毎年忘年会の話題が出る頃に、同じく必ず話題にのぼる「ノロウイルス」!今年は新型ノロウイルスが大流行するのではないかと言われており、戦々恐々としている方も多いのではないでしょうか。
今回は、絶対に流行してほしくない新型ノロウイルスについて、
- そもそも新型ノロウイルスとはどんなものなのか
- 新型ノロウイルスの症状と従来型のノロウイルスの症状の違い
- 新型ノロウイルスには特別な予防法が必要なのか
といった観点からまとめました。
まずはしっかりと理解を深めておきましょう。
新型ノロウイルスとは?
「新型ノロウイルス」が大流行の恐れと言われていますが、そもそもノロウイルスって何でしょうか?
簡単に言うと、ノロウイルスは食中毒を引き起こすウイルスです。特に冬場に大流行する傾向にあり、冬場の食中毒の9割はノロウイルスによるものと言われています。
2006年に日本でノロウイルスが大流行したことを覚えている方も多いと思います。その2006年の流行時を含め、従来ノロウイルスと言えば「GⅡ .4」と呼ばれる型でした。しかし、2015年度の冬場に流行の恐れがある型は「GⅡ .17」と呼ばれる型です。
具体的に新型ノロウイルスは従来型に比べて、
- ウイルスの大きさ
- 感染力
- 潜伏期間の長さ
などに違いがあります。
ウイルスが1個体内に入り込むと、24時間後にはなんと100万個に増えている、という脅威の増殖力です。従ってほんの数個のウイルスが体内に入っただけで、感染してしまいます。全く油断ができません…>_<…
新型というだけあって、過去に感染した人がほとんどいません。ということは、大流行の危険もより高くなるということです!!全くありがたくないですね…>_<…流行しないで頂きたいです。
新型ノロウイルスの症状と従来型との違い
新型ノロウイルスは、新型ではあってもノロウイルスであることに変わりはありません。したがって、症状に関しては従来型のノロウイルスと同じです。
- 激しい嘔吐
- 激しい下痢
- 37℃〜38℃程度の微熱
- 腹痛
などが典型的な症状になります。
しかし前章にも書いたように、爆発的な増殖力と感染力、免疫を持っている人がいないという理由から、新型ノロウイルスに感染した場合は上記の症状が強く出る可能性があります。
従来型は感染した場合でも、免疫力の強い人の場合は症状が強く出ず、「なんか軽い風邪をひいたかな?」くらいで済む場合もありました。発症しない場合も少なからずありました。しかし、新型は健康な大人でももれなく胃腸炎を引き起こてしまうと言われています。
感染した人のほとんどが発症する可能性があり、免疫力のある健康な人でも重い胃腸炎を引き起こすのが新型ノロウイルス!と覚えておきましょう。
新型ノロウイルスには特別な予防法が必要?
新型と従来型で症状が同じであるのと同様に、感染経路や予防法に関しても新型と従来型で変化はありません。つまり、新型ノロウイルスを予防するには、従来型と同じく念入りな手洗い、食品の適切な加熱などが有効ということになります。
ノロウイルスの予防の基本は手洗い
手洗いはノロウイルス対策だけでなく、全ての感染症予防の基本ですね^_^
ノロウイルスは自分の手、他人の手を問わず、手に着いたウイルスが、口から体内に入り込んで感染するのが主なパターンです。人の手に付着したノロウイルスは、食べ物にも付着するなどして人間の体内に入る機会をうかがっています!
外から帰宅した時、トイレを使用した後、食事の前、料理をする際は、必ずきちんと手を洗いましょう。飲食物を介してウイルスが体内に入る可能性があるということを意識して、丁寧に手洗いする習慣をつけると安心です。
流水ですすぐ→石鹸をつけて→手のひら、手の甲をシワや溝の中も洗うつもりで→指と指の間→爪の内側と縁の部分と、細かい部分もぜひきっちり洗ってください。子供の頃に学校で手洗いの練習しませんでしたか?その時のことを思い出して、出来るだけ楽しい気持ちで取り組むようにしましょう^_^
貝類がもともとウイルスを持っているわけではない
牡蠣などの二枚貝はノロウイルスの感染リスクがある、と聞いたことはありませんか?
確かに貝類は、生食したり不十分な加熱のまま食べたりすると、ノロウイルスに感染する場合があります。しかし実は、貝類がもともとノロウイルスを持っているのではありません。下水や排水などにより、貝類がノロウイルスに汚染されてしまっているというのが正しい解釈です。
通常は生食用の貝類は、汚染の心配が無いものが提供されています。加熱用の貝類を、間違っても生食してはいけません!またノロウイルスを予防するには、加熱用の貝類を食べる際、中心部まで火が通るようにしっかり加熱しましょう。
まとめ
新型ノロウイルスは確かに脅威です。ですが、予防法は特別なことをする必要はなく、基本的なことをどれだけ徹底できるかがカギになります。
関連⇒ノロウイルスの消毒にアルコールはNG!市販なら何が良い?柿渋が有効?一人一人が気を付けることで、大流行を防ぐことができます。ぜひみんなで意識を高く持って、この冬を乗り切りましょうね!
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