夏本番!に近づくこの季節、実はこの時期が最も夏バテになりやすい季節です。
えっ?!夏バテって夏の一番暑い時期になるモノじゃないの?と思われるかも知れませんが、実は夏本番を迎える前から夏の終わりにかけてなりやすい症状なんです。
夏仕様の身体になりきっていない中で急激な暑さに見舞われると、その気温差に耐えられなくなり身体が悲鳴をあげてしまい、そのまま夏本番になるともっとバテてしまうわけですね。
今回は、夏バテしない身体づくりのために、
- 夏バテの症状とチェック方法
- 夏バテの原因
- 夏バテ予防と夏バテ解消法
といった観点からまとめました。
夏バテの症状とチェック方法
毎日の食事がついつい冷たい物になってしまっていたり、喉が渇いたからといってしょっちゅう炭酸飲料などの甘い爽やかな飲み物ばかり飲んでいたりしませんか?
そんな兆候のある人は、既に夏バテになっている可能性大です。
本格的に夏バテになってしまうと、
- 全身のだるさ・疲労感
- 食欲不振
- 立ちくらみ・ふらつき・めまい
- 便秘・下痢
といった症状につながります。
いやいや、まだ夏バテになっていないよ!と言う人も、実は夏バテ状態に片足を突っ込んでしまっている可能性もありますので、ココは一つ夏バテになりやすい人の生活習慣をいくつか挙げてみる事にしましょう。
- 食事を作るのが面倒だ
- あっさりした食事ばかりしている
- うなぎやトンカツなどをよく食べる
- 汗をかかない様に水分補給は最小限
- 食欲が無い時のご飯はアイス
- 暑いからクーラーはガンガンかけている
- 夜更しばかりしている
- 寝苦しくて睡眠不足
- 日中は暑いので、家でまったり過ごしている
- 昼食や朝食など食事を抜くことが多い
このうち、0~1個の人は夏バテではありません。
2~4個の人は、夏バテになりつつあります。
5~10個の人は、確実に夏バテです!!
逆に言うと、これらに当てはまらないような生活を心掛けると夏バテになりにくくなります。
夏バテしてしまう原因は?
上記のような生活習慣を送ると、なぜ夏バテしやすくなるのでしょうか。
夏バテには以下の3つの大きな原因があると言われています。
- 自律神経の乱れ
- 脱水による水分不足
- 胃腸の働きの低下による栄養不足
自律神経の乱れは、冷房の利いた部屋と暑い外を行き来する際に体温調節がついていけず、体温調節をする役目の自律神経が疲弊してしまうことが大きな原因です。
水分不足になると、私たちの身体は暑くても汗をかかなくなります。
汗をかかなくなると、熱が身体の内側にこもり、酷い時は熱中症を引き起こします。
また、身体が暑くなると、手足から熱を放散しようと血液が手足に多く流れ、胃腸には充分な量が届かなくなります。
この状態で冷たい飲み物度を飲むと、さらに胃腸が冷やされて機能低下を招きます。
夏バテを予防したり、解消したりする場合は、この3つの方向から考えてみましょう。
夏バテの予防と夏バテ解消のための対策
まず、予防としておすすめなのは、あえて汗をかく時間と習慣を作るということです。
実は、現代人は、汗をかく汗腺が退化していると言う報告があります。
その原因として、暑い夏の気温を感じる事の無い空間で仕事や学校生活を送っていたり、なるべく汗をかかない様に水分をコントロールして摂取していたりする事などが挙げられます。
そもそも人が汗をかくのは、かいた汗が蒸発する時に身体の体温を奪って行く気化熱の原理で体温調節を行うためです。
汗をきちんとかければ、熱が身体にこもることもなくなります。
夏バテになりたくないなら、きちんと水分補給を行い、汗をたくさんかく練習をしましょう。
もし、すでに夏バテになってしまった場合は、
- 睡眠をしっかり取り規則正しい生活を心がける
- しっかり水分を摂って半身浴などで汗をかく
- 少量ずつでも良いのでバランスのとれた食事をとる
この3点を心がけるだけでも、自律神経・水分・栄養の3つの要素をリカバリー出来るので、回復までの時間が短くて済みます。
まとめ
夏バテは誰にも必ず起こる症状ではなく、汗をかく事を恐れすぎたり、不規則な生活や簡素な食事ばかりしているといったことの積み重ねによって起こりやすくなります。
少しの意識で暑い夏もバテること無く乗り切れますので、しっかり取り組んでいきましょう!