最近、「女性のオス化」という言葉を耳にするようになりました。
具体的な身体の変化としては、肌に吹き出物が出来たり、体臭が気になったり、髪にハリつやが無くなったりといったものが挙げられますが、一番顕著なのは女性なのに髭が濃くなってしまうという状態だと思います。
昔はそんなことなかったのに、メイクをしている時にふと鼻の下やあごの産毛が濃くなっていることを自覚したことはありませんか?
生まれつき毛が濃い人もいて個人差もありますが、30代頃からこういった変化が見えだしたら注意です!
こういった変化はホルモンバランスの乱れが原因ですので、今回は
- 女性がオス化してしまう原因とそれを防ぐための注意点
- 女性の髭(濃い産毛)のケア方法
といった観点から対策法についてまとめていきたいと思います。
ちょっと原因編が長いので、髭(濃い産毛)のケア方法から知りたい方は目次からジャンプしちゃってください。
1.女性の髭の原因は男性ホルモン?
1-1.女性の体内で分泌される男性ホルモンは男性の1/10くらい
1-2.女性の髭は女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れが原因
1-3.髭だけじゃない!ホルモンバランスが崩れることで起こる症状
2.大前提として、女性にも男性ホルモンは必要です!
2-1.女性ホルモンが減ると相対的に男性ホルモン過剰状態になる
2-2.男性ホルモンの過剰な増加が不妊の原因になることも
3.女性ホルモンが減って男性ホルモンが増えてしまう原因5つ
3-1.ストレス
3-2.睡眠不足
3-3.冷え性
3-4.食生活の乱れ
3-5.多嚢胞性卵巣症候群
4.女性の髭の正しい処理方法
4-1.体の内側からのケア
4-2.体の外側からのケア
女性の髭の原因は男性ホルモン?
たまに勘違いをしていて、女性の体内には男性ホルモンなんて存在しないと思っている方がいらっしゃいますが、これは間違いです。
女性の体内ではもちろん女性ホルモンの分泌が盛んですが、実は男性ホルモンも普通に分泌されているんです。
逆に、男性であっても女性ホルモンは分泌されています。
要は、そのバランスが女性と男性で異なるということです。
女性の体内で分泌される男性ホルモンは男性の1/10くらい
通常であれば、女性の体内では女性ホルモンのエストロゲンが優位で、男性ホルモンの分泌は男性の10分の1程だと言われています。
それくらいの量の男性ホルモンは女性の健康や美容のためにも必要で、男性ホルモンが分泌されているからと言ってすぐに男性ほどの薄毛や体毛の濃さに結びつくわけではありません。
女性の髭は女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れが原因
しかし、女性ホルモンと男性ホルモンの分泌量のバランスが崩れることによって、髭をはじめとする様々な男性化現象は起こりえます。
女性のエストロゲン分泌のピークは30歳ごろと言われており、40歳を過ぎると分泌量は減少していきます。
また、ストレスを受けて自律神経が乱れると、関係の深いホルモン系も影響を受けてバランスが崩れやすくなります。
ですので、年齢による女性ホルモンの減少が始まるタイミングで仕事や家庭のストレスが加わると、髭などのオス化現象が起こりやすいのです。
髭だけじゃない!ホルモンバランスが崩れることで起こる症状
女性ホルモンの分泌が減ると、
- 月経不順
- ほてりやイライラなど更年期症状
- 薄毛
などの症状が出ることがあります。
同時に男性ホルモンの分泌が増加すると、
- 髭が生える
- 体臭が強くなる
- オイリー肌
- 攻撃的
といった、髭をはじめとする様々なオス化現象が起きてきます。
そういった意味では、髭(濃い産毛)はホルモンバランスが乱れているという身体のメッセージとも考えられますね。
大前提として、女性にも男性ホルモンは必要です!
