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最近、美容目的でオイルを使う方が増えてきましたよね。
でも、一言で美容オイルといっても、オイルの種類によって特徴や期待できる効果は変わってきます。
今回は、どんなオイルにどんな特徴があって、どんな効果が期待できるのかといった基本的な情報を、19種類のオイル別にまとめてみました。
1.ホホバオイル(ホホバワックス)
2.アルガンオイル
3.マルラオイル
4.ココナッツオイル
5.オリーブオイル
6.スクワランオイル(サメ)
7.ライススクワランオイル
8.オリーブスクワランオイル
9.馬油
10.アプリコットオイル(アプリコットカーネルオイル・杏仁オイル・あんず油)
11.ローズヒップオイル
12.ピーナッツオイル
13.アーモンドオイル(スイートアーモンドオイル)
14.グレープシードオイル
15.マカダミアナッツオイル
16.フラックスシードオイル(亜麻仁油)
17.椿オイル(カメリアオイル)
18.アボカドオイル
19.菜種油
1つ1つのオイルが持つ異なる特徴をまとめていますので、ご自身の目的に合ったものをチョイスしてください。
今回の記事が、あなたの美容オイル選びの参考になれば幸いです!^^
ホホバオイル(ホホバワックス)
不飽和脂肪酸、ビタミンE、ビタミンD、アミノ酸やミネラルが豊富に含まれています。サラりとした植物性オイルで、肌なじみがいいことが特徴です。
お肌に対して伸びもよくべたつきもなく、髪にも均一に馴染んでくれるため、美容オイルとしてとても使いやすい質感です。
- 天然で未精製のゴールデンホホバオイル
- あえて精製することで酸化腐食することなく安心して保存できる透明なホホバオイル
と、用途や好みに合わせて選ぶことができます。
継続的に購入しやすい価格である点も魅力的ですね^^
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アルガンオイル
アルガンオイルはモロッコの南西部に自生している、アルガンノキの種子を搾って作られます。
天然のビタミンEを豊富に含んでいるため、抗酸化力(活性酸素除去力)が非常に高いことが特徴です。また豊富な不飽和脂肪酸がお肌にしっとりとなじみ、乾燥を防いでくれます。
お肌に伸ばすと、粘性が比較的高めなオイルがしっとりふっくらと馴染んで、お肌や髪は乾燥に負けずにしっとりつやっとした状態をキープできます。(←個人の感想です)
香りは、ほのかに甘い、爽やかな木の実の匂いがします。
元々モロッコで暮らすベルベル人たちが、料理にお肌に髪にと、乾燥地帯で自分たちの身を守るために生活に取り入れてきたとてもパワフルなオイルです。
そのため美容オイルとして、肌、髪、爪の乾燥対策に最強のパワーを発揮します。
- 洗顔後のブースターとして
- 化粧水や乳液の後の保湿目的として
- シャンプーに混ぜて使う
- 洗い流さないトリートメントとして
- ザラザラなヒジ、ヒザ、カカトに塗り込む
などなど、アルガンオイル一つで全身の乾燥を防ぐことができます。そのため、例えば旅行の際の荷物も少なくて済んで経済的だと大人気となりました。
天然のビタミンEの効果で、酸化や劣化はしにくいく扱いやすいという特徴もあります。
ただし、アルガンノキの実100gからわずか1gしか取れない貴重なオイルなため、他のオイルに比べてかなり高額です。
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マルラオイル
アフリカで長い間、伝統医療に使われてきたという歴史があり、主に火傷の治療に用いられてきたと言われています。
日本でも近年、抗酸化力がとても高いオイルとして美容マニアの間で注目されています。ビタミンE、C、フラボノイド、カテキンなど抗酸化力の高い成分が複数含まれていることが特徴です。
また、オメガ9(オレイン酸)も豊富に含まれているため、お肌へのなじみの良さと保湿力が両立されている美容向きのオイルです。
アフリカ原産の植物が原料で抗酸化力と保湿力に優れた美容オイルとして、アルガンオイルととてもよく似た特徴を持っていると言えます。
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ココナッツオイル
ココナッツオイルはココヤシの果肉部分から採れる油分ですが、ブームになったきっかけはラウリン酸の抗酸化作用と抵抗力を高める効果と、中鎖脂肪酸がダイエットに効果的であるとの見解が注目を集めたからです。
ラウリン酸は抗菌活性を持つと考えられていて、人間の皮膚に対してマイルドな抗菌作用を発揮してくれる成分です。石鹸やシャンプーなどに、ラウリン酸ナトリウムという名前でよく配合されています。
敏感肌の人がボディクリームの代わりにココナツオイルを使うことで、外部刺激からお肌を守ってくれると注目されました。
またハードなヘアセットやメイクを落とす際にココナッツオイルを馴染ませてからクレンジングすると良く落ちるため、強力な洗浄料を使わなくて済んでお肌に優しいと言われていたこともあります。
さらにココナッツオイルでうがいをしたり、口腔内をブクブクさせたりして、風邪予防や免疫力をつけようという活用法もあります。一般的には「ココナッツオイルプリング」という名称ですね。その他、「日焼け後のケア」等、活用方法は日々考案され続けています。
ココナッツオイルはダイエットにも有効?
