一般的に更年期は閉経時期を挟んだ40代~50代で訪れると言われています。ですが、実際には30代も半ばに差し掛かると、女性ホルモンが乱れやすくなるプレ更年期を迎える方が多いです。
かくいう私もその一人で、ほてりや多汗といった典型的な更年期の症状はまだないものの、ストレスがかかると倦怠感やイライラを感じることがよくあるため、本格的な更年期を迎える前からの対策は必要だなという危機感は持っていました。
かと言ってホルモン療法や強力な女性ホルモン作用を持ったサプリメントは副作用が怖い…。
そんな私が色々な商品をリサーチをし、試してみたいと思ったのが、キッコーマンから発売されている基本のサプリです。
基本のサプリ公式HPを確認
基本のサプリは女性ホルモンに似た働きをしてくれる大豆イソフラボンを主成分としていながら、女性の美容と健康に働きかけてくれる補助成分が適度に含まれている点に魅力を感じました。
そして、実は陸上の走り高跳びに打ち込んでいた高校時代・大学時代に愛用していたプロテインが、キッコーマンから発売されていたvinoプロテインだった(現在は発売終了)という縁もありました。成分的にも基本のサプリとvinoプロテインはかなり近いものがあり、当時飲んでいて調子の良さを実感していたこともあって、今回試してみようと思い立ったわけです。
今回は、一般的には更年期サプリと呼ばれているキッコーマンの「基本のサプリ」を、30代半ばの私が実際に飲んでみて感じた効果などをシェアしていきたいと思います。
1.基本のサプリは更年期やプレ更年期に効果的なのか?実際に飲んでみた生の口コミ報告
1-1.飲み始めてすぐに劇的な効果は実感しませんでした
1-2.3か月くらい続けたあたりから、生理痛やPMSの症状が緩和されているのを実感
1-3.4か月~肌の状態が不安定ではなくなり、精神的な安定感が続いているのを実感中
2.基本のサプリに含まれる成分について
2-1.基本のサプリの大豆イソフラボンは吸収されやすいアグリコン型
2-2.女性ホルモンだけじゃない?基本のサプリが更年期特有の症状以外にも効果的な理由は補助成分にあり!
3.基本のサプリの飲み方や容器、色、におい
3-1.基本のサプリの飲み方
3-2.基本のサプリの容器、色、においについて
4.基本のサプリは緩やかな効き目で副作用がないので、全ての女性のにとってベーシックサプリとなりうる存在だと思う
5.定期購入は回数縛りがネックだけど、正直それくらい継続しないと効果が実感できないのも事実
5-1.5か月継続してみて効果が実感できない場合は体質が原因の可能性があります
基本のサプリは更年期やプレ更年期に効果的なのか?実際に飲んでみた生の口コミ報告
まずは基本のサプリを実際に飲んでみてどうだったか、といった生の口コミ情報からまとめていきたいと思います。
先ほども触れた通り、私が悩んでいたのは倦怠感やイライラ・気分の不安定感です。これらはストレスがかかると出やすい症状で、それが続くと生理が重くなり、PMSに近い症状も実感していました。
年齢的には30代半ば前なので若年性更年期にも少し早いのですが、多忙とストレスが原因で女性ホルモンが乱れても似たような症状が出るため、近い状態と考えてよいと思います。
飲み始めてすぐに劇的な効果は実感しませんでした
まず、飲み始めて1か月くらいは、特に何の変化も感じませんでした^^;
ただ、これは想定内です。
むしろ、ホルモン系に働きかけるサプリで飲んですぐ効果を実感するほど強い成分が含まれているのは結構危険だと思います。
なぜなら、女性ホルモン効果の強すぎる成分を摂取し続けると、身体が自ら女性ホルモンを作り出そうとする機能が低下してしまうから。外から補給されるので、「これなら別に自分で作らなくてもいいや」となってしまうんです。
病院で行うホルモン療法なども同様です。よほど症状が切羽詰まっていない限りは、この辺りは慎重になった方が良いと思います。
