日本国内のスマホ普及率は49.7%で、20代に限るとなんと94%と言われています。しかもこの数字はどんどん伸びてきているので、それこそ1億総スマホ社会になる日も近いかもしれません。
そして、このスマホの普及に伴って問題になってきているのが、いわゆるスマホ老眼と呼ばれる症状です。
かく言う私もスマホの超ヘビーユーザー^^;
眼精疲労は親友と言っていいくらいの長い付き合いということもあり、スマホ老眼の話は他人ごとではありません。
今回は、そんなスマホ老眼について
- スマホ老眼とはどんな症状のことを表すのか
- スマホ老眼の治し方
- スマホ老眼の予防方法
といった観点からまとめました。
現代人は目を酷使していると言われていますが、スマホの普及でその状況が加速している様な気がします。スマホを手放せないという方は必見です。
スマホ老眼とは?どんな症状?
スマホ老眼・・・。読んで字のごとく、スマホが原因で老眼のような症状を発症してしまう一種の現代病です。
通常、老眼は40代から始まると言われていて、
- 近くのものが良く見えない
- 手元にピントが合わない
といった症状が特徴的です。
こういった症状が、スマホを見過ぎることによって10代・20代・30代の方たちにも現れてしまったのがスマホ老眼と呼ばれています。特に、目が疲れてくる夕方や夜の時間帯に上記の症状が出てくることが多くなります。
スマホ老眼が起こってしまう原因
このスマホ老眼は、目のピントが手元のスマホに固定されてしまうことで起こります。
瞳には水晶体と呼ばれるレンズの様な構造があるのですが、その水晶体の厚みを調節しているのが毛様体筋と呼ばれる筋肉です。
長時間スマホを見続けることによって、この毛様体筋がガチガチに固まってしまった状態がスマホ老眼です。毛様体筋がガチガチに固まってしまったため、水晶体の厚さを調節できなくなってしまっているわけですね。
普段スマホを見ている距離よりも近くを見る場合は、毛様体筋が収縮して水晶体を厚くしますが、すでにガチガチの毛様体筋はこれ以上収縮することができません。
その結果、手元にピントが合わなかったりぼやけたりしてしまうんです。
近くにあるスマホを見過ぎていたら近視になるんじゃないの?
ここで一つ疑問が湧きませんか?
スマホまでの距離って、比較的近いですよね。近くを見てばかりいると近視になるって昔言われませんでした?
確かに近視は、緊張した毛様体筋が緩まず、水晶体が厚い状態のままのために遠くが見づらい状態のことを表します。
スマホを見続けた場合でも毛様体筋がガチガチになっているわけですから、毛様体筋が緩まずに遠くも見づらくなります。この状態をスマホ近視と言います。
そして、多くの方の場合、スマホ老眼とスマホ近視を併発している場合が多いです。つまり、目からスマホまでの一定距離にピントが固定され、それより近くも遠くも見づらくなってしまっているというわけです。
実は私の実感としては、どちらかというとスマホ近視の症状を強く感じていました。特に夕方から夜になると、遠くがとても見づらくなっていたんです。
ですが、スマホ老眼の話を聞いて指先を目の近くまで近づけてみてびっくり!!指先にピントが合わせづらくなっているではありませんか!!
まさに毛様体筋が緊張しすぎて、一定距離にしかピントが合ってない状態ですよね。自分は大丈夫と思っている方も、一度指先を目に近づけてみてどこまでピントを保てるか試してみるといいですよ。
スマホ老眼の治し方のポイントは毛様体筋の機能を戻すこと
スマホ老眼の原因は、目のピント調節機能をつかさどる毛様体筋の過剰緊張でした。この状態のことを、専門用語では「調節緊張」と呼びます。
ですので、スマホ老眼の治し方も毛様体筋の緊張を緩めて本来の機能を取り戻すことがポイントになります。
毛様体筋の機能を戻すサプリメント
毛様体筋の機能を取り戻すのに役立つサプリメントについても調べました。
ちなみに眼精疲労のサプリメントと言えばブルーベリーが有名ですが、以前試してそれほど効果を実感しなかったんですよね・・・^^;
なので、今回は「毛様体」にフォーカスしてリサーチをしてみたところ、どうやら以下の3つの成分が良さそうなことが分かりました。
(参照元:http://wol.nikkeibp.co.jp/article/special/20110308/110347/)
- クロセチン
- アスタキサンチン
- カシスアントシアニン
各成分の詳細については参照ページを見ていただくとして、肝心なのはこの3つ(特にクロセチンでしょうか)を含むサプリメントがあるのか?ということです。
正直、クロセチンという成分に関しては初めて耳にしたのでちょっと期待大です!最悪、クロセチンが含まれていればいいやと思って探していたところ・・・。
ありました!クロセチン・アスタキサンチン・カシスアントシアニンのすべてを含むサプリメントが!
めなりという商品は初めて聞きましたが、クロセチン・アスタキサンチン・カシスアントシアニンに加えて、ルテイン・ゼアキサンチンといった成分まで含まれているので期待できそうです。
初回はかなり安く試せますし、いつでも解約可能ということなので、とりあえず試してみたいと思います。
毛様体筋の機能を戻すトレーニング
毛様体筋はピント調節をする際に伸びたり縮んだりする筋肉なので、原理的には近くを見たり遠くを見たりを繰り返せば機能が回復するということになります。
具体的には以下の方法が実行しやすいです。準備段階として、
- 親指を立て、片手を伸ばす
- 反対の手も親指を立て、顔から10センチくらいのところに持ってくる
- なるべく遠くの1点を目印として頭の中でマークする
あとは、上記の3点に対して交互に視線を移せばOKです。やってみると分かりますが、スマホ老眼・スマホ近視の方は伸ばした手の親指が一番ピントが合いやすいはずです。
最初は顔の前や遠くのポイントは見づらいと思いますが、繰り返すうちに(たとえ1分でも)だんだんとピントが合いやすくなるはずです。
ピントが合いやすくなる=毛様体筋のピント調節機能が回復しているということですね。
スマホ老眼を予防するためのスマホの使い方
スマホ老眼の症状が現れたら、サプリやトレーニングによって速やかに毛様体筋の機能を回復させる必要がありますが、本来は予防するのが望ましいですよね。
毛様体筋にフォーカスしたスマホ老眼を予防法を以下にまとめてみました。
できれば40~50分に一度、5分程度でいいので遠くを見るなど目を休めましょう。
普段から視線を遠くに向ける習慣を付けておけば、その瞬間だけでも毛様体 筋が緩んでくれます。
上記の点に気をつけながらスマホを使いつつ、スマホ老眼の治し方で紹介したサプリやトレーニングを予防段階から実践できれば理想的ですね。
まとめ
目の酷使は、周囲の血行が悪くなってクマが出来たりと美容面においても良いことは一つもありません。
仕事でPC、プライベートでスマホと、とにかく目を休める時間がない自分への戒めのつもりで書いた記事ではありますが、多分同じような状況の方は多いはず。
身体も心もそして目の毛様体筋も、凝り固まって良いことは一つもありませんので、しっかりとケアをしていきましょうね!