中鎖脂肪酸は、腸から吸収された後、すぐにエネルギーとして体に利用される「ケトン体」に変換される成分です。あの糖質制限ダイエットのキーワードで有名な「ケトン体」という言葉のパワーも、ココナッツオイルブームの大きな要因でした。
関連記事⇒ココナッツオイルダイエットでケトン体増加!効果的なやり方は?ココナッツオイルは、天然のココナッツのほのかな甘い香りがします。融点は比較的高く24℃前後で、冬場はだいたい固形の状態です。
エキストラヴァージンと呼ばれるもの、「RAW」とパッケージに書かれた低温圧搾で製品化されたもの、調理用に敢えて香りを取り除いて精製したものなど、実は様々な種類が販売されています。
酸化のリスクの少ないオイルですが、アレルギーの要因となりうるという報告もあります。
CHECK!⇒エキストラヴァージンココナッツオイル
オリーブオイル
ビタミンA、E、ポリフェノール、が豊富に含まれています。またオレイン酸が多く含まれているため、お肌を柔らかくしっとり保つ効果も期待できます。
顔だけでなく、全身の保湿やマッサージに使用したり、クレンジングオイルとして使っても丁度いい粘度のオイルです。
サラりとしていて伸びがよく、それでいて適度に包み込んでくれるような安心感のある肌なじみと浸透感です。
化粧品としての100%天然オリーブオイルは、いくつも発売されています。
スーパーマーケット等で食用のオリーブオイルを買うこともできますが、安価な商品はオリーブオイル以外のオイルで薄められたものである場合もあるので要注意。
表示をよく見て、酸化に気をつけながら早めに使い切る必要があります。
CHECK!⇒化粧用の100%オリーブオイル
スクワランオイル(サメ)
人間も自分の皮脂腺でスクワレンを生成して分泌しています。いわゆる「皮脂膜」の成分の一つです。
そのためスクワランオイルは非常に肌なじみがよく、皮脂膜の代わりとなってお肌のバリア機能をサポートしてくれます。体内にも存在する物質のため、刺激がほとんどなく浸透もしやすいという点も安心できます。
中でもサメのスクワランオイルは、他のスクワランオイルと比べて長く美容オイルとして愛用されてきた歴史があります。
そのため精製方法も確立されていて、長い歴史の中で特にトラブルも報告されていないという安心感も嬉しいポイントです。流行の「自然のままだから安心」「未精製」といったキーワードには当てはまりませんが、安定した精製技術によって安心安全を確保しているという、堅実なオイルとも言えます。
スキンケアの最後に使ったり、ブースターとして使うことも、ボディケアヘアケアにも使える万能オイルです。
CHECK!⇒HABAのスクワランオイル
ライススクワランオイル
他のスクワラン同様、人間の皮脂によく似た成分で構成されているため、とても肌なじみが良く快適な使い心地です。
スクワランオイルの状態に精製・加工がされているため、酸化や劣化のリスクが低く、不純物による予期せぬ肌トラブルのリスクが低いという安心感があります。これは、未精製の天然オイルとはまた違った安心感ですね。
原料が米であるため、アレルギーのリスクが限りなく低く、サメスクワランに微量に含まれる「ブリスタン」という刺激物質も入っていません。
日本人にとっては「原料は米!!」だと聞くだけで、安心して健康的な美しいお肌になれそうと思ってしまうほど、安心感のある原料です。
実際に洗顔後のお肌に直接馴染ませると、すーっとお肌に吸い込まれていきます。ほんの少しずつ馴染ませるだけなので使用量は2~3滴ですが、ふっくらしっとり表面はサラサラという理想的な使用感です。(←個人の感想です)
他のスクワラン同様、透明でサラサラとした質感で匂いもありません。苦手な人はまずいないだろうと思うほど、クセのないオイルと言ってよいでしょう。
玄米1tからわずか4gしか抽出できないと言われるほどの希少性のため、他のオイルと比べて高価です。しかしほんの少しの使用量で済み、扱いやすいという安心感もある、とてもありがたいオイルと言えます。
CHECK!⇒100%ライススクワランオイル
オリーブスクワランオイル
スクワランオイルといえばサメ由来のものが有名ですが、近年動物愛護の観点から植物性スクワランオイルの需要が高まってきました。