対して、基本のサプリに含まれる大豆イソフラボンは体内で女性ホルモンに似た働きをしてくれる成分ではありますが、そこまで強い作用を持った成分ではないため、そういった副作用の心配がありません。
ただし、その分効果も緩やかで実感まで時間がかかるので、「1,2カ月飲んで効果がないや」と判断しないことをおすすめします。
少なくとも私は最初の1,2カ月はほとんど効果を感じませんでしたし、むしろそのことに安心感を覚えていました。
3か月くらい続けたあたりから、生理痛やPMSの症状が緩和されているのを実感
とは言え、いくら飲んでも一向に効果を感じられないのでは、飲む意味がありませんよね^^;
私の場合、身体の変化を感じ始めたのは飲み始めて3か月ほど経った頃からでした。
具体的には、それまでちょっと辛いことが続いていた生理痛が和らいでいるのを実感できたんです。そして、思い返してみると生理前のイライラや気分の浮き沈みといったPMSの症状もあまり感じなかったな、と。
ゼロになったわけではないんですが、ストレスなどの外部環境はそれまでと変わらない状態で、確かな体の変化を感じることができました。
そして、生理痛とPMSに関しては、その後も継続して悩まされずに済んでいます。
4か月~肌の状態が不安定ではなくなり、精神的な安定感が続いているのを実感中
その後も4か月、5か月と飲み続ける中で、肌の状態と精神面に安定感が出てきたのを実感しました。そして、それも今も続いています。
私は肌断食にチャレンジしてその効果を実感して以来、緩やかな肌断食を継続しているため、肌の不調を無理やり化粧品で抑え込むことがなく、身体や心の状態が結構肌に現れやすいです。
いわば肌の状態が身体の状態のバロメーターの様な感じになっているのですが、半年近く基本のサプリを飲み続けることで肌の状態がかなり安定しているのを実感しています。
要は、それだけ身体の内部の状態が安定しているんだろうなと思います。
同様に、気づいたらイライラや気分の浮き沈みを感じることが少なくなり、気分の振れ幅が少なくなった様に感じます。身体だけでなく、精神的にも安定している感じですね。
基本のサプリに含まれる成分について
基本のサプリの大豆イソフラボンは吸収されやすいアグリコン型
基本のサプリの主成分は大豆イソフラボンです。
大豆イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするということ、いわゆるエストロゲン様作用を持つことは有名な話ですよね。
アメリカ人女性よりも日本人女性の方が更年期の症状が軽かったり、骨粗しょう症の程度が低かったり、乳がんの発生率が低い理由として、日本人女性は大豆食品を多く摂取していることが挙げられているくらいです。
対して乳がんは、エストロゲンの過剰分泌が長く続いた女性ほどなりやすいと言われています。(最近は、特に海外の家畜は成長促進のためのホルモン剤が大量に投与されているケースが多いため、そういったお肉を食べる習慣が多い方ほど注意が必要です。)
エストロゲンの過剰摂取で乳がんを引き起こすのに、エストロゲンに似た大豆イソフラボンを摂取してもいいの?と思うかもしれませんね。
実は、大豆イソフラボンはその構造がエストロゲンに似ているため、エストロゲンの代わりにエストロゲン受容体に結合することで、乳がんのようなエストロゲンの過剰分泌による弊害を防いでくれていると考えられています。
エストロゲンが少ない時も過剰な時も、うまくその影響を調整してくれるかなりマルチな存在が大豆イソフラボンというわけですね。
そして、そんな大豆イソフラボンの中でも、アグリコン型と呼ばれる吸収性に優れたタイプが基本のサプリには含まれています。
女性ホルモンだけじゃない?基本のサプリが更年期特有の症状以外にも効果的な理由は補助成分にあり!