ここまでの内容を読むと、「髭も薄毛も女性にとってはいらないものですし、攻撃性もいらない。そもそも女性の身体に男性ホルモンなんていらないじゃん!」て思っちゃうかもしれませんね^^;
でも、女性にとって男性ホルモンはとても大切な役割を果たしてくれています。
男性ホルモンの大切な役割
男性ホルモンは、女性の体内でも以下のような大切な役割に大きく関係しています。
- 筋肉
- 骨格
- 判断力
- 決断力
男性ホルモンも女性にとって重要で、女性ホルモンとのバランスがきちんと取れていれば問題はないんです。
女性ホルモンが減ると相対的に男性ホルモン過剰状態になる
基本的に私たちの身体にはホルモンバランスをうまく保つ機能があるのですが、加齢やストレスといった原因で女性ホルモンの分泌量が減ったり働きが悪くなったりすることがあります。
女性ホルモンが減ると、男性ホルモンの分泌量自体が変わらなくても、体内での「男性ホルモンの割合」が大きくなってしまいます。
その結果、今まで女性ホルモンに影響されていたものが崩れてしまうので、髭や薄毛など男性ホルモンの影響が前に出てしまう事があります。
男性ホルモンの過剰な増加が不妊の原因になることも
女性ホルモンの低下以外にも、男性ホルモンの過剰な増加が原因でホルモンバランスが崩れるケースがあります。
男性ホルモンが過剰になると、卵子を熟成させて排卵を起こす女性ホルモンの働きを妨げてしまう可能性があるため、男性ホルモンの増加が不妊の原因になることもあります。
女性ホルモンが減って男性ホルモンが増えてしまう原因5つ
女性ホルモンのバランスが崩れて男性ホルモンが増えてしまう主な原因は、主に以下の5つです。
- ストレス
- 睡眠不足
- 冷え性
- 食生活の乱れ
- 多嚢胞性卵巣症候群
ストレス
ストレスを感じない生活は無理かもしれませんが、強いストレスは自律神経のバランスを崩し、ホルモンの分泌を乱してしまう可能性があります。
女性ホルモンが減ったり男性ホルモンが増加したりという現象と、自律神経の関係性はそれだけ深いんです。
特に女性は特にストレスに弱いため、ストレスを感じたときに自分なりの解消法やケア方法をしっかりと持っていることが大切です。
睡眠不足
睡眠不足もホルモンの働きを悪くする大きな原因です。
質の良い睡眠は、男性ホルモン・女性ホルモンといった性ホルモンのバランスを取るだけでなく、美容や健康に欠かせない成長ホルモンの分泌も促してくれます。
忙しくてなかなか睡眠時間を取れない方も、枕やマットレス、睡眠サプリの利用など、睡眠の「質」にはこだわるようにしましょう。
質の良い睡眠は、ストレスの解消や自律神経を整えることにもつながります。
冷え性
冷え性になると、全身の血流が悪くなります。
特にお腹が冷えている時は卵巣周囲の血流も悪くなっているため十分な栄養素が運ばれず、卵巣機能が低下してしまいます。
その結果、女性ホルモンの低下を招いて相対的な男性ホルモン優位状態を作りやすいです。
また、卵巣機能が衰えると生殖機能も衰える可能性があります。
食生活の乱れ
軽視しがちですが、食事の内容や仕方、生活習慣の乱れなども見逃せません。
暴飲暴食や偏った食事、インスタント食品ばかりを食べる生活はホルモンバランスに支障をきたします。
運動を全くしない生活習慣も自律神経の働きを悪くしてしまうので、オス化現象に拍車をかけてしまう可能性もあります。
多嚢胞性卵巣症候群
また、不妊の原因の1つである多嚢胞性卵巣症候群という症状も、男性ホルモンを増やしてしまう原因です。
卵巣内に1つではなくたくさんの卵胞ができてしまうことにより、排卵が起こらなくなってしまう病気です。
生理の周期がやたらと長い場合は、きちんと排卵が起こっているかを婦人科で診てもらうようにしてください。
女性の髭の正しい処理方法
ここまで見てきたように、女性なのに髭が濃くなってしまった…という背景には、ホルモンバランスの大きな変化が絡んでいる可能性が高いです。
体の内側からのケア
ホルモンバランスを整えるためには、体の内側からのケアがは欠かせません。
ストレス・冷え・睡眠・食生活といった生活を整えることに並行して、積極的に女性ホルモンを補う成分を摂取していきましょう。
今、注目を集めているのがエクオール
女性ホルモンを補う成分は複数ありますが、今注目を集めているのがエクオールという成分です。