中でもオリーブは、スクワレン含有量が他の植物原料よりも多いため、安定した供給が期待されています。
そのため、他の植物スクワランオイルよりも購入しやすい価格であるという特徴があります。オーガニックコスメの成分としても多用されています。
ライスフォースはトライアルセットが非常にお得なので、100%オリーブスクワランと使い比べてみても面白いかと思います。
CHECK!⇒ライスフォーストライアルセット
CHECK!⇒100%オリーブスクワランオイル
馬油
昔から、ヤケドやヒビ、あかぎれなどの民間治療使われてきました。
人気があり重宝されてきた理由は、ヒトにとって重要な潤い成分である皮脂(細胞間脂質・主にセラミド)に、最も近い成分の油脂であることです。
ヒトの皮膚の自然なバリア機能を補うことで、
- 乾燥を防ぐ
- 細菌感染を防ぐ、炎症を鎮める
などの効果が期待できます。
ドラッグストア等で比較的簡単に購入できること、通常固形か半固形の状態のため持ち運びしやすい点も特徴と言えます。
CHECK!⇒熊本産馬油の美容オイル
アプリコットオイル(アプリコットカーネルオイル・杏仁オイル・あんず油)
アプリコットオイルはオレイン酸を多く含むので、皮膚を柔らかくする目的で化粧品として使われることが多いです。
皮膚を柔らかくする以外にも、お肌の適切な水分保持を助けてくれたり、消炎・鎮痒作用も期待できます。そのため単体でお肌に使用するだけでなく、石鹸やクリームの原料として広く使われています。
イボに効くオイル
また、アプリコットオイルは『イボに効くオイル』としても有名です。
老化や新陳代謝の滞りが原因でできるイボ対策(首イボなど)には、オレイン酸のお肌を柔らかくする働きと新陳代謝を高めてくれる働きがとても有効です。
またウイルス性のイボは、老化や痒みによってついつい掻いてしまったお肌のダメージに、イボウイルスが入り込んでしまうことで発症しがちです。そういったお肌のダメージには、アプリコットオイルのの鎮痒作用や新陳代謝を助けて健康な皮膚を保つ働きにより、イボ予防の効果が期待できます。(ウイルス性のイボは別の箇所や他人への感染を防ぐため、早めの受診をお勧めします。)
オレイン酸が多く含まれるという意味では、アプリコットオイルよりも流通量が多く安価な傾向があるアーモンドオイルも同じような効果が期待できます。しかし、アプリコットオイルの方は不飽和脂肪酸のリノール酸も30%程含まれるため、アーモンドオイルよりも粘性が低くサラりとしています。
お肌へ伸ばす際の刺激が少なく浸透力も高いという点で、化粧用として重宝されているオイルです。
CHECK!⇒イボ対策用アプリコットオイル
︎ローズヒップオイル
ローズヒップオイルに使われているのは、一般的な観賞用のバラではなく『野ばら』の実です。ローズヒップティーは『ビタミンCの爆弾』として有名な人気のハーブティーですが、お茶ではなくオイルとしてお肌に使用した場合も、天然のビタミンCをお肌に優しく届けてくれます。
天然のトレチノイン酸(レチノール、ビタミンA誘導体)も含まれているため、お肌のターンオーバーを促してくれる効果も期待できます。また、肌なじみもよく、少量ずつゆっくりなじませるとべたつかず、使いやすいオイルです。
弱点は、
- 酸化しやすい
- 独特な香り
- 他のオイルと比べると高価
という点です。
酸化しやすいため、開封後は日光に当てないように気をつけて1ヶ月以内に1瓶を使い切るなどの注意が必要です。
香りも独特で、例えるなら、薄いイクラのような魚卵の匂いがします。
また、1kgの野ばらから3mlのローズヒップオイルしか取れないほどの希少なオイルのため、価格は高価になりがちです。
CHECK!⇒オーガニック認定の100%ローズヒップオイル
ピーナッツオイル
ピーナッツそのものの良い香りと、ビタミンEの高い抗酸化作用が特徴です。
血行をよくしてくれる働きがあると言われ、「エドガー・ケイシー」提唱の健康法を実践する人が、マッサージオイルとして全身に使用していることでも有名です。
比較的こってりとした質感のオイルですが、驚くほど素早くなじみ、塗った直後にすぐに服を着ても全く問題がないほどサラりとしています。