女性ホルモンの量やバランスといった点を考えた場合、基本のサプリの主要成分は大豆イソフラボンになりますが、実は基本のサプリの魅力は女性ホルモンへの働きかけだけではないんです。
私がプレ更年期の対策として基本のサプリを選んだ理由は、アグリコン型大豆イソフラボンだけでなく補助成分にも大きな魅力を感じたからです。
もう一つの主成分と言って良いプロアントシアニジン
特にプロアントシアニジンに関しては、基本のサプリのもう一つの主成分と言っても過言ではありません。
美容やアンチエイジングに敏感な方にはおなじみの、いわゆるブドウ種子エキスですね。ポリフェノールの一種で強力な抗酸化作用を持っているため、女性ホルモンとはまた別の角度から老化防止に大きな役割を果たしてくれます。
成分としてはそこまで目新しいものではありませんが、実は販売元のキッコーマンはブドウ種子からプロアントシアニジンを抽出する特許を持っているほどプロアントシアニジンに関して強みを持っているんです。
キッコーマンとブドウ種子って結構意外な組み合わせに感じますが、その歴史は結構古くて、20年前には大豆たんぱく質とプロアントシアニジンを組み合わせたプロテインを発売していたくらいです。(冒頭でも触れましたが、学生時代はこのプロテインにはとてもお世話になりました)
美容に気を配る女性だけでなく、アスリートにも支持者の多い抗酸化物質。それが、キッコーマンのプロアントシアニジンであり、そのプロアントシアニジンを継承しているのが、基本のサプリです。
ビタミンD3
ビタミンD3と聞くとサプリの成分としては割と地味な印象がありますが、骨の形成には欠かせない成分です。一般的には骨の形成=カルシウムという印象が強いと思いますが、カルシウムがしっかりとその力を発揮するために必要なのがビタミンD3です。
基本のサプリにビタミンD3が配合されているのを知って、更年期以降に必要な成分についてすごく考えられているな、という印象を私は持ちました。
というのも、エストロゲンには骨からカルシウムが溶けだしてしまうのを防ぐ働きがあるので、エストロゲンの分泌量が減る更年期以降の女性は骨粗鬆症になってしまう確率が高くなるからです。
特に、若い頃にあまり運動をしてこなかった方は要注意!若い頃の運動によって骨に刺激が加わり骨の密度が増すのですが、あまり運動をしてこなかった方の骨は元々密度が薄いです。
元々そんな状態のところに更年期を迎えてエストロゲンが減少し、骨からカルシウムが溶けだしてしまうことを考えると、骨粗鬆症のリスクがどれだけ高いかがイメージしやすいと思います。
そう考えると、大豆イソフラボンで女性ホルモンを補うだけでなく、ビタミンD3でカルシウムの吸収を補うという基本のサプリのコンセプトってすごいなと思いますよね。カルシウムって意外と食事から摂取しやすい成分ですが、相対的にビタミンD3は摂取しづらく、不足しがちですから。
葉酸
葉酸というと、妊娠前後に必要なビタミンという認識を持っている方が多いと思います。
ですが、実は葉酸は更年期以降のコレステロール値の異常を抑える効果を持っており、その結果として動脈硬化や心筋梗塞・脳梗塞といった血管系の疾患を予防してくれるという働きが期待できる成分なんです。
もちろん、これから妊娠を考えている30代以上の方にとっても大切な成分です。葉酸サプリは妊娠してから飲むのではなく、妊娠に備えてそれ以前から飲んでおくのが正しい飲み方。
30代以上で将来的な妊娠を考えている方は、大豆イソフラボンで女性ホルモンを整えつつ葉酸もしっかりと補給して、将来に備えましょう。
以上、公式HPでは成分の説明が割とさらっとされているので、少し詳しめに基本のサプリの配合成分について私見を交えつつ掘り下げさせていただきました。
念のため、公式HPの成分説明もチェックしておいてください。
基本のサプリの飲み方や容器、色、におい
さて、ここからは基本のサプリの飲み方や容器などなどについても触れておきたいと思います。
基本のサプリの飲み方
基本のサプリは1日2錠飲むタイプのサプリメントなので、数多くある更年期サプリの中では比較的飲みやすい部類に入るかと思います。
同じく更年期障害向けの医薬品である命の母A(小林製薬)などは1日12錠ですし、エクオール配合のエクエル(大塚製薬)は1日4錠でちょっと粒が大きめです。
基本のサプリは大きさもかなり小さく、1日2錠を1日のどのタイミングで飲んでもOKなので、「飲む」ことに対するストレスが少なく、続けやすいです。
基本のサプリの容器、色、においについて
