡単に掃除を行うことが可能です。
エアコンの掃除を自分で行う方法~ファン(送風機)編
最後に、ファン(送風機)の掃除方法です。
ファン(送風機)の掃除が、自分で行う際に一番手間と時間のかかる部分ですが、手順通りに行えば難しいものではありません。
ファン(送風機)とは、その名の通り空気を室内に送り込むための機械で、ファンが回転することによって冷たい空気が室内に送られていきます。
この部分は、室内に送りだされる空気が最後に通る場所ですので、汚れたりカビが発生したりしていると、そのまま汚れた空気が室内にまき散らされることになります。
掃除を怠ると、常に汚い空気の中で生活することになりますので要注意です!
実際の掃除の際には、こちらも専用のスプレーを使用します。
エアコンのファン専用の洗浄スプレーがありますので、そちらを使用するようにしましょう。
※洗浄用の洗浄缶とそれを洗い流すリンス缶の2本セットです。
ファン専用の洗浄スプレーには、掃除の際に使用する洗浄液回収用のビニール袋が付属しています。
必ず、それぞれ専門のものを使用するようにしてください。
では、具体的な掃除方法の手順です。(エアコンの電源プラグは抜いておきましょう)
- エアコン本体の下に、専用スプレー付属の洗浄液回収用のビニール袋を取り付ける
- エアコンの吹き出し口から専用スプレーのノズルを入れ、奥にあるファンにノズル先端を差し込む
- 3~4秒、スプレーする
- ファンの中で洗浄剤がムース状になってきたら、割り箸などの棒でファンを回転させ、洗浄剤を行きわたらせる
- 少しずつ横にずれながら、3と4を繰り返す
- 全体に行きわたったら、30分~40分ほど放置する
- 時間が経過したら、リンス缶をファンにスプレーし、洗浄液を洗い流す
- 洗浄剤がエアコン内から洗浄液回収袋に流れ出てくるのを待つ
- エアコンの電源を入れる
- 吹き出し口にタオルを当てながら、10~15秒ほど送風運転をして洗浄液を乾かす
- 洗浄液回収用のビニール袋を取り外す
- エアコン外部に付着した洗浄剤を拭きとる
ファン専用の洗浄剤には2種類ありますが、最初に使用する洗浄缶はムース状になるため、よく振ってから使用するようにしましょう。
ファンを掃除することで、エアコンからの空気がとても綺麗になります。
エアコンの掃除動画
今回紹介した洗浄剤を使用したエアコンの掃除方法は、下記の動画で説明されています。初めて自分でエアコンの掃除をする際は、文字と動画の両方で確認してくださいね。
まとめ
ファンの掃除に関しては工程が多い上に、途中の待ち時間もかかります。
また、排水も勝手に外に流れ出てくれないので自分で処理する必要があります。
そういった意味で、自分で行う自信が無いようでしたら、業者に頼むのも一つの方法です。
その際は、春・秋といったオフシーズンなら6,000円くらいから請け負ってくれる業者もありますので、依頼する時期を工夫しましょう。
参考ページ
⇒エアコンの掃除はいつ行う?頻度は?自分で?業者に頼む?