なんとも言えないすごい効果を実感し続けてきた『酒粕パック』。
関連記事⇒酒粕パックの効果の秘密 美白・シミ・ニキビに効果あり?しかし…さすがに面倒くさい、手間がかかるから今日はさぼっちゃおう。眠い。。ということも正直あります。
あとほんの少しでいいから楽だと続けやすいですけどね^^;
お米が原料の酒粕は美容パックとして、お肌との相性完璧なのにな。。
ということで突然ですが、酒粕以外のお米が原料の食品でパックをしてみました。試したものは、
- 甘酒
- 日本酒
- ライスミルク
の3つです。
今回は、これらのシートパックと酒粕パックの効果を、「ふわっとふにふに肌感」「香りや刺激が強烈でないかどうか」「面倒くささと、後片付けのしやすさ」などの点で比べてみました。
シートマスクを使った手作りパックを試してみたい方に、参考にしていただければ幸いです!
(全て個人の肌事情と実感に基づいた、効果と感想です。)
シートマスクパックに使用した食材一覧
今回、自作シートマスクに使用した食材は、
- 甘酒
- 日本酒
- ライスミルク
の3つです。
全て主原料は「コメ」です。
マスクは、
- ドラッグストアで売っている自分の好きな化粧水をしみこませて使うシートマスク
- シートパック用裂けるコットン
の2種類を使用しました。
以下に、甘酒・日本酒・ライスミルクの特徴について簡単にまとめておきますね。
甘酒
「甘酒」はコメと米麹を発酵させたものです。
酒粕を水で溶いて砂糖を加えたものも甘酒と呼びますが、今回はコメ+米麹で発酵させた方の甘酒を使います。
日本酒
「日本酒」はコメと米麹をアルコール発酵させたものです。
上記の甘酒ととてもよく似た原料と工程を経ていますが、日本酒の方はアルコール発酵させているため、当然アルコールを含んでいます。
酒粕が日本酒を絞った後の残骸(?)ということは、エキスである日本酒にだって絶大な効果がありそうです。
ライスミルク
「ライスミルク」は、一般的にはコメを粉砕して米粉にしたものを水に浸してから濾過し、油や塩を加えたものです。
元々はヴィーガンや乳糖不耐症、大豆アレルギーの人のためのミルクとして愛用されてきたものです。
最近は原料であるお米の糖質を酵素で分解する「糖化製法」で作られているライスミルクも日本で数種類発売されています。
糖化製法で作られたライスミルクは油や塩を加えていない商品がほとんどのため、シートマスクパックにより向いていそうです。
甘酒パックの効果と感想
八海山の甘酒を使ってシートマスクをしました。
シートマスクに甘酒を浸み込ませるまで
ドロッとした質感なので、シートマスクに含ませるのが少々大変です。小さいお米のつぶつぶが、シートには染み込まずに表面に張り付きます。
顔型のシートマスクも、数枚に裂けるローションパックできるコットンも同様に、染み込ませるのに苦労します^^;
甘酒パックをした時の感じ
酒粕パックのような独特の強い香りはしません。
甘酒のほのかな甘い香りがします。お肌にマスクを乗せた時の刺激も感じませんでした。ドロッと粘性が高いためか、お肌に乗せたシートがパリパリと乾いてきません。
洗い流した後の肌の状態は?
お肌はぷにぷにです。ぷにゅぷにゅツヤツヤです。見た目にもピカッとしています。さらっと洗い流せて、ベタつきや香りが残ることもありませんでした。
洗い流した後のもっちりぷにゅぷにゅ感は、他のどんな食材をパックにした時と比べて最強です。
酒粕パックを洗い流した時の、「うわっ!!お肌が透き通って真っ白!!」という感じは、あまりありません。でも、とにかくとにかくお肌がぷにゅぷにゅでびっくりします。(個人の感想です)
甘酒自体の粘性の高さから、容器から出してシートに染み込ませるだけの工程が、意外なほど面倒くさいです^^;
しかも流した後のシンクの掃除も若干面倒くさいというオマケ付きですが、それよりも肌のもっちり感を最優先したいという方にはおススメの食材です!
日本酒パックの効果と感想
日本酒のアルコール分を飛ばすため、5分ほど湯煎にかけ、常温になるまで冷ましてから使用しました。
透明な液体は、シートマスクにすんなりと染み込み、スムーズにパックできます。若干の日本酒臭がしなければ、普通の化粧水でローションパックをしているのと何ら変わりません。
日本酒パックをした時の感じ
アルコールが残っていたらピリピリと刺激を感じるのかなと心配しましたが、特にヒリつきやかぶれを起こしそうな感じはしませんでせん。
ただし、分厚いシートマスクを20分間お肌にのせていた時に、後半少しだけチクチクとする感覚がありました。このチクチクは裂けるコットンに染み込ませて使った時は感じなかったので、シート自体の素材の刺激である可能性大です。甘酒パックと違って日本酒には粘性がないためでしょうか??
日本酒の香りが苦手でなければ、優雅なお手入れタイムを過ごせます。
洗い流した後の肌の状態は?