確かに、普通の瓶タイプのサプリメントって、ふたを思いっきり閉めてしまうと飲む時に自分で開けられない場合がありますよね^^;かと言って緩めにふたを閉めてしまうと、湿気て成分が劣化してしまいます。
基本のサプリのフラワーキャップは対象が完全に女性なだけあって、そういった細かい部分にまでちゃんと考えられているなという印象です。
これは、プロアントシアニジンの色ですね。
強いにおいがあるわけではありませんが、嗅いでみるとほのかにブドウ種子の香りがします。
過去にブドウ種子系のサプリメントを飲んだことがある方にはおなじみの、ちょっとエグみを感じるにおいですが、かすかに香る程度なので飲みにくいということはありません。ブドウ種子入ってるなというのがにおいで確認できて安心します^^
基本のサプリは緩やかな効き目で副作用がないので、全ての女性のにとってベーシックサプリとなりうる存在だと思う
一般的な更年期サプリのように女性ホルモンだけに特化しているわけではなく、効き目も緩やかで副作用がない。
基本のサプリはそんな特徴を持っているので、更年期真っただ中の50歳前後の方はもちろん、30代を過ぎた女性が先を見据えて早めに飲んでおくベーシックサプリとしてふさわしい存在だと感じました。
実際私は季節や体調に合わせて色んなサプリを利用していますが、まずはこの基本のサプリで土台を整えて、そのうえで個別個別の悩みに特化したサプリを加えてあげるという利用の仕方をしています。
例えば、紫外線の季節には基本のサプリだけでなくホワイトヴェールなどの飲む日焼け止めも飲みますし、あまりにもストレスがかかって不眠気味になったら睡眠サプリのマインドガードDX力も借りる、といった感じですね。
そう考えると、基本のサプリは30代からの全ての女性のための基礎サプリと言って良いと思います。
定期購入は回数縛りがネックだけど、正直それくらい継続しないと効果が実感できないのも事実
さて、そんな基本のサプリは単品購入もできますが、定期コースにすると割安での購入が可能です。(いずれも税込み価格)
- 単品購入:5,460円
- 定期購入:2,730円(初回)/4,914円(2回目~)
ただ、基本のサプリは定期購入の縛り回数は長く、最低5回の購入が前提となっています。
私としても最初はちょっと(というかかなり)長いなという感覚を持ったのですが、よくよく考えてみると基本のサプリってこれくらいの期間を試して見ないことには自分に合うか合わないかの判断が難しい商品なんですよね。
前半部分でも触れましたが、ホルモン系に働きかける成分で即効性があるのって逆に危険なので。
私の場合は3か月くらいで効果を感じ始めましたが、口コミをチェックすると4カ月、5カ月くらいでようやく効果を実感し始めるという方も多いようです。
ですので、試してみたいなと思う場合は腰を据えて定期コースに申し込むか、単品購入であっても少なくとも3か月以上は試してみることをおすすめします。1カ月だけ試してみるというのはあまり効果がないと思うので、逆にもったいないです。
5か月継続してみて効果が実感できない場合は体質が原因の可能性があります
ただし、もしも5か月継続してみてなんの効果も実感できない場合は、大豆イソフラボンのエストロゲン様効果を体感できない体質の可能性もあります。
実は大豆イソフラボンは、腸内の乳酸菌ラクトコッカス20-92の働きによってエクオールという物質に代謝されるのですが、エクオールまで代謝されて初めてエストロゲンに似た働きを体内でしてくれます。
つまり、乳酸菌ラクトコッカス20-92が腸内にない場合は、大豆イソフラボンを摂取しても女性ホルモンを補う働きが期待できないということです。そして、日本人の2人に1人はこの乳酸菌ラクトコッカス20-92を保菌していないため、大豆イソフラボンの女性ホルモン様効果を享受できないと言われてます。
ですので、仮に基本のサプリを5か月間試してみたけど効果を感じられないといった場合は、一度このことを念頭に置き、直接エクオールのサプリメントを摂取してしまうことをおすすめします。
関連記事⇒エクオールの効果と副作用、大豆イソフラボンとの違いについて定期購入の5か月という期間は、そういったことを見極める期間という捉え方もできますね。
私は学生時代に大豆イソフラボン+プロアントシアニジンの効果を実感していたので、迷わず基本のサプリを試すことが出来ましたし、満足のいく効果を実感できています^^
もしあなたが、私の様にプロアントシアニジンのアンチエイジング効果・美容効果も得たい、更年期対策としての総合的なベーシックサプリを探しているのなら、基本のサプリの配合成分はとても魅力的なんじゃないかなと思います。
基本のサプリ公式HPを確認