注意すべき点として、ピーナッツそのものと同じく、アレルギーのリスクが度々指摘されていることが挙げられます。乳幼児に与えたり、ベビーマッサージに使用することは避けた方が無難です。
また酸化しやすいため、開封後に早めに使い切る必要があります。
CHECK!⇒マッサージ用ピーナッツオイル
アーモンドオイル(スイートアーモンドオイル)
不飽和脂肪酸の一種であり、アプリコットオイルと同じく皮膚を柔らかく保つ働きがあるオレイン酸を60%以上含んでいます。またビタミンEも豊富です。
さらに最近の研究で、アーモンドオイルを4週間継続してお肌に塗ると、メラニン量の減少が認められるという結果が発表されました。健康、美容においてまだまだ期待され続けるオイルと言えますね。
質感は、お肌に塗ると、すべすべしっとりとした感じです。ホホバオイルや各種スクワランオイルに比べると少しこっくりとしていて、保湿力が高そうな安心感があります。
アルガンオイルやマルラオイルに比べると価格も手頃で、継続購入しやすいという点も魅力的。ボディケア、ヘアケア、クレンジングなど毎日たくさん使え、コスパの良いオイルと言えます。
CHECK!⇒スイートアーモンドオイル
グレープシードオイル
酸化しにくく加熱調理にも向いているため、大きなボトルで購入しても、料理にも全身のマッサージにも様々な用途に使用できて経済的です。
とてもサラりとした質感のオイルで、お肌にもすぐに薄く馴染んでくれます。いわゆる「ぶどうの匂い」は全くしないので、全身に使用してから服を着て外出しても問題ありません。
ベビーオイルと同じようにメイクの下地やメイク落としとして使っても、刺激が少なく快適です。
CHECK!⇒グレープシードオイル
マカダミアナッツオイル
人の肌や皮脂に近い成分を多く含んでいて、乾燥対策にと特に冬場に愛用する人が多い傾向にあります。
オレイン酸の他、人間の皮脂にも含まれているパルミトレイン酸という脂肪酸が多く含まれています。パルミトレイン酸は年齢とともに分泌量が減少していくため、シワやたるみなどの老化減少の予防に、マカダミアナッツオイルはとても効果的です。
質感は、比較的こってりとした感じ。お肌にサラサラ伸びて馴染みやすいオイルではありません。しかし浸透力はとても高いオイルなので、少しずつ丁寧に伸ばすとべたつくことはなく、時間が経っても乾燥しにくいしっとりとしたお肌になります。
美容の面以外にも、パルミトレイン酸は血管を強くし、脳卒中や心臓病の予防に効果があると認められています。またオレイン酸は、胃酸過多や胃潰瘍、便秘を防ぐ効果が期待できます。
沸点が高く、酸化しにくいという特徴も。お肌に、ヘアケアに、ドレッシングのオイルや調理油とマルチに使える高コスパなオイルと言えます。
CHECK!⇒マカダミアナッツオイル
フラックスシードオイル(亜麻仁油)
スーパーフードどころか「ミラクルフード」と呼ばれるフラックスシードオイルには、人間が健康に美しく生きていくために欠かせない脂肪酸が各種豊富に、理想的な割合で含まれています。中でもヒトの体を作るのに欠かせない必須脂肪酸の一種、オメガ3が豊富である点は大きな特徴です。
オメガ3は青魚にも多く含まれていて、動脈硬化や心疾患、高血圧を防ぐために積極的な摂取が推奨されています。
本来は化粧品としてお肌に使用するよりも、食品として摂取するためのオイルと言えますね。サラダにかけて食べたり、酸化しやすいという欠点をカバーするためにカプセル状にしたサプリメントもあります。
化粧品として使用感は最高だけど大きな問題も…
お肌に伸ばした場合、サラッと伸びる上に、あっという間に浸透したのか跡形もなくオイルが見えなくなるほどで、かなり驚きます。そして塗った後のお肌は、サラりとしっとりモチモチすべすべでさらに驚きます。まさに「赤ちゃんってこんなお肌だよね!!」という質感を叶えてくれます。
ここからはかなり主観が入ってしまいますが、ボディ用のローション、クリーム、ミルク、オイル等様々アイテムの中で、こんなにうっとりするほどのお肌にしてくれるアイテムは他に見たことがありません。
しかし、気になる点として「かなり臭いっっ!!!!」という大きな問題があります。
フラックスシードオイルそのものがまず、イクラのような魚卵臭があります。まさか青魚に豊富に含まれるオメガ3が、フラックスシードオイルにも豊富だからでしょうか??
