二日酔いになったら、まずは水分を摂って、サプリメントや薬を上手く利用しながら食べられるものを食べ、回復を待つのが王道ですが、少しでも早く楽になりたい場合はツボ押しも有効利用しましょう。
二日酔い全体に効くツボや、頭痛に効くツボ、肝臓や胃腸に効くツボなどはたくさんあります。
ただし、背中にあるツボの場合は一人だと押せないでしょうから、今回は手足のツボを中心にご紹介していきたいと思います。
ツボの場所に関しては、以下のアプリが便利です。
言葉でも説明しますが、場所が分かりづらい場合は上記のアプリで確認してみてください。もちろん無料です。
二日酔いに効くツボってあるの?
そもそも二日酔いに効くツボってあるのでしょうか?
ネットで調べるだけでは心もとないので、鍼灸師の友人に確認してみました!
そうしたところ、実際に二日酔いに効果のあるツボはあるらしいです!
ただし、本来は全身治療をして体の内面を整えた上で、二日酔いの症状を狙ったツボを利用するとのことで、いきなり二日酔いに効くツボだけを刺激して得られる効果は限られるとのことでした。
それでも、押さないよりはずっとまし!という回答を貰いましたので、以下に紹介していきたいと思います。
まずは、症状に関わらず、二日酔いや深酒をしてしまった時に刺激したいツボです。
とにかく、鍼灸師さんの間では「深酒したらまずは内関」というのが常識らしく、内輪の飲み会では皆さん内関を押しているとか(笑)
ちょうど骨がV字でぶつかる箇所があると思いますが、Vを谷に見立てて、谷底の部分が太衝です。
太衝は、「肝」に関係する経絡(ツボを結んだ線のこと)で一番重要なツボでもあるため、お酒を飲むとダメージを受けやすいので必ずケアをすると言っていました。
上記二つは、症状に関わらず最初に押さえておきましょう。
できれば飲み会当日から押してあげるのが理想です。
二日酔いで頭痛がある時に効果的なツボ
次に頭痛が辛い場合のツボです。
内関と太衝を刺激したうえで、下記の二つのツボをケアします。
両耳のとんがっている部分を結んだ線と、身体の正中線が交差した部分が百会です。
触ってみると、微妙に凹んでいるのが分かると思います。
百会は頭痛全般に効くツボなので、まずはこのツボを抑えます。
先ほど紹介した太衝と同様、V字を谷に見立てた谷底の部分が足臨泣です。
こちらのツボは、特に偏頭痛の様に側頭部の頭痛を感じる時に効果を発揮します。
また、「肝」に関係の深い「胆」という経絡に属するツボでもあるため、太衝と共にケアしておきたいツボになります。
二日酔いで吐き気など胃腸の症状がある時に効果的なツボ
次は、吐き気や胃腸の症状といった、消化器系が辛い場合に効果的なツボです。
こちらも、最初に内関と太衝を刺激してから押すようにしましょう。
脛の筋肉を下から手で滑らすと、膝の突起部分に当たって止まると思います。
そこから指三本分、下に距離を取った部分が足三里です。
足三里は「胃」の経絡に属する有名なツボです。
実際には、胃腸全体の症状をカバーしてくれるツボなので、消化器系の症状が辛い場合はまず押さえておきましょう。
ちょうど、太衝の手バージョンのような位置ですね。
合谷は「大腸」の経絡に属するツボで、特にお腹が壊れ気味になっている場合に刺激したいツボになります。
三陰交は、足のうちくるぶしから指三本分、骨を上に上がったところにあるツボです。
骨のふくらはぎ側の際の部分に三陰交はあります。
三陰交は「脾」という経絡に属します。
脾というと効きなれない言葉ですが、東洋医学では消化器系と大きな関わりを持つと考えられているようです。
足三里と表裏の関係にあるとのことで、セットで押してあげたいツボです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本来は、ツボは鍼やお灸で刺激をするのが良いとのことですが、指圧で刺激を加えてあげるだけでも辛い症状を緩和してくれるようですよ^^
ただし、ツボはあくまで補助と考えましょう。
水分補給、栄養補給が二日酔い解消の基本ですので、まずはそちらを優先させることをお忘れなく!