エクオールは大豆イソフラボンが分解されて作られ、体内で女性ホルモンに似た働きをする成分なのですが、実は大豆イソフラボンを分解できる腸内細菌を持っている日本人は2人に1人以下と言われています。
過去に「女性ホルモンを補おうと一生懸命大豆食品を食べたのに全然効果を実感できなかった」という場合、エクオールを作れない体質であった可能性が高いです。
であれば、最初からエクオールという形で摂取してあげることが重要で、それを可能にするのがサプリメントです。
エクオールのサプリメントは高額なものが多いのですが、エクノキュアは初回税込2,980円で試すことができ、しかも定期購入の回数縛りもありません。
まずは1カ月試してみて、何らかの体調の変化があるかを試してみてはいかがでしょうか。
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※エクオールについての詳しい内容は、こちらの記事でまとめています。
関連記事⇒エクオールの効果と副作用、大豆イソフラボンとの違いについて体の外側からのケア
体の内側から女性ホルモンを補うことに並行して取り組みたいのが、今ある髭の適切な処理方法です。
選択肢としては、まず
- 自分で行うか
- プロにお願いするか
で分かれます。
自分で行う場合はシェービングとその後のアフターケアがポイント
自分で処理を行う場合は、
- 電気シェーバー
- クリーム
- ローション
といったアイテムを使うのが安心で効果を実感しやすいです。
ピンセットでの脱毛はNG!!
中にはピンセットを使って髭を抜くという方もいらっしゃいますが、この方法はあまりおすすめできません。毛穴が開き、そこから雑菌が入ってニキビの原因になったり、毛嚢炎の原因になることがあるからです。
剃刀を使っても良いのですが、慣れていないと肌を傷つけ、肌荒れや黒ずみの原因になりますので、顔の産毛用の電気シェーバーを使うようにしましょう。
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もしも剃刀を使いたい場合は、清潔な髭専用のカミソリを使用し、蒸しタオルやお風呂でしっかりと毛穴を開かせた状態で、毛の流れに沿って剃るようにしましょう。
剃るときはシェービングや乳液など、滑りの良いものを塗って保護しながら塗ると剃刀負けを防げます。
処理した後は、ローションなどで保湿をしてダメージを防ぐことも大切です。
抑毛効果のあるクリームやローションも
また、女性の髭用のクリームやローションには抑毛効果があるものが多いです。
NOISUクリームもその1つで、こういったものを利用することで使用しているうちに髭(産毛)が細く弱くなっていくのを実感できます。
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全身に使用可能なパイナップル豆乳ローションなどは、シェービングの後のケアにも最適ですね。
値段も安く、男性である私の彼も気に入って使っています。
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プロに頼む場合は
プロに頼む場合の選択肢は、
- シェービングサロン
- 脱毛サロン
- 医療脱毛
あたりですね。
それぞれ一長一短ありますが、顔は痛みを感じやすい部位なので、痛みに弱いなら敏感肌専門の脱毛サロンが安心かと思います。
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まとめ
女性の髭は見た目にもあまり良いものではありませんし、化粧のりも悪くなってしまいます。
口周りやあごなどの一部分が急に濃くなったら、今一度自分の生活が乱れていないかチェックしてみましょう。
生活を見直すしつつ、エクオールなどで体の中からケアすることがポイントで、いくらサプリを飲んでも生活を変えなければ効果を実感することは難しいです。
生活を整え、必要に応じてエクオールサプリなどを利用しながら体の中のバランスを改善し、そのうえで今ある髭の処理をきちんと行うことが、成功のポイントだと思います。
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