お肌がすっきりシャッキリ、素肌そのものが健康健全な状態になったように感じます。キメが整い、ちょっとのトラブルには動じないような健康的なお肌です。
うるうるもっちりぷにゅぷにゅではなく、「素肌美人は、洗顔だけで綺麗なお肌。洗顔後焦って化粧水をつけたりしなくていいんです。優雅にアフターバスタイムを過ごします。」の状況を気取れるようなすっきりしたお肌が嬉しいです。
「もうちょっと潤いやモチモチ感が欲しい」「白っ!!」という効果を感じたい場合には、甘酒パックや酒粕パックの方が向いているでしょう。
日本酒パックの場合は、例えば肌断食する場合に目指す理想的な素肌=「健康的な素肌はサラリとしている。ベタベタは不自然。」を即実感できるほどの爽やかな素肌が叶います。
手軽なのも嬉しいポイント
日本酒シートパックは酒粕パックや甘酒パックと比べて、お手入れの工程や後片付けが楽なことが嬉しいポイントです。
湯煎にかけるのを電子レンジ利用に変えれば、さらに楽チンです。
また、酒粕、甘酒、ライスミルクのどれよりも手に入りやすいことも、挑戦しやすいポイントかと思います。コンビニでも、海外でも日本酒は売っています。旅行先でも手に入るので、旅先でも比較的手軽にパックができそうです。
ライスミルクパックの効果と感想
獺祭のライスミルクを使って、シートパックに挑戦です。
容器に入っているライスミルクを、普通にシートマスクに染み込ませます。シートに染み込ませるのに苦戦するということは特にありません。
ライスミルクパックをした時の感じ
ライスミルクのテクスチャーは、甘酒を濾してつぶつぶを取りのぞいたような、ほんのわずかな粘性を感じます。普通の化粧水や日本酒に比べると、シートに染み込んでいくスピードは若干ゆっくりです。
しかし、「面倒くさい….」と感じるほどではありません。お肌にマスクをのせた感じは、全く刺激も感じずにとても快適です。お米のほのかな甘い香りにリラックスできます。
洗い流した後の肌の状態は?
キメが整って、すっきりと潤ったお肌です。
ぷにゅぷにゅもっちりといった感触ではありませんが、カサカサが収まってしっとりとしています。糖化製法で作られたライスミルクを使用したからでしょうか。
試しに糖化製法ではなく、米粉を水に浸して絞ったライスミルクでパックしてみましたが、before→after の違いをイマイチ実感できませんでした。。
今回の3つの食材の中で、シートマスクにするのが一番手間がかからず楽だったのは、このライスミルクマスクです。シートに染み込ませるのも楽、湯煎にかける必要もないので、ほぼ普通のローションパックと変わりません。
「原料=お米」食品のパックの効果と感想
「甘酒」「日本酒」「ライスミルク」の3つの食材でシートマスクを自作してみた感想は、「かなり良い!!」です。
通常、食材を化粧品として使用することは、お肌の上で劣化・腐食してしまう懸念もあり、やめた方がいいと言われています。
しかし、この「米由来食品シートマスク」は、いずれもマスクをはがした後に流水で洗い流しています。一般のシートマスクと大きく違う点ですが、それゆえ劣化・腐食の心配をしなくて済む点は安心でした。
全体的に手間はどうだったか?
「手間がかかりそう…」の心配がどうだったかというと、フタを開ければすぐ使える化粧品と比べれば、もちろん手間はかかります。
でも例の「酒粕パック」よりは少し楽ちんです。酒粕パックのひんやりとした感触は、いろいろなクールダウンができて、最高のお手入れ時間が過ごせます。
関連記事⇒酒粕パックの効果の秘密 美白・シミ・ニキビに効果あり?ふわっと明るいお肌も叶えられてより最高なのですが、、メンドクサイ。。夜中に疲れ切った状態で、酒粕の入ったビニール袋をひたすらモミモミする気にはなれないものです。。そこへ行くと、今回の3種のシートマスクの方が「楽!!」と断言できます。
鮮度を保つためにも冷蔵庫での保管を!
また、どの食材も化粧品とは違うため、使いかけのものをきちんと冷蔵庫で保管する必要があります。劣化・腐食した食材をお肌にのせていたら、美肌どころか肌トラブルのリスクしかありませんもんね。
食品クオリティをいつも保つのも手間といえば手間ですが、それも含めて「なんか工作か理科実験してる…?」感はとても楽しい時間でした。
自作パック後にオイルケアも加えてみた
今回の自作マスク使用後、いずれもライススクワランのオイルをうすーくなじませました。(せっかくなので、最後まで「米由来」というキーワードにこだわりました^^;)
関連記事⇒美容オイル19種類の効果を比較!目的別のおすすめはどれ?いずれも乾燥とは無縁かつ、ベタベタしない快適なお肌をを保てました。
「もちっ」「ぷにゅっ」「さらっ」とした質感のお肌は、高価な化粧品を多用してもなかなか手に入るものではないと感じました。
手間はかかる分、経済的な負担は低めです。時間に余裕のある時のスペシャルケアとして、オススメですよ!^^