お肌に伸ばすと体温で帰化でもしているかのように、全身からイクラの匂いが漂います。時間が経てば気にならないというわけでもなく、翌日もしっかりとイクラです。
匂いの問題さえなければ、最高の美容オイルと言えそうなほどの素晴らしさだけに少々残念です…。もしお肌に使う場合は夜に使用し、翌朝シャワーでゆっくりとすすぐように洗い流せば、それほど気にならなくなります。
また、とても酸化しやすいオイルなので、開封したらできるだけ早く使い切る必要があります。また、冷暗所での保管も大切です。
家族みんなでサラダにかけたり、お味噌汁やスムージーに混ぜたりすると、早めに使い切れます。ただし、少しでも早く使いきろうと、家族の方にお肌への使用をすすめるときは、ぜひ慎重に…^^;
CHECK!⇒フラックスオイル(亜麻仁油)
椿オイル(カメリアオイル)
ヤブツバキの種子を搾ったものを「椿オイル」と呼び、山茶花などのヤブツバキ以外のツバキ科の植物を原料として用いた場合は「カメリアオイル」という総称で呼ばれます。
主成分のオレイン酸は肌や髪に馴染みやすく、スキンケア・ヘアケアに平安時代から愛用されてきました。現代ではシャンプーに配合されていたり、ヘアオイルとして使用する場合がほとんどですが、昔はお肌にも使用していたようです。
「びんつけ油」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。お相撲さんの髪を結うのに使うアレです。
実はびんつけ油はお相撲さん用だけでなく、用途や季節に応じて色々な配合の仕方があります。椿オイルが主成分のものがほとんどですが、菜種油の割合が高いもの、固めのもの柔らかめのもの、配合される香料も様々です。
現代でも和化粧の白塗りは、化粧下地としてびんつけ油を使います。水溶き白粉が流れ落ちないようにするためだけでなく、お肌を乾燥や刺激から守り、化粧のり良く柔らかく滑らかな質感を保つため、昔から欠かせないアイテムです。大昔から日本人の髪と肌を守ってきた、安心して使える化粧オイルと言えます。
CHECK!⇒100%椿オイル
アボカドオイル
食用オイル・美容オイルは種子から抽出されたものが多いい印象ですがアボカドオイルは皮や種子の部分は取り除き、果肉部分を搾ったものが一般的です。そのためオイルに加工されても、アボカド栄養素である抗酸化力のあるビタミンE,A,Bや、カリウムやたんぱく質が豊富に含まれています。オレイン酸も豊富であるため、お肌に伸ばすと皮膚を柔らかく保ってくれる効果が期待できます。
粘性が強く、こってりとした質感のオイルのため、スキンケアに使用するとベタつきを感じる場合もあります。そういった場合は、他の粘性の低いオイル(ホホバオイル、グレープシードオイルなど)に混ぜて使うとあまり気になりません。
頭皮をマッサージして髪もオイルパックした後にシャンプーで洗い流すと、ベタつきを感じず、すっきり頭皮とサラサラしっとりヘアーになります。
ただ、どちらかというと美容用より食用の方に向いている特徴を持ったオイルという側面も。トーストに塗ったり、料理にかけたり、天然のサプリメントとして体の中からのキレイを助けてくれます。
選ぶ際は、美容・食用にかかわらず、コールドプレス法で圧搾された、酸化のリスクや精製で栄養素が失われていない商品を選ぶことをおすすめします。
CHECK!⇒アボカドオイル
菜種油
美容オイルとしては、菜種油単体で使われることはあまりなく、他のオイルとブレンドして製品となっている場合がほとんどです。
希少性が高く香りの強いオイルや、酸化に弱いオイルを製品化する際のベースになるオイルとして重宝がられている印象です。日本で昔から使われている「びんつけ油」も菜種油や椿油が主成分です。髪にも化粧下地としても使われてきた、現代でいう「マルチバーム」の原料として、長く愛用されてきたオイルです。
お肌に伸ばすと、しっとりとお肌を守ってくれるような安心感があります。アーモンドオイルやマカダミアオイルと少し似ている、こっくりとした質感のオイルです。
現在、日本国内で生産されている在来種のアブラナ自給率はとても少なく、希少性は高くなってきています。しかし例え今後高価なオイルになっても、美容オイルとしてとても安心感・安定感のあるオイルなので、重宝がられ続けるのではないかと思われます。
CHECK!⇒菜種油配合美容オイル
まとめ
いかがでしたでしょうか?
気になる特徴を持ったオイルは見つかりましたか?^^
美容オイルの使い方やお手入れ方法などに関しては別の記事にまとめますので、そちらもぜひご